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アメリカは強い軍事力でドルは価値があると言い張り、日本はゼロ戦を作るのを禁止された:日本の科学技術行政やスパコンなど
http://www.asyura2.com/09/senkyo75/msg/776.html
投稿者 my.test.done 日時 2009 年 12 月 09 日 18:47:39: nh3G/e53Vu8.Q
 

アメリカ経済の本質は軍事力であるという主張は、ネットだけでなくTVでも見たことがある(確か、ビートたけしの番組で大竹まことが言ってたはず)。以下のサイトにその主張がよくまとまって書かれていたので引用してみる

アメリカ経済
http://www.fe-mail.co.jp/lifestyle/obaka/40720.cfm
---------引用始め--------
国の財政はガタガタなのに好景気かぁ〜。
本当に経済って複雑ですね。
...
アメリカはいくら借金しても、「シニョーリッジ」と言われる、国際通貨発行権を持っているので、いくらでもドルの増刷しで、ドルの価値を変動できるのですよ。
...
はい。最終的にはやはり軍事力の強さですね。アメリカの軍事力はダントツでトップですからね。軍事力第2位から第15位まで全部の国を合わせても、アメリカ一国にかなわないぐらいの予算をアメリカは軍事増強に投入しているのです。軍事力に関しては、どこの国もアメリカに、はむかえない状況です。
---------引用終わり----------

このサイトでは、さらに現在の科学技術で起きていることについても指摘していたのでついでに引用しておく

---------引用始め----------
...
支払われたドルを、すぐに日本円に変えちゃえばいいのに〜。
...
そうですね。本当であれば日本円に変えて、日本の国内の新しい研究開発に投資するなどすればいいのですが、日本政府には、残念ながらそういう発想がないのですよ。
...
極端なことを言うと、物を造るのは、安い労働力や土地で造れる中国やインドに任せておいて、アメリカはアイデアで儲けるのが賢いやり方だと思っているのですが、アメリカの中でも、アイデアのある人は全体の5〜6%にすぎないのですよ
---------引用終わり----------


軍事技術でも特に航空機や戦闘機は国防上重要であるらしく、政治系のブログでもとりあげられることがある。
http://www.nikaidou.com/2009/02/f22_1.php

じゃあ日本の航空技術がどうかについてwikipediaにまとめられていたで引用をしてみよう。戦後にゼロ戦などの開発技術は全て廃棄され、その後も様々な「規制」がかけられているのを見ることができる。

日本航空機製造
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%E8%A3%BD%E9%80%A0
---------引用始め----------
かつて航空機大国だった日本は、1945年(昭和20年)に太平洋戦争に敗北すると、GHQ/SCAPによって航空機の研究・設計・製造を全面禁止された。戦前の航空機資料は全て没収され、機体は一部がアメリカ軍をはじめとする連合軍に接収されたほかは、すべて破壊された。GHQの方針としては、日本の重工業をすべて再起不能にした後に、農業小国にしてアメリカに経済依存させ続けようというものだったが、

国内線用の旅客機の本格研究は新明和工業で始まっていた。
...
他社がアメリカから航空機製造ライセンスを獲得する中、新明和は対潜哨戒機P2V-7の生産ライセンスを獲得できず、航空技術断絶の危機にさらされていた。通産省はこれを叩き台として、1957年(昭和32年)度予算に8000万円を要求した。だが、政府与党(自民党)や大蔵省(当時)の反応は鈍かった。

戦前の軍用機の生産技術は、輸出を前提として米国のFAA(連邦航空局)の型式証明の取得を目指した為、民間機の生産技術には殆ど役立たなかったと言われる[9]。
エンジンは耐空証明の取得に困難が予想されたため自国での開発を諦めた。

だがこの機体は操縦上の癖が問題となり、アメリカ航空局の審査に受かることができなかった。10月1日に全日本空輸との間で20機の予備契約が調印され、量産を開始した。
...
マスコミからは「飛べない飛行機」などと散々にこき下ろされる有様だった。
...
次第に頑丈な機体であることが認知されるに連れて発注が増加した。
...
金融の面でも競合機各社が長期繰り延べ低金利払を行っていたことで対抗せざるを得なくなったこと、原価に営業費用を計上していなかったことで製造原価を割った価格で販売を続けたことで、慢性的な赤字状態となっていた。
...
日航製造が構想していた新型機の開発母体は、三菱・川崎・富士ら航空宇宙工業会が設立した日本民間輸送機開発協会(1983年(昭和58年)から日本航空機開発協会)に移された。幾多の変遷からアメリカのボーイング社による新世代の大型ジェット機7X7の開発協力となり、完成したボーイング767 は日本の分担比率15パーセントとなっているが、担当した日本企業はほとんど下請けと変わらないものであった。
---------引用終わり----------

これから分かることはアメリカは日本を下請けとして使いたいだけであること
>完成したボーイング767は日本の分担比率15パーセントとなっているが、
>担当した日本企業はほとんど下請けと変わらないものであった。

さらに日本に独自技術を開発されないように、様々な工作してるのではないかと思えるような出来事も多数読み取ることができる。例えば

独自開発している企業だけにライセンスを与えなかったり(下請けだけをやっててほしいのでしょうね)
不思議なタイミングのマスコミのネガキャンや自民党の反対など


独自技術を開発されると軍事的優位が崩れるのは、以下のスウェーデンのドラケンの例から読み取ることができる

サーブ 35 ドラケン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%96_35_%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%83%B3
---------引用始め----------
超大国とは比較にならぬ小人数・低予算下でも開発は堅実に進められ、試作機は1955年にロールアウトしたが、マッハ1級の超音速機を経験することなく、同国初の超音速機がいきなりマッハ2級の最新鋭機として完成することになり、世界中から注目を集めた。
---------引用終わり----------

ドラケン開発の経緯の関連話
http://www.geocities.jp/norimono_zukan/35.html
---------引用始め----------
>これは困りましたね。明日にもソ連が攻めてくるかも。
>彼らは独自の兵器体系による徹底した防衛プランを立てたのじゃ。
>兵器まで自主開発ですか? 専守防衛をうたいながら大国べったりの防衛思想しか持たないどこぞの国とは気合いが違いますね。
---------引用終わり----------

http://military.sakura.ne.jp/aircraft/1_saab35.htm
>同時代に設計された迎撃戦闘機で当機に勝っていたのは米国のF−106ぐらいであったと言われる。

この話題から見えてくるのは政治系のブログや掲示板などで時々みかける主張

「日本が独自に戦闘機を開発するのはお金がないから無理、できても弱くて使えない」

というのが嘘で、お金が問題なのではなく開発する人材の方が重要であることがわかる。
(ちなみに商用の航空機開発はマクロソフトが弱小ソフトメーカーを潰すのと同じ方法で潰されてしまうことは前述の日本航空機製造のリンクで述べられていた)。人が大事なのは私にもわかる。お金がなくても人間は様々な工夫をすることができる。例えば青色発光素子の開発者は実験装置を買わずに自作したことが良い方向に働いたことを述べている。


ドラケン開発以降は、なぜかヨーロッパの戦闘機はドラケン同じデルタ翼のものが多い

ミラージュF1 (戦闘機)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5F1_%28%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F%29
ユーロファイター タイフーン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC_%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%B3

これはアメリカと独立した技術をもつメリットを間接的に示しているようにもみえる。例えばドラケンの次にスウェーデンが開発したビゲンはアメリカとの共同開発になったが

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%96_39_%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%9A%E3%83%B3
>前任のビゲンの他国への輸出がゼロだった結果を反省し、

という点から様々な水面下の物を推測することができる。一方ドラケンは様々な国に輸出されていた。
( 前述の日本とアメリカの航空機共同開発での以下の記述をどうしても思い出させる
  >担当した日本企業はほとんど下請けと変わらないものであった。)


技術開発はお金ではなく人材の方が重要なのならば、人材を活用するような科学技術行政が行われていたかというと、先日のスパコン開発凍結騒ぎ等を見るとそういうわけでもないように見える

今回の事業仕訳で予算を削減された研究者らしきブログをいくつかみつけて、その主張をみてみると大まかにはこんな主張であった。
「これでは世界に通じる研究ができない」
http://ballackuma.blog119.fc2.com/


ところで、この世界に通じる研究というのはつまり開発した成果を論文という文章にして、無償でアメリカなどに提供してしまうことを言っている。こうすれば世界全体の科学の発展に貢献できるという意味も含んでいるのだろう。しかし科学の発展は全世界の人間の利益になるのかというと、そういうわけでもなさそうだ。例えば火薬の発明(?)で有名なノーベル賞のノーベルだが、実際には火薬は中国で発明された。火薬以外にも様々な西洋以外の科学や発明が無視されているのを見ると、科学とは西洋にどれだけゴマを擦れたかを競う物となっているように見える。

そもそもアメリカにいる研究者にお金を配っても日本に還元されないでアメリカの軍事力の元になるだけなのに、不思議なアメリカへのお金のばらまきは以前から行われていた http://lohasmedical.jp/news/2009/09/08131202.php

他にも科学技術の世界での日本搾取は様々な形で行われており、以前にも書いた

「正義の味方の欧米が日本の悪代官を退治してくれる」の幻想でみんなが貧乏になった。技術流出の例」
http://testdonetest.blogspot.com/2009/09/blog-post.html

「アメリカが怒ったら大変!」という常套句
http://www.asyura2.com/09/senkyo75/msg/595.html
---------引用----------
この種の「アメリカが怒ったら、大変なことになりますよ!」という「タケシの番組」のような脅しをかけるのは、アメリカに育てられ、アメリカの恩恵を蒙り、アメリカなしでは生きていけないメデイアに巣食っている半分アメリカ国籍のような連中が、いまだに根強く蔓延っているからに他ならない。
---------引用----------
科学技術の世界にもこれに相当する人は多くいるように思える。これらは慎重に見分けないといけないと思う。今回のスパコンの騒ぎは単純に切り分けすぎであるようにも思えた。有益な人と敵が混在して簡単に切り分けれないようになってるのも一種の工作なのだろうか。

ところでスパコンの「なぜ世界一でないといけないのか」の問いに関してはこんな反論もできる

F-X (航空自衛隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/F-X_%28%E8%88%AA%E7%A9%BA%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%29
---------引用----------
これら第3次までのF-Xでは、いくつかの騒動あるいは汚職疑惑(F-104J/DJ採用の逆転劇やダグラス・グラマン事件)がありながらも、結局は候補機の中で一番性能が高く、アメリカ軍でも運用しており有事の際の補給を受けやすい機種を採用してきた。
---------引用----------
つまり防衛技術では一番強いことはとても重要なのは誰でもわかることだろう。


最後に:
まだ考えの整理されてない部分もありましたが、話題の旬が過ぎる前に投稿しようとおもいました。もっと整理したものを後でblog
http://testdonetest.blogspot.com 
にupしようと思っています

おまけ:
スパコン開発凍結騒ぎではいろいろと言いたいことがあったが、なぜかこの時期に異常なまでに忙しくなってしまって考えをまとめる暇がなかった。もし大事なディベートの直前に雑用を沢山させられて反論の準備でできないようにされていたなら、以下の主張は少し見直してもいいのかもしれない。

仕分け人はディベートに慣れていて、書類処理と根回しとが中心の役所仕事の中でディベートなどとは縁遠い役人とは勝負にならない
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu205.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/

要するに仕訳人と議論がまったくできない官僚ってバカなんじゃないのって話なのだけど、上司と部下の議論なんだから多少はバイアスをかけてみてもいいのかもしれないと思った  

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コメント
 
01. 2009年12月09日 21:29:13
もう少し日本語のお勉強した方がいいよ.

02. 2009年12月10日 00:34:31
※↑この手の茶々はトカゲ脳の得意とするところで邪魔なだけw

日本は未だに独立国ではなかった??!!
http://www.asyura2.com/08/wara3/msg/751.html
で指摘されているように、サンフランシスコ講和条約で独立を勝ち取ったというのは真っ赤な嘘(吉田茂の日本国民に対する詐欺的行為)で、実質的にアメリカの保護領のまま六十余年が経過したということではないのか。てっきり独立したものと思い込んだ日本人からは独立運動は起きないし、アメリカにとっても好都合だったんだろう。


03. 2009年12月10日 00:41:55
投稿者です。よくない文章なのは把握しています。推敲したものをこの記事にレスする形で再投稿しますので少しお待ちください。

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