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植草一秀さんの貴重な擁護者の一人、パロディストのマッド・アマノさんが、究極の自民党再起案を提示!!【神州の泉−高橋博彦】
http://www.asyura2.com/09/senkyo70/msg/618.html
投稿者 弥太郎 日時 2009 年 9 月 04 日 19:36:45: 2j9DCs8Lv3S7M
 

【神州の泉−高橋博彦】
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/09/post-092f.html
2009年9月 3日 (木)

マッド・アマノさんが、究極の自民党再起案を提示!!

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本日(3日)の東京新聞「こちら特報部」の欄に、パロディストのマッド・アマノさんの傑作な記事が載った。マッドさんご本人から、そのことを今日メールで知らせていただいたが、その一時間前に、東京新聞を読んでいた東京の友人から内容を知らせてもらっていた。笑ってしまった。以下は「マッド・アマノのパロディタイムズ」「本音のコラム」9月3日の記事から転載する。

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(転載開始)

 東京新聞「こちら特報部」の記者から昨日、2日に電話取材があった。
「自民再生案をパロディー的視点で皮肉ってくれますか」というもの。そもそも、「こちら特報部」のページは視点がユニークなことで読者の支持が高い。私はここで長期にわたって「本音のコラム」と題して社会批判を書き続けた。その後、「嘲笑点」と題してパロディー作品と文章の二本立てで連載となった。そんなわけで、「こちら特報部」とは少なからず因縁が深い。

 その「特報部」から「自民党再生案」のコメントを、という話に私は喜んで取材に応じた。とは言え、出がけ、と言うこともありしばらく時間をもらうことにした。そこで考えたのが以下の文章である。

 その前に編集部が書いたリードコピーを紹介しよう。

(以下、引用)
 総選挙で惨敗し野党に転落した自民党に、有効な再生策はあるのだろうか。小泉構造改革で弱者や地方を切り捨てた見返りとして、有権者から「壊滅的打撃」を浴びただけに、並大抵の政権奪還戦略では通用しそうにもない。ここは頭を切り換えて大胆な発想が求められよう。民主党のキャッチフレーズ「政権交代。」に「自民党再生。」が取って代わる日が来るのかどうか。今こそ、自民党に注目したい。(篠ケ瀬祐司、出田阿生)
(引用、ここまで)

 見出しは大きく「自民再生 これでOK!?」とあり、「発想の“勝負師”が提案」と続く。コメントは全部で4人。最後に私の案「『ペッ党』でペット手当ばらまき」の見出しが紹介されている。
 
 さて、私のコメントの部分は以下の通り。

 パロディストのマッド・アマノさんはさらに大胆な提案をする。「自民党を解党して“ペット党”にする。今や全世帯の半数がペットを飼う時代。時代の風を読めずに敗北した自民党が最先端をいくにはこれしかない」
 ペッ党代表は初当選した小泉進次郎氏。父親の小泉元首相には動物愛護センター理事長に就任してもらう。ペッ党議員は、議員会館でぺットを飼うことを義務付ける。「国会の議場にもペットを同伴させる。議員席の周りに犬や猫がうじゃうじゃ、という光景が見られるようになる。
 民主党の子ども手当は子のいない世帯には不満も渦巻く。そこで「民主党に対抗してぺット手当をばらまけば、票が相当取れるはずだ」という。介護施設や小中学校でも捨て犬や捨て猫を飼うようにすれば、癒し効果や情操教育にもつながると主張。「政権に就く民主党はどんどん馬脚を現すはず。自民党再生は、このままでは絶対にあり得ないからこそ、ペッ党に生まれ変わってほしい」。
★東京新聞「こちら特報部」09.9.3(24ページ「特報」)

(転載終了)
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(以下管理人)

 いつものことながら、マッド・アマノさんの風刺は強い胡椒が利いている。彼は政治の重要な本質を、パロディという涼しい笑いに見事に変換し、視覚的にも文章的にも戯画化(風刺画)できる天才である。また、植草一秀さんの貴重な擁護者の一人である。

 振り返ってみれば、小泉自民党はアメリカのイヌ(傀儡)になって、国政を私物化し、極端な新自由主義路線を取って、国民生活をどん底状態に突き落とした。庶民を犠牲にする弱肉強食の国政によって、国内中小零細企業は、数多く倒産し、経済苦による自殺者の増大も目に余るものがある。(マッドさんの写真はブルーレディオドットコムさんから拝借)

 棄民(きみん)とは、民(国民)を捨てて顧みないことである。小泉政権とそれを継承した政権は、ずばり言って棄民国政を敷いて国民を虐げた。いまさら言わずともみんなはわかっているが、今回の政権交代の最大原因は、自民党と公明党が、国民や中小零細企業を虐待する国策を取ったからである。

 管理人は本気で言うのだが、小泉政権は日本の開闢(かいびゃく=始まりのこと)以来、最大の悪政だったと断言できる。かつて日本史の中で悪政を敷いた人物はいるが、国を売る方向で悪政を行った人物は足利義満くらいしか思い浮かばない。小泉純一郎はブッシュに頭を撫でてもらって国を売った。その結果、日本国民は明日の生活と希望を失ってしまった。

 金持ちや外資だけが我が世の春を謳歌するような社会に、国民がノーを突きつけるのは当たり前である。小泉政権以降の自公政権は国民虐待、棄民与党そのものであった。当然、なるべくして彼らは国民の怨念を買ったまま、歴史的な大敗北を喫した。時間が経てば経つほど、彼らの罪深い棄民(きみん)性格が露(あら)わになってくるだろう。

 この状況で、四年経った場合、自民党という党が再生することはあり得ない。民主党与党がまずい国策をして、政権与党のゆり戻し気運が出たとしても、自民党へのゆり戻しはありえないだろう。片山さつき氏が城内実氏に大敗を喫した時、「またゆり戻しがきっとありますから、頑張ります」 などと言っていたが、振り子はそっちには戻らない。それほど国民は自民党に怒っている。小泉チルドレンは、懺悔と贖罪活動をしない限り、政界復帰は無理である。チルドレンは中谷巌さんを見習うといい!!

 それと、公明党であるが、創価学会は庶民の宗教団体というイメージがあるが、小泉自民党と組んで新自由主義路線を推進した事実は、金持ちを優遇して庶民をいじめたことと同じである。しかも、年次改革要望書を丸呑みしてしまうという感覚には、立正安国論の国家防衛の気概がまるでないではないか。

 小泉政権に言及すると暗くなってしまうが、マッドさんのパロディに戻ろう。新自由主義とは人間性を極限的に無視した政治体制である。鳩山由紀夫さんも言っているが、市場原理主義(新自由主義)は人間を物として扱い、手段としてしか認識しない。人間同士の思いやりや温かい心が、真っ先に淘汰される政治を自民党は行ってしまった。和の共同体感覚を意識の底に有する日本人が、これを許すはずがない。

 だが、奇才のマッド・アマノさんは、奈落に落ちた自民党に、一縷の光芒(こうぼう=ひかりの筋、希望のこと)を発見したようだ。それは自民党が、人の心の温かさや安らぎをねこぞぎ奪い去って、自殺したくなるような悪政を敷いたことを、国民が許していないわけだから、今後の再生にはその部分を徹底して反省するしかないではないか。つまり、人間不在、人間疎外、人間弾圧の極悪非道な搾取政治と正反対の路線を掲げて、自民党を再生すればいいのだ。

 それは「癒(いや)し」の立党精神である。自民党は心を入れ替えて、党是を「心のいやしこそ我が党のあるべき姿である!」と、人間と動物達に優しい政策を第一に掲げればいいのだ。特にペットの人権?(動物権か?)を大事にするというマニフェストを造ることだ。そこでマッドさんが提起したように、党名を自民党から『ペッ党』に思い切って変えることをお勧めする。その精神は、ペットも大事にして人間社会の心の温かさを取り戻しますよというメッセージである。国会の議場にもネコ、イヌ随伴大歓迎!!検察も、警察も、法務省も、国策捜査を仕掛ける前に、お気に入りのペットと対話してから、決行すればいい。

 自民党の再建は簡単である。小泉政権とまったく逆なことをやればいいのだ。その逆のことは「ペッ党」として生まれ変わることである。ペットは人間を癒すし、社会も癒す。アメリカに魂を売り渡し、国民の財産も売り渡してきた人々は、精神の深部も空洞化している。他人を騙して得た金が幸福をもたらさないことは古今東西の真理だ。彼らは、そうとうに虚しい状態に陥っているだろう。ペットはそういう可哀相な人たちも癒すだろう。(・・無理か。)

 最後に、マッドさんは自民党を「ペッ党」で蘇えらせる案を提起したが、管理人の見るところ、マッドさんは決して自民党を許していないことがわかる。その理由は、「ペッ党」である。管理人も自民党は唾棄(だき)すべき党だと思っている。

 

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