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【デジタル紙の爆弾】 和歌山カレー事件と疑惑の二階俊博経産相を結ぶ点と線
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デジタル紙の爆弾 http://kamibaku.com/modules/weblog/
和歌山カレー事件と疑惑の二階俊博経産相を結ぶ点と線
カテゴリ: 経済・政治・国際 :
執筆者: kamibaku
(2009/04/11 3:09 pm)
民主党・小沢代表に続き、西松検察疑惑に揺れる二階俊博経産相。
その政治資金収支報告書を見ていると、あっと驚くような献金先があった。
なんと、デジタル紙の爆弾でこれまで何度も報じている、和歌山カレー事件
との関連が浮上してくるのである。
二階氏に献金しているのは、和歌山市に本社がある白洋建設だ。
政治資金収支報告書から、二階氏が支部長の自民党和歌山県第３支部や
かつて二階氏が所属した保守党和歌山県第３支部にひんぱんに献金をして
いるのがわかる。
「白洋建設といえば、二階さんの銘柄で和歌山では知られるところです」
と和歌山の建設業者は口々に言う。 白洋建設を実質的に仕切っていたのは、
かつて副社長だったＴ・Ｈ氏だ。 Ｔ・Ｈ氏は、成長の家をバックに権勢を誇った
玉置和男衆議院議員の秘書だった。
「二階さんはＴ・Ｈ氏が玉置氏の秘書だったころはまだ県議でした。玉置氏の
実力が当時から知られており、二階君よって感じでＴ・Ｈ氏は呼んでいました。
秘書と議員の立場が逆転したような関係でした」
と白洋建設の関係者は打ち明ける。
玉置氏亡きあとは、
「和歌山の公共工事ににらみを利かせ、いつしか白洋建設の顧問になっていた」
（前出・白洋建設関係者）
それまで「裏」で知られたＴ・Ｈ氏。なぜかその名前が突然、浮上したのが和歌山
カレー事件だった。 Ｔ・Ｈ氏は逮捕された、林真須美被告宅に頻繁に出入りして
いた。とりわけ、夫の健治氏とは親しく、毎日のようにマージャンをしていた。
また、真須美被告の親族の一人は、Ｔ・Ｈ氏の口利きで白洋建設の社員だった。
「当初、カレー事件は健治氏の犯行ではないかとのうわさが流れていた。しかし、
足が不自由な健治氏が単独で犯行するのは無理だと、親しいＴ・Ｈ氏との関係が
疑われたのでした」
と和歌山県警関係者は言う。
事実、Ｔ・Ｈ氏は真須美被告逮捕後、何度も和歌山県警から事情を聞かれている。
デジタル紙の爆弾が入手したＴ・Ｈ氏の検面調書には、４９ページにわたって、
和歌山カレー事件に関する記載がある。
真須美被告が、保険金詐欺のために火傷を負った時身体障害者手帳の取得に
尽力したのが、地元で顔の利くＴ・Ｈ氏であった。
Ｔ・Ｈ氏のおかげで、真須美被告は障害者１級を取得。保険金詐欺には役立ったという。
また、調書には保険会社とのトラブルの仲裁にあたり、
＜真須美さんが火傷したのは事実ではないか。１級の認定になっていることに、
疑問があるのか＞
＜事故を認めておいて、給付金が出ないのはおかしい＞
などを保険金詐欺の口添えをしたことを認めている内容なのだ。
だが、なかなか保険会社が給付金を支給しないため、Ｔ・Ｈ氏はわざわざ保険会社
の弁護士のところまで出かけて、交渉している。
保険金詐欺の「片棒」をかついでいたのだ。
「二階氏の疑惑について、Ｔ・Ｈ氏はよく知っています。和歌山県知事が逮捕された
時も、Ｔ・Ｈ氏の名前が浮上した。とにかく、Ｔ・Ｈ氏のまわりには事件が多い。二階氏
のことなど、Ｔ・Ｈ氏に聞けば、ほとんどわかりますよ。しかし、いつも逃げきる。
この変わり身の早さは素晴らしい」
と和歌山県の関係者は苦笑するばかりだった。
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