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3月12日7時7分配信 西日本新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090312-00000011-nnp-l41
佐賀県内の県立高校２校と私立高校３校が今年の卒業式で、授業料を滞納している生徒を式典に出席させなかったり、卒業証書を回収したりしていたことが１１日、県への取材で分かった。
佐賀県によると、県立高校は２校とも唐津市内で、滞納の生徒計２人から、手渡した卒業証書を回収。ともに保護者が３月中に滞納分を支払う約束をしているという。
私立高校３校はいずれも佐賀市内で、うち１校は２人を卒業式に出席させなかった。別の１校は３人に校印のない証書を渡し、残る１校は式典後に証書を回収した。
５校の対応はすべて学校長の判断だった。県教委総務課は「経済的に困窮している生徒には奨学金制度や授業料減免措置を用意しており、学校の判断はやむを得ない」とし、県私学文化課は「滞納は私学経営の死活問題なので悪いとは言えない」としている。
卒業生の授業料滞納をめぐっては、山口県内の私立高校で卒業証書を回収する動きが出ていた。
＝2009/03/12付 西日本新聞朝刊＝
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