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1980年人類絶滅寸前の事故があった − ラ・アーグ再処理工場事故 その1
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投稿者 JPLAW 日時 2009 年 10 月 20 日 23:01:07: 8Qw.LQgdpBEaI
 

1980年人類絶滅寸前の事故があった − ラ・アーグ再処理工場事故 その1
 「300人委員会」とか「ユダヤ陰謀論」とかやっぱウソだろうと思わせる事故が29年前にありました。東海地震で浜岡原発の1基や2基メルトダウンしたって,日本人が消滅するだけです。これなら「優秀」な日本人を絶滅させようとする「ユダヤ」の「陰謀」でも説明が付きます。
 しかし,彼らの本拠地フランス・イギリスに最凶の核再処理工場を建設するのはまったく説明が付きません。しかも最悪の事故が起これば人類絶滅ですから,「人類家畜化計画」など画餅そのものです。


シェルブールの停電事件
 一九八〇年四月十五日の早朝に、恐怖の事件がフランスで起こった。
 パリから直線にして三百キロ、山あいの遠い道のりを経て、ノルマンディー半島の先端まで出ると英仏海峡がある。ここに、シェルブールの港が寂しくたたずんでいる。映画『シェルブールの雨傘』の舞台として描かれた昔の時代ではなく、朝八時半にもなると、人びとは出勤時間を迎え、店舗や工場へ出た。
 なかでも、シェルブール港近くにあるひとつの工場は、さまざまな近代装置を揃えた巨大プラントだという噂だった。工場はすでに機械の運転準備を進め、あと十分後にはプルトニウムを大量に処理しはじめようという時刻を迎えていた。この工場こそ、ほとんど全世界の原子力発電所で発電用に使われ、死の灰の塊と変った燃料を一手に引き受ける、恐怖のラ・アーグ再処理工場である。恐怖……それは巨大原子炉の大事故、チャイナ・シンドロームさえ、足もとにもおよばないおそろしさ。すでにこの工場が抱えこんでしまった死の灰は、それが外にあふれ出たなら、この惑星の全生命が一瞬にして静止するであろう。そのあとに訪れるのは、永遠の静寂、死の世界である、と言われていた。
 そのような工場がこの地球上に存在し、ほとんどの人間がそれを知らずに生涯を送っている。フランスの文学者も、哲学者も、口角泡を飛ばしながら、その世界を知らずにいた。これはどの奇異、これはどの不思議があろうか。だが、事実だった。パリとロンドンの鼻先、ノルマンディーの港町に、この工場が横たわっている。
≪続く≫

 広瀬隆さんは,一度は農業(酪農)を志しましたが,核開発の恐ろしさに気づいて原発反対の行動を行うようになった人です。「東京に原発を!」を今さら読んでその気持ちがよくわかりました。
 

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