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衆院選：首相、応援に行けず 鳩山代表、新潟で街頭演説【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090727k0000m010068000c.html
衆院解散後、初めての日曜日となった２６日、各党党首は街頭演説をこなすなど、有権者に支持を訴えた。
ただ、麻生太郎首相は豪雨被害を受けた山口県防府市の視察が雨で中止になったため、終日東京都内で過ごし、選挙応援にも出かけずじまい。
民主党の鳩山由紀夫代表は街頭演説中心の日程をこなし、自民、民主両党首の「選挙サンデー」は対照的な姿になった。
首相は２６日午前、防府市視察のため航空自衛隊Ｕ４多用途支援機に乗るため羽田空港に向かった。
しかし、空港内で電話協議した二井関成山口県知事が「強い雨が降っており、２次災害も懸念される」と報告、出発直前に中止が決まった。
首相は同空港内で記者団に「地元の状況を考慮して、本日の現地調査は中止した。
２次災害防止、復旧復興に万全を期すよう、知事に申し上げると同時に、政府内にも対応を指示した」と語った。
防府市の国道２６２号が寸断され、迂回（うかい）路として活用されている高速道路の無料化を西日本高速道路に要請するとも表明した。
その後、首相は公邸に戻った。
週末初日の２５日には会頭を務めた日本青年会議所（ＪＣ）の横浜市での会合であいさつした後、仙台市での自民党宮城県連のセミナーで講演したが、いずれも屋内の「身内の会合」で、初めての週末は街頭演説を行わずに終わった。
公明党の太田昭宏代表は自身の選挙区である東京都北区内で街頭演説。
「民主党はブレまくっている。
児童手当に４回続けて拡充に反対したのは民主党だ」などと民主党を批判した。
一方、鳩山代表は新潟県入り。車で移動しながら新潟市など４市をわたり歩き、街頭演説や集会をこなした。
「１人の命を粗末にしないどころか、多くの命が粗末にされてしまう政治を作り出してしまった」。
鳩山氏は新潟市内での街頭演説で、後期高齢者医療制度や医師不足、社会保障費の削減などを「官僚任せの政治の弊害」と強い調子で訴えた。
これに先立ち商店街を練り歩いた際には、鳩山氏に握手を求める人や携帯電話で写真を撮る人が後を絶たず、日程は遅れ気味になった。
同県新発田市の立候補予定者事務所の会合では、鳩山氏は「首相を終えた後、政界に残ってはいけないと思う。
影響力を行使することが政治の混乱を招いている」と発言し、会場からは驚きの声も上がった。
２５、２６日の週末は、共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首、国民新党の綿貫民輔代表も、それぞれ全国各地で街頭演説などを行った。
【佐藤丈一、坂口裕彦】
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