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小沢一郎、出馬選挙区未定を続ける背後 − 松田 賢弥(ニュースを斬る)
http://www.asyura2.com/09/senkyo68/msg/377.html
投稿者 稀代の天才白魔女さん 日時 2009 年 7 月 31 日 02:16:45: u31fCu3ZM.QfQ
 

小沢一郎、出馬選挙区未定を続ける背後:日経ビジネスオンライン

民主党の幹部であるにもかかわらず、未だに民主党から公認を得ず、さらに出馬する選挙区が決まっていない人物がいる。前代表で現在は代表代行の立場にある小沢一郎だ。

 8月30日投票の総選挙に出馬する多くの民主党候補者は、衆議院が解散した7月21日に、党から公認を受けている。だが民主党で選挙を取り仕切る小沢本人は、自身の身を固めないままにいる。なぜか。

 7月24日、小沢はひさしぶりにカメラのフラッシュの放列をあびた。この会見で小沢は、かねてから取り沙汰されていた東京12区からの出馬は見送ることを明かした。同選挙区からは、元テレビリポーターで参議院議員の青木愛に決まったことを会見で発表したからだ。青木は民主党で小沢率いる小沢グループに所属し、小沢の子飼いとも言われる人物だ。

 青木の出馬選挙区が決まったことで、小沢はこれまで通り岩手4区から出馬するのはほぼ間違いない。ただ未だに本人は、岩手4区から出馬する意向を明らかにしていないが。
地元に走った衝撃

 岩手4区は、小沢が父・佐重喜から引き継いだ選挙区で小沢の地元だ。岩手4区に含まれる岩手県奥州市水沢区(旧・水沢市)は、小沢が中学3年生まで過ごした故郷。1969年の初当選以来、この地から出馬し続けてきた。

 その水沢で、昨年秋に衝撃が走った。小沢が次回の衆院選で、岩手4区から東京12区に国替えするという意向が報道などで伝えられたからだ。東京12区は公明党・太田昭宏代表の地盤だ。小沢は国替え問題が明るみに出てから、会見などでそれに対する明確な意思を示してはいなかった。

 だが1週間前の24日の会見で、「(東京12区について)当初から私自身の出馬を検討しておったところですが、諸般の状況の中で…」と、本気で東京12区からの出馬の機会をうかがっていたことに初めて言及した。しかし、その会見でも地元の岩手4区から出馬することを明示しなかった。

 小沢は深謀遠慮の男。選挙が1カ月後に迫る中、出馬選挙区を未だに決めていないのは選挙戦を優位に導くための戦法という部分もあるだろう。小沢は選挙に強いという評もあるだけに、巧みな選挙戦術かもしれない。

 だが、今回の国替え騒動は、かねてからの主張である政権交代の実現を目指した戦略的展開だけとは言い切れない面が垣間見える。それは西松建設事件で話題になったように、闇に包まれた多額の政治資金の使途の問題とリンクする。
巨額な資産の相続問題を浮き彫りに

 筆者は最近、『小沢一郎 虚飾の支配者』(講談社)を上梓した。西松事件に象徴されるように、なぜゼネコンは小沢に巨額なカネを献金したのか、小沢はそのカネをどこに貯め、何に使ったのか、その金脈をその追い続けたものである。

 著書でも触れたが、「国替え」説は、図らずとも小沢の巨額な資産の相続問題を浮き彫りにした。それを示すのが昨年12月1日付けの毎日新聞に掲載された記事だ。

 「『国替え』の有無 明言なし/地元・岩手4区 長男に出馬打診も」

 記事によると、小沢は9月中旬、長男に「オレの跡を継いでくれ」と出馬を打診。地盤を長男に譲り、小沢本人は公明党・太田代表の東京12区からの出馬を検討したが、長男は出馬を固辞したという内容だ。

小沢一郎、出馬選挙区未定を続ける背後:日経ビジネスオンライン

記事にある小沢の長男はどのような人物なのか。小沢の地元、水沢に行き、後援会のある幹部に話を聞いた。その人物は、

 「(小沢の)長男は子供のころ、水沢で育ったらしいけれど、彼について地元で知っている人はわずかではないか。長男の出馬となれば、対応を考えさせてもらう。われわれはイエスマンじゃないんだから、後援会だってすぐにまとまらないだろうな」

 この話を聞いたのは、報道が出てから5日後の2008年12月6日だった。地元を歩き、小沢後援会幹部からはいずれも、「長男は知らない…」を困惑の色を隠さず、小沢の真意を訝った。

 小沢は急死した父、元建設大臣・佐重喜の跡を継いだ二世議員である。和子夫人との間に3人の男の子をもうけた。その息子のどれかに地盤を継がせた場合、3代にわたる世襲議員が生み出されることになる。
都内を中心に10件以上もの高級マンションを所有

 小沢はなぜ世襲批判が湧き上がってくることを予期しながら、長男の出馬という“離れ技”をやろうとしたのか。実は小沢には、巨額な資産の相続という「政治とカネ」の問題がつきまとっている。

 小沢は自身が代表の政治資金管理団体、陸山会の1994年から2007年までの14年間で総額約15億円にのぼる政治資金(事務所費)を使い、東京都内を中心に10件以上もの高級マンションを所有。その総額は約10億円にのぼる。

 2007年10月には陸山会が政治資金で購入したマンションから家賃収入を得ていた問題が明るみになり、賃貸先に家賃を返還する事態となった。この際、不動産の所有者が小沢個人になっていることが、メディアなどで問題視された。

 不動産購入資金の原資には政党交付金(税金)も含まれている。その不動産はすべて小沢一郎名義で所有していた。政治資金規正法は、資金使途として不動産の所有を禁じていない。その法の網の目をくぐるようにして、政治資金で約10億円にものぼる不動産を購入し資産形成を図るというのは前代未聞のことだった。

 問題はその資産の相続が不透明なことだ。弁護士と税理士の資格を持つ日本大学法学部の北野弘久名誉教授はこう解説する。

 「小沢さんが『自分は名義を貸しただけで、所有は陸山会だ』というのならば、第三者の立会いのもとで作成された公正証書にそう記されなければならない。そうした手続きが行われていないのであれば、不動産の所有者は実質的に小沢一郎ということになる。このままの状態では登記上はあくまでも小沢さん個人の所有だから、小沢さんの死後、親族に私的に相続されることになります」

 小沢が世襲を諦めて引退し、後に親族が資産を相続するなら、小沢家の私人による税金の“私的流用”という批判が湧き上がりかねない。小沢はたびたび話題になるように、健康不安がささやかれる。

 万が一とはいえ、相続問題が近い将来に起こり得ることもある。その時のために、今から息子に地盤を引き継ぎ、政治資金で購入した個人名義の不動産を仮に息子が相続したとしても、政治活動のための不動産という位置づけを保ち続けようとしているのではなかろうか。

 政権交代を声高に叫んできた本人が、その最大のチャンスが巡ってきた今、出馬の姿勢を明確にしない不可解さが、そう思わせる。民主党が、小沢の西松建設からの巨額違法献金などの「政治とカネ」を巡る一連の疑惑を避けて通ろうとするなら、政権の将来は危ういとすら思われる。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090729/201270/?P=1

日経ビジネスのサイトにいきなり松田さんの記事が出てきた。
連載?というわけではないようだが。今後も書いてくれるかもしれない。

松田 賢弥といえば知る人ぞ知る硬派ジャーナリストである。

動画にも出てる オススメ

http://www.youtube.com/watch?v=WpDnO9Y0c8A

http://www.youtube.com/watch?v=lUqcQIMOZ7k

http://www.youtube.com/watch?v=jFLZYZsCj34

http://www.youtube.com/watch?v=aFgRJIu4GG0

http://www.youtube.com/watch?v=ZMsZiOUIdMI

http://www.youtube.com/watch?v=VUm5zSx7ArI  

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