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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009100601000447.html
2009年10月6日 13時15分
北沢俊美防衛相は６日の記者会見で、内局官僚（背広組）と自衛官（制服組）の混成化を軸とする防衛省改革について、２０１０年度予算案に関連経費を計上せず、防衛省設置法改正案などの来年の通常国会提出も見送る考えを明らかにした。石破茂元防衛相が主導した組織改革案は、白紙に戻る公算が出てきた。
北沢氏は「政権が交代し、新たに防衛相に選ばれた。組織改革案をもう一度精査し、１０年度予算要求の項目に反映しない方向で調整を進めている」と明言した。
防衛省改革は一連の不祥事を受け、内局と統合・陸海空の各幕僚監部に分かれている防衛省中央組織の現体制を温存した上で、それぞれを背広組と制服組の混成組織とするのが柱。しかし、背広組からは「制服組の権限が強化され、文民統制（シビリアンコントロール）が揺らぎかねない」と懸念する声が出ていた。
（共同）
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