| Tweet |
今回の民主党の大勝を見てみるとアメリカでのオバマ大統領の成立を連想してしまう。
オバマ大統領の当選は、ブッシュ時代の悪政、つまり、アフガニスタンやイラクでの戦争、そして、なにより、サブプライムローンによる巨額詐欺に対し、アメリカの政治はまともであり、反省していると見せかける点に意味がある。もし、ジュリアーニ元ニューヨーク市長のような人が政権をとっていたら、共和党に対する不満が世界中で噴出していたはずだ。
日本の状況は、自民党による悪政、つまり、郵政民営化や派遣法改悪などによる日本社会の疲弊について、その根本的な解決を目指すのではなくて、対症療法だけを示す民主党への政権交代をさせ、格差の解消のためには、財源が必要であり、その財源捻出のために公務員の待遇引き下げが必要だとするものだ。
そこで見落とされているのは、産業構造の転換と高額所得者への累進課税だ。石油依存をやめて地熱エネルギーの大規模開発に踏み切るべきだ。また、果たして年に何十億も稼いでいる人は、本当にまともにそれだけの収入を得ているのだろうか？大企業の役員全体の給与は公開されているが、役員の個々人の年収は株主にさえ公開されていない。また、以前は税務署によって公開されていた高額納税者のリストも公開されなくなっている。こうして、高額所得者が誰かも分からなくなり、その影で、さまざまな形で利権の独占が進んでいくのだろう。
自民党の凋落は、小泉郵政選挙で自民党が大勝ちした時点で決まっていた。郵政民営化が言われていたようなばら色の将来を約束をするものではなかったからだ。だから、今回の自民党の大敗も、故意に作られたものだ。中川昭一元財務大臣のヘロヘロ会見にしても、麻生首相の漢字読み間違えにしても、あまりに不自然な形で起こっていて、事前に仕組まれたものだとしか思えない。
更に、なぜ、中川秀直氏や武部勤氏が比例で復活してしまうのか？なぜ、亀井久興氏や保坂展人氏が落選してしまうのか？比例の復活がなぜ彼らにはないのだろうか？
鳩山邦夫の動きが気にかかる。このままではライブドア騒動のホリエモンのような立場に彼が置かれてしまう可能性があるように思う。ホリエモンがプロ野球の買収に乗り出してくれたおかげでプロ野球の２リーグ制維持ができている。しかし、その後、ライブドアの件でホリエモンは刑事被告人になり、今後は破産の可能性さえある。鳩山邦夫の今までの行動は、ホリエモンのそれと似ているところがあると思うのだが、どうだろうか？
▲このページのＴＯＰへ HOME > 政治・選挙・ＮＨＫ70掲示板
フォローアップ:
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。