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ハゲタカ国政府のトップたち
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投稿者 真夏の海の家 日時 2009 年 7 月 20 日 19:05:37: KrtQ.xI9naUzg
 

ハゲタカ国が住宅バブルになるまでの流れを追っていくと、住宅バブルは単なる現象でしかないことがよく分かる。これを可能にする法律の制定など周到な準備を経て行われていた。るいネットで「ryujin亭」という方が、広瀬隆さん著『資本主義崩壊の首謀者たち』の該当する部分を書き出してくれている。こんな奴らと比べると、日本の官僚の天下りなど可愛いものとも思えてくる。かつ、官僚を最も攻撃しているマスコミが、大久保逮捕などで最も露骨に小沢さんを攻撃していた「サンデープロジェクト」や「TVタックル」を放映しているテレビ朝日となれば。

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グラス・スティーガル法とは、1929年「暗黒の木曜日」の株式大暴落によって投資家から失われた信頼を取り戻すため、証券法に続いて、1933年に施工された銀行法で、ここで銀行と証券会社の兼業が禁止された。法案を主導した議院2人の名前を取って名づけられた。

ところがクリントン政権末期の1999年11月,この「銀行と証券会社の兼業禁止」と言う重要な法律を66年ぶりに撤廃する金融サービス近代化法(現グラムリーチ・ブライリー法)を発効させ、金融腐敗を助長したのが財務長官ロバート・ルービンとその部下として財務副長官を務めていたローレンス・サマーズ、そして彼等と組んだFRB議長アラン・グリーンスパンたちウオール街の監督者でした。
監督して規制すべきこの3人が、自ら規制の枠を取っ払って、ウオール街の暴れ馬が好きなように利益追求に向かって走り出すよう、馬の尻に思いっきり鞭をくれたのです。

これがとんでもないバブルを招くこととなりました。

何故なら、アメリカ人大衆の莫大な金は、たとえ投機や投資に全く縁がない貧乏人の金であっても、預金が商業銀行に入るばかりでなく、クレジットカードや様々な形で普通の商業銀行の門をくぐって、通り抜けます。それを預かるバンカーたちが投資を行って良いというのが、ルービンとグリーンスパンたちの生み出した新システムです。従って全米に満ち溢れる全ての金が、商業銀行を経由して、ウオール街の投資業界に流れ込む仕組みが出来上がりました。

そればかりでなく、商業銀行が投資業界に進出してきたため、この巨大なマンモス資本に対抗するため、証券会社もまた、自らヘッジファンドとなって、ハイリスクハイリターンの最も危険な道に雪崩れ込んでゆきました。こうなると、銀行界と証券界の利益争奪戦になりますから、それまで敬遠していた配当率の高いハイリスクハイリターンのヘッジファンドのような投機業界でさえも、バンカーにとって、ライバルを倒すための魅力的な投資先に見えたのも当然です。金融界は、業界をあげて投機屋へと化けてゆきました。おそろしく危険なメカニズムが国家ぐるみで動きだしたわけです。

その結果どんなことが起きたか

グラス・スティーガル法が消えた翌2000年には、アメリカの最上位の富裕層を占めるたった1%の人間が、全米の冨の20%を占めてしまいました。上位5%だと35%を占めてしまうことになった。さらに2001年ブッシュ政権になってさらにこの格差は拡大する。就任後ほどなく富裕層をさらに優遇する措置として、遺産相続税の廃止を打ち出し、これに民主党の議員の1/4以上が賛成したため、法案が成立して、ますます貧富の差に拍車がかかりました。

2008年の経済紙「フォーブス」の全米トップ400人の資産合計は1兆5729億ドル(約157兆円)に達し、1人平均4000億円、〆て日本の国家予算の2倍というアリスも驚く不思議の国になりました。

(そして2008年のリーマン破綻と世界金融市場の崩壊)

そして、オバマ政権はこの(悪名高き)2人をなんと政権の経済ブレーンを固める要職に就けた。中でもサマーズは新政権の国家経済会議委員長に任命され、崩壊したアメリカ経済の立て直しリーダーに就任した。またオバマ新政権の財務長官になったティモシー・ガイトナーという人物はクリントン政権財務長官であったルービン〜サマーズのもとで財務次官をつとめた官僚トップであり、DS法廃止の立役者だった。その後IMF政策企画審査委員長としてグローバリズム拡大のための金融政策を動かした問題児である。そして2003年には、こともあろうに「リーマン・ブラザーズ」会長だったP・ピーソンによって、ウオール街を取り仕切るヒューヨーク連銀総裁に抜擢され、グリーンスパンの手先となったわけです。

「金融腐敗」を生んだ「ダグラス・スティーガル法の廃止」とその懲りない張本人達 by 「ryujin亭」さん
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=208276
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湘南の片田舎から
http://ootw-corner.asablo.jp/blog/  

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