★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK71 > 338.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
どうする?西川郵政の残滓処理(上)(データ・マックス】
http://www.asyura2.com/09/senkyo71/msg/338.html
投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 9 月 15 日 18:46:23: mY9T/8MdR98ug
 

http://www.data-max.co.jp/2009/09/post_7008.html

 政権交代で、日本郵政の西川体制が崩壊――というより崩壊させねばならない。西川善文社長と、それを支える一派への国民的不信感が、選挙で鉄槌を下したからには当然だろう。鳩山新首相の明言通り、「やめていただく」のが筋である。しかし、先の鳩山邦夫前総務相との対立劇にみられるように、西川氏のしぶとさ、鉄面皮ぶりは常人を超えている。土壇場になっても新政権が始末に困る火ダネがいっぱいだ。

<チーム西川の「画策」>
 西川社長の下、「日本の専務」を豪語していた日本郵政の横山邦男専務執行役が、9月末日に退任する予定だ。横山氏は「チーム西川」、別名「4人組」のリーダーとして陣頭指揮を取ってきたが、西川氏ともどもその不透明な経営責任を問われていた。そこで、鳩山大臣更迭・西川続投のいわば「交換条件」として、横山氏を含む4人組の退任が決まったのが6月である。その際、後任の佐藤勉総務相との話し合いで、退任時期については「できるだけ速やかに」だったが、7月はもとより、8月になっても辞令が出ない。「あの西川社長のこと。何か画策しているのでは」という声が郵政内外から上がりはじめ、さらに総選挙での民主圧勝が確定的になった8月27日になって、やっと9月30日付での退社が決まった。
 それまで「チーム西川」は生きていることになるが、彼らをそこまで引っ張る西川氏の狙いは、その日のうちにあからさまだった。
 まず「チーム西川」解体後、あるいは自らの退任の可能性をも視野に入れた人事である。同日の取締役会で新たに取締役会長ポストを設け、社外取締役の西岡喬・三菱重工相談役を選任したからだ。つまり、自分たち住友グループが後ろに引いても、あとは三菱グループが引き継ぐ、という意志表示である。
 郵政民営化後のもっとも巨額な事業の一つが、各地の中央郵便局跡地を利用した再開発事業だが、そこでは三菱グループと住友グループが手を組んでいる。
 「両グループの不動産部門が、民営化前から再開発事業で密談していたのが目撃されている。西川社長が退く事態になっても、そのとき決めた方針は西岡会長体制で遂行するということですよ」(郵政関係者)。
 もともと会長職の新設は6月の業務改善計画に盛り込まれ、3カ月以内に選任することになっていたもの。それに対して、佐藤総務相は外部からの起用を求めていた。しかし、「外部からの招請が間に合わないために内部から選んだ」というが、時間切れを理由に仲間内を選任するのは、かんぽの宿をオリックスへ譲渡しようとしたのと同じ。いかにも西川郵政らしい姑息さだ。

(つづく)


恩田 勝亘【おんだ・かつのぶ】
1943年生まれ。67年より女性誌や雑誌のライター。71年より『週刊現代』記者として長年スクープを連発。2007年からはフリーに転じ、政治・経済・社会問題とテーマは幅広い。チェルノブイリ原子力発電所現地特派員レポートなどで健筆を振るっている。著書に『東京電力・帝国の暗黒』(七つ森書館)、『原発に子孫の命は売れない―舛倉隆と棚塩原発反対同盟23年の闘い』(七つ森書館)、『仏教の格言』(KKベストセラーズ)、『日本に君臨するもの』(主婦の友社―共著)など。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 政治・選挙・NHK71掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。