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１０年度予算方針、月内にも策定＝補正執行聞き取り終了−民主【時事ドットコム】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009091001028
民主党は１０日、２０１０年度予算編成の新しい基本方針を月内にも策定する方向で調整に入った。
麻生内閣が７月に閣議了解した、予算の大枠を示す概算要求基準（シーリング）は全面的に見直す。
一方、同党は、一部執行停止を表明している０９年度補正予算ついて、財務省から支出状況のヒアリングを行い、予算に関する政権移行準備を事実上、終えた。
これを踏まえ、直嶋正行政調会長は、内閣官房を通じ、各省庁に政権交代に備えるよう要請する。
同党は、政権発足後、官邸に国家戦略室を立ち上げ、予算の新方針に関する検討を本格化させる。
例年、政府予算案は１２月下旬に閣議決定、年明け１月に国会提出しており、１０年度予算案を年内編成するには、早期に基本方針を示す必要があると判断した。
重要施策を具体的に打ち出し、トップダウンで予算編成する「政治主導」を実現したい考えだ。
一方、補正予算に関する聞き取りでは、総額約１４兆円のうち、交付決定されていない「未執行額」は５兆９０００億円程度だったことが判明。
実際に最終支出先である企業や市民の手に渡った分は全体の１％以下にすぎず、「執行停止可能な額はもっと多い」（同党幹部）。
停止対象とする具体的な事業は、新内閣発足後に決定する方針だ。 （2009/09/10-22:04）
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