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年金２分の１法案参院審議入り 首相、早期成立の必要性強調（中日新聞）
2009年4月27日 20時31分
基礎年金の国庫負担割合を現行の３分の１強から２分の１に引き上げる国民年金法等改正案は２７日午後、参院本会議で趣旨説明と質疑が行われ、審議入りした。麻生太郎首相は「持続可能な年金制度を確立するためにも引き上げは不可欠だ。国民に対しての約束として確実に実行する」と述べ、早期成立の必要性を強調した。民主党の中村哲治氏への答弁。
ただ、過半数を握る民主党など野党は参院厚生労働委員会で徹底審議を求める構えで、早期成立への道筋は見通せていないのが実情だ。
法案は２００９年度から引き上げを実施し、必要財源は年間約２兆５０００億円。当初想定していた消費税率引き上げなど「安定財源」は確保できず、０９年度と１０年度に限って特例的に財政投融資特別会計の「埋蔵金」から賄う。
首相は、将来的な財源について「消費税を含む税制抜本改革の実施で社会保障の安定財源を確保したい」と述べ、消費税率引き上げに重ねて意欲を示した。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009042701000641.html
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