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http://www.kinyobi.co.jp/backnum/data/fusokukei/data_fusokukei_kiji.php?no=721
| ピョンタくんの連載をはじめたとき、総理大臣は小泉純一郎さんだった。日の丸が大好きで靖国が大好きで早く戦争をしたくてしょうがない卯翼の主人公にとって、この四年何カ月ネタには全く困らなかった。 〇五年の衆院選で与党は圧勝、ピョンタは調子こいて大いばりだ。イラクにはとっくに「派兵」してるし、ブッシュと純ちゃんはペアルックで歌う仲、議会で三分の二議席取ったということは憲法改正に王手をかけたことになる。ピョンタ同様、八月一五日に堂々と靖国参拝した純ちゃんに喝采した国民も多かったはずだ。 続く安倍晋三氏がこれまたキャラが立っていた。「美しい国日本」を掲げ教育基本法には愛国心教育を、防衛庁は防衛省に昇格。小躍り状態のピョンタ。国民投票法も整い九条つぶしにあと一歩、シンちゃんの心情はピョンタには痛いほどわかる。「自虐史観」を改めて過去の戦争を美化して、お国のために働いてくれる子どもを育てなくてはいけないのだ。これまであんまり自由と権利を与えすぎた、もっと義務と責任を国民には課さなくてはならないのだ。 鼻息荒くシンちゃんと共に張り切っていたピョンタなのだが、年金問題が浮上したりバンソーコ大臣が出現したりで参院選で自民は惨敗。この頃は大臣の就任辞任も忙しく、せっかくピョンタがページの中で応援しても雑誌が出る頃には消えてる議員が続出、いつの間にかシンちゃんもシオシオのパーで去っていったのだった。 そのうち登場してもらおうと似顔の練習をしている間に福田さんも引退、マンガ好きを自称していた麻生さんはたしかにそのままマンガに使えるセリフを連発、ヨッパライ大臣のメロメロ会見といい、ピョンタがおもしろいことを言う必要もないくらいの一年だった。「働くしか能がない」発言、……最後までやってくれるなァ。シメキリに間に合えばピョンタにもう一回突っ込みを入れさせたかったなァ。 上から目線で国民をナメくさってた四年分のツケがもうすぐ清算される。ピョンタのがっかりする顔が目に浮かぶけど、いたしかたあるまい。キリがいいので次号で「ピョンタくんの楽しい戦争」は最終回としますが、ときどきはおじゃまさせてください。彼の野望がまだ完全に絶たれたわけではなさそうなので……。 ------------------ ふーん、阿修羅サイトの常連さんの誰かみたいな言い草だな。 |
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