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政権交代への過剰な期待は危険である/森田実
http://www.asyura2.com/09/senkyo61/msg/146.html
投稿者 仁王像 日時 2009 年 4 月 02 日 21:17:31: jdZgmZ21Prm8E
 

(回答先: 小沢一郎氏はどうして巨額の資産を所有することができたのか? /森田実 投稿者 仁王像 日時 2009 年 4 月 02 日 19:46:11)

・森田実/2009.1.15(その1)
 政権交代への過剰な期待は危険である
 http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C04951.HTML

◆政権交代への過剰な期待
 多くの日本国民が麻生内閣には現在の国難を克服する力がないと考えれば、麻生内閣は信認されない。結果として、国民は小沢一郎民主党代表に次の政権を託す選択をするであろう。
 今、国民の間に麻生首相に対する不満が高まっている。麻生首相への不満が高まれば対峙する小沢民主党代表への期待が高まる。
 民主党は「政権交代を行えば日本はよくなる。不況も克服できる」との呼びかけを強めている。このことが国民の政権交代への期待を高めている。次期総選挙で多くの国民は政権交代への強い期待をもって民主党候補に投票する。
 この結果、小沢民主党政権が誕生することになろう。だが多くの国民は、小沢民主党が政権を取ったとき何をするか詳しく知らないまま、民主党候補に投票する。その結果、政権交代が実現する。
 実は、私はこのことを心配している。政権交代への過剰な期待が政権交代を生む。新しい政権ができたとき、期待はますます高まる。おそろしいのはこの後である。新政権が国民の過剰な期待に応えられなかったとき、過剰な期待は大きな幻滅に変わる。麻生内閣から小沢内閣への転換にはこの不安がつきまとっている。

◆小沢氏の外交・安保政策
 第一に、小沢民主党の政策と麻生自公連立内閣の政策には大きな違いはない。小沢代表は喧嘩上手であるため、麻生自公連立政権と小沢民主党との間に政策上の大きな違いがあるように見えるが、大した差はない。まず基本理念において、麻生自公連立政権は新保守主義から脱却し切れていない。この点は小沢民主党も同様である。
 たしかに、はっきりとした違いはある。それは「過去に対する政治責任」である。自公連立政権には今日、日本国民が直面している事態について責任がある。その責任を問われて当然である。
 一方、民主党は過去に対する責任は問われない。野党だったからである。この違いは、今回の選挙の場合、大きな要素である。
政策上の違いは外交・安保政策上で大きい。小沢代表は国連至上主義者である。国連決議には従うという姿勢である。小沢代表はこう述べている(『世界』2007年11月号)。
《私は、(中略)国連の活動に積極的に参加することは、たとえそれが結果的に武力の行使を含むものであっても、何ら憲法に抵触しない、むしろ憲法の理念に合致するという考え方に立っています》
《今日のアフガニスタンについては、私が政権を取って外交・安保政策を決定する立場になれば、ISAFへの参加を実現したいと思っています》
 ISAFとはドイツ、フランスなどの欧州合同軍による国際治安部隊のことである。今まで日本政府は武力行使をともなう自衛隊の派兵は憲法上できないとの立場をとっていたが、小沢代表はこれを乗り越えようとしている。
 国民待望の政権交代が実現し、小沢民主党政権が誕生したとき、日本国民は、自らがつくった新政権によって、アメリカが始めた宗教戦争に巻き込まれる危険がある。これでいいのか――と私は思う。

〔臭うぞう〜〕
 西松献金問題以前からの指摘である。小沢民主党と麻生連立政権は、本質的に違わないとの指摘。下の【長周新聞】も早くも「民主党の基本は第二自民党」だと指摘している。本質をズバリ指摘するプロの慧眼だと思う。森田氏は自らも豊富な政治的経験を持ちかつ長く政界を見てきた。お年寄りだからと言って甘く見ると間違う。いや青年のような若々しさがある。

 森田氏はその後も、小沢の危険性について、縷々具体的に指摘し続けてきた(下はすべて西松以前)。そこに今回の西松問題であり、森田氏の小沢批判もその延長線の中に捉えていく必要がある。

 阿修羅の異常なバイアスのかっかった「小沢フィーバー」とは一体何なのだろうか。「恋は盲目」で済まされることだろうか。
 ネット言論も深刻な問題を抱えていると指摘せざるを得ない。

・死に体の安倍改造内閣  改憲も官邸主導も破綻 【長周新聞】2007年8月29日付
 http://www.asyura2.com/07/senkyo41/msg/1135.html
 投稿者 愚民党 日時 2007 年 9 月 15 日

・森田実/2009.1.18(その1)
 《2009.1.13森田実出版記念会の報告D》2009年の世界と日本(5)――自公連立政権から小沢民主党政権への政権交代を実現するだけでは日本の国難を解決することはできない。「麻生自公」も「小沢民主」も本質は新保守主義であり、古い政治である。新たな調和主義に立つ「第三の道」を創造しなければならない
 http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C04960.HTML

・森田実/2009.3.1(その2)
 横浜の同志Sさんへの手紙〈3〉続・総合月刊誌『Will』2009年4月号の森田論文(「小沢“独裁国家”は危険すぎる」)について
 http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05067.HTML

・森田実/2009.3.2(その2)
 横浜の同志Sさんへの手紙〈4〉総合月刊誌『Will』2009年4月号の森田論文(「小沢“独裁国家”は危険すぎる」)について(その3)
 http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C05072.HTML

 

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