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(回答先: 都議選大勝の風に頼るな、民主党 （永田町異聞） 投稿者 紅の酢豚 日時 2009 年 7 月 14 日 12:24:52)
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2009.07.13 民主党は対石原野党を貫け
伊藤力司 （ジャーナリスト）
衆議院選挙の前哨戦として注目された都議会選挙は民主党の躍進と自民党の後退で、自公連立与党の過半数割れという結果になった。「予想通りの敗北」に見舞われた麻生首相の党内基盤は一層弱体化し、国会解散の大権を行使できるかどうか微妙になってきた。
都議選としては異例の高い投票率だったが、有権者の投票意識は石原都政に対する注文という以上に、民主党の掲げる「政権交代」のスローガンに乗ったもののように思える。鳩山代表の献金疑惑を抱える民主党にとっては、どんなに遅くても９月には行われる総選挙の予行演習で上々の成績を挙げたということだろう。
この夏はいよいよ、自公政権の存続か民主党を軸にした政権交代かの政治決戦が展開されるわけだが、都議会選挙の結果は鳩山民主党に勢いをつけたことは間違いあるまい。そこでとりあえず、民主党に注文をつけておきたい。それは石原都政に対する野党姿勢を貫くべきだということである。
石原都政はこれまで（１）新銀行東京への追加出資（２）築地魚市場の豊洲移転（３）２０１６年オリンピック招致（４）外環道練馬−世田ヶ谷トンネル工事開始−などの方針を、少なからぬ都民の疑問を封じる形で進めている。その一方で都立病院の“解体”や公立保育園の民営化など、都民の暮らしに冷たい「合理化」政策を進めてきた。
それもこれも自公連立与党が都議会の過半数を占め、石原提案を支持してきたからだ。しかし問題は、民主党も石原提案の９９．３％を支持してきたという事実があるのだ。民主党は過去４年間、野党の振りをして石原都政の与党だったと言っても過言ではない。
都民は石原都知事と自公与党体制にはっきりと「ノー」を突きつけ、民主党に野党として石原知事の強引な施政を正すよう期待している。民主党は政権交代ムードに浮かれず、都議会第１党として厳しく石原都政の監視に当たってもらいたい。
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