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２年連続の景気刺激予算 ０８年度歳入欠陥７千億円【47NEWS】
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009070101000768.html
政府は１日、一般歳出の上限額を過去最大の５２兆６７００億円とする２０１０年度予算の概算要求基準（シーリング）を閣議了解した。
社会保障費の抑制方針は撤回し、公共事業などに充てる重点枠や予備費として総額１兆円を確保。
衆院選を控えた与党の歳出圧力も反映、２年連続の景気刺激型になる。
財務省が同日発表した０８年度の一般会計決算は、税収が前年度比約６兆８千億円減り、歳入が歳出を７１８０億円下回る「歳入欠陥」になった。
税収低迷による国債の大量発行は今後も続くとみられ、景気が早期に回復しないと財政は一段と危機的状態となる。
概算要求基準を踏まえ、各省庁は例年通り必要額を８月末までに要求する。
ただ、「予算の総組み替え」を掲げる民主党が衆院選後に政権を奪取すれば、予算の編成手法や内容が大きく見直されるのが確実。
選挙結果が１０年度予算を大きく左右することになる。
１０年度の概算要求基準は、前年度に１兆円を計上した経済緊急対応予備費を継続。
うち３５００億円は重点枠の「経済危機対応等特別措置」に衣替えし、公共事業のほか、雇用対策や地域活性化に充てる。
2009/07/01 17:20 【共同通信】
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