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投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 6 月 30 日 22:32:56: mY9T/8MdR98ug
 

(回答先: 投稿者 ダイナモ 日時 2009 年 6 月 30 日 22:29:30)

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/04e4751d560853e576c8d69637edf57f

 明らかなスリカエが起きている。児童買春・児童ポルノ禁止法の立法事実(法律をつくる当時の根拠となった社会状況)は、東南アジアで日本も含めた欧米各国から子どもをターゲットとした「買春ツアー」が行なわれ、最貧国の子どもが売買され、苛酷な性的搾取を強要されているだけでなく、逃げることの出来ない監視の中で経済的にも搾取されているという事実であり、また子どもを性的凌辱の対象としたポルノが出回ることで、長期にわたって子どもの人権が蹂躙されることを放置してはならないというのが、1999年当時の立法目的だったはずだ。先週の参考人質疑でアグネス・チャンさんが感情をこめて訴えたのは、すべてこうした「被害者の子どもたちの声を聞いて下さい」ということであり、私自身が強くそう考えていることを何度も強調した。チャイルドライン、児童虐待防止法と「子どもの人権」の側に立って、私が国会で活動してきたことは、この分野に関心を持つ議員なら誰でも知っていることである。

 ところが、与党提案の改正案が通ったら「『Santa Fe』を1年以内に処分せよ」という主張は、99年の立法目的を逸脱するのは明確ではないか。誰が被害者で、どんな被害事実があったかも検証されず、「法律が変わったから、さあ皆さん捨てて下さい」という戦前の相互監視組織=隣組のようなことはやめようよというのが、戦後民主主義のもとの「表現の自由」が確立した社会のルールだ。少なくとも、先週の法務委員会で与党提案者たちは、違憲答弁を連発していたことを指摘しておきたい。

 与党案が犯罪化する「児童ポルノ単純所持」は、「自己の性的好奇心を満たす目的で」(与党改正案第2条第2項)これを所持していたかどうかが要件となる。俗に言う「えげつない児童ポルノ」を長期にわたって収集している人物を処罰することが目的であれば、あまりにも広い間口である。18歳以下の過去に出版された少年少女の写真集で、いわゆるソフトヌードと呼ばれる出版物も「3号児童ポルノ(衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの)」と認定され、「自己の性的好奇心を満たす目的」が立証されたら逮捕ということになる。結局は、心の中の問題である。捜査はいきおい「自白を強要」することに傾きやすい。

 さらに、99年の立法目的から逸脱が著しいのが「マンガ・アニメ・ゲーム」などへの波及だ。与野党の議員の中には「犯罪とすべき」という人も相当いたが、「3年間検討する(法律の条文では「この法律の施行後三年を目途として、この法律の施行状況、児童の権利の擁護に関する国際的動向等を勘案し、検討が加えられ、その結果に基づいて必要な措置が講ぜられるものとする」)」と附則に盛りこまれた。「被害者が存在するか否か」は問題ではなく、マンガ・アニメで描かれている絵がたとえ創作物であっても犯罪とするべきだという考え方だ。しかも、「児童ポルノ」であるかどうかの定義は幅広いので、18歳以下の少年少女が登場するシーンは大幅に規制されることになる。

 これは、戦前の治安維持法が猛威をふるった「心の中に土足で入り込む」状況を再来させる危惧がある。「児童買春・児童ポルノ」という社会的に問題となる実体物をめぐる取締りから、「人の性的傾向」の善し悪しが処罰されるという社会に陥らないために、憲法には「内心の自由」が明記してあるのだ。もし、「性的傾向」が処罰対象となれば、「小説」「歌」「演劇」などすべてが、監視・処罰対象となる。

 そんなことは考えていないというなら、戦前型の検閲・監視社会を復活させないための議論を徹底して行ない、その上で結論を出さなければいけないと思う。先週の質疑を見たい方はどうぞ↓



社民党の保坂展人衆院議員は09年6月26日、衆議院法務委員会において「児童買春・ 児童ポルノ禁止法改定案」の問題点を追及した。当改正案は「表現の自由」「内心の自由 」を規制する動きにつながるのではないかと指摘した。

「改革」や「エコ」といった、一見す ると誰にも反対できないイメージを使い、政府与党は制度を作りあげる傾向がある。今回は「児童ポルノ」であるが、この法案の「改正」により、表現や内心の自由を規制・監視 しようとする流れができることを危惧するとともに、社民党はこうした動きへの「監視」を今後も続けていく。

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[お知らせ] 緊急企画です。日本がこれ以上「暴走」することのないように、民主主義を回復する以外に手はありません。

■ 保坂のぶと国政報告会:幸田シャーミン「官僚お任せ政治の罪」を語る

アナウンサー・ジャーナリストとして、ご活躍の幸田シャーミンさん。しかし昨年、国際連合広報センターの所長を辞任されました。そのワケとは???国会で、税金の無駄遣いを厳しく追求する保坂のぶとが、幸田シャーミンさんと共に、外務省の不正経理や官僚の腐敗を徹底的に追求します。

▼2009年6月30日(火)19:00〜21:00
会場: 保坂のぶと事務所3階会議室
(JR阿佐ヶ谷駅下車8分・丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅下車1分)

ゲスト: 幸田シャーミンさん(ジャーナリスト)
参加費: 300円
問合せ: 保坂のぶと杉並事務所 TEL03-5347-9703

 

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