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5月25日7時8分配信 西日本新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000005-nnp-l46
鹿児島県阿久根市の出直し市長選が２４日、告示された。いずれも無所属で、前市長の竹原信一氏（５０）と新人で元国土交通省職員の田中勇一氏（５６）の２人が立候補。竹原氏の政治手法に議会が反発し、混迷した市政のかじ取りをどちらに託すのか。竹原氏の市政運営の是非を最大の争点に、３１日の投開票に向けて１週間の選挙戦が始まった。
４新人が立候補し、１２年ぶりの選挙となった昨年８月の市長選から様相が一変。失職した竹原氏と、失職に追い込んだ市議などが擁立した田中氏との一騎打ちの激戦となった。
竹原氏は同市赤瀬川の選挙事務所前で出陣式。支持する市議が「市役所人件費を市民のために使わなければ阿久根の明日はないという竹原さんの考えに賛同する。もう一度市長にしよう」と呼び掛けた。竹原氏は「市民が市政への不満を募らせた原因は本当のことを知らせなかった市役所、議会、歴代の市長にある」と強調。「本当のことを知って変わらなくてはいけないのは阿久根市民のみなさん。みなさんが変わることが阿久根が変わることだ」と訴えた。
田中氏は竹原氏と同じ地区にある選挙事務所前で出陣式。前回の市長選で立候補した元議長と元市職員の２人や反竹原氏の市議１１人が顔をそろえた。田中氏は第一声で、反竹原氏の勢力の一本化に配慮し「前回立候補した２人の思いを受けて戦う」と強調。「改革という名の下に行政を破壊し、市民を路頭に迷わせている」と竹原氏を批判した。農林水産業の基盤整備で阿久根の再生を図るとし、「公平性、透明性、説明性を基本に市政運営に当たる」と訴えた。
投票は３１日午前７時から午後７時（一部６時）まで市内２１カ所で行われ、午後８時１５分から同市塩鶴町の市民会館で開票される。
＝2009/05/25付 西日本新聞朝刊＝
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