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人道兵器DIMEを新残虐兵器呼ばわりするデマ報道【週刊オブイェクト】+安易にデマ報道に加担することに関する意見
http://www.asyura2.com/09/wara6/msg/280.html
投稿者 Ddog 日時 2009 年 1 月 17 日 03:03:12: gb2b4T9TetGkU
 

(回答先: Re:シオニスト軍が白リン弾を使用した証拠映像 投稿者 鬼畜ユダヤ 日時 2009 年 1 月 16 日 22:05:18)

人道兵器DIMEを新残虐兵器呼ばわりするデマ報道【週刊オブイェクト】
http://obiekt.seesaa.net/article/112570585.html
******************************************************************************非人道兵器というものがあるなら、人道兵器というものはあるのでしょうか。実はあります。簡単なものでは「コンクリート爆弾」というものがあり、これは単純に通常の爆弾から炸薬を抜いて代わりにコンクリートを詰めたもので、レーザー誘導キットを取り付けてピンポイント攻撃に使用します。爆発しないので付随被害が発生せず、巻き添えで死傷する人を減らす事ができます。しかし全く爆発しないと満足に任務を達成できない場合もあるので、爆発はするが被害半径は極力抑えた兵器があると使い勝手がよい・・・その発想で作られた付随被害の少ない兵器がDIME(Dense Inert Metal Explosive)です。しかしこの「人道兵器」として作られたものを「新残虐兵器」だと言いだす人達が居ます。

新残虐兵器使用の疑い : 2009年1月12日「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-12/2009011207_02_0.html
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同氏は、イスラエル軍がDIME(高密度不活性金属弾)という新兵器を使用している疑いがあると指摘しました。DIMEは、破壊力を強める一方、爆発の被害範囲が数メートル程度とされる米国で開発された新兵器で、二〇〇六年のイスラエル軍のガザ地区攻撃でも使用されたといわれています。当時、イタリア国営放送RAIニュース24がドキュメンタリーで報じ、負傷者の足の切断が「まるでのこぎりで切ったように骨まで切断されていた」との現場医師の話を伝えました。
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ガザ市内のシファ病院で勤務するノルウェー人のギルバード医師が指摘しているわけですが・・・「破壊力を強める一方、爆発の被害範囲が数メートル程度」・・・被害半径が僅か数メートルしか無いなら、どうしてこれが残虐兵器扱いになるというのですか? 通常の爆弾ならば大きさにもよりますが、破片による殺傷範囲は数十メートルから数百メートルは被害半径になります。一方、DIMEは僅か数メートルと狭い範囲しか破壊できません。何が問題だというのでしょうか。「破壊力を強める」という部分が駄目なのでしょうか。ですが範囲が数メートルならば、通常の爆弾でも人間は絶対に助からないので、同じ事です。この兵器の意味を、開発された理由を、どうして調べないんですか。

そして読売新聞の記事は赤旗よりも激しく「謎の超兵器」化しており、もはや意味不明なシロモノとなっています。

イスラエルは最新兵器投入、ハマスは手製武器でゲリラ作戦 : 2009年1月13日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090112-OYT1T00764.htm
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 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ紛争で、イスラエル軍は最新の高性能兵器を次々と投入している模様だ。

これに対し、イスラム原理主義組織ハマスは、住宅密集地での戦闘で独自の手製武器でゲリラ戦を挑んでいる。

ガザ市で活動するノルウェー人医師が地元テレビに語ったところによると、軍は米国開発の新兵器DIME(高密度不活性金属爆薬)を使った疑いがあるという。DIMEは超高濃縮炭素に金属粒を詰めた兵器で、人体の表面をほとんど傷つけずに骨や内臓を高温で焼いてしまう。殺傷力が高く、発がん性も強いとされる。
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なんて酷いデマ・・・ってこれ、白燐弾に関するデマとDIMEの説明がゴチャゴチャになってませんか? 話にならないですよこの記事。こんな頭の悪い記事が編集を通るだなんて信じられません。DIMEのカーボン繊維弾殻の意味もHMTA(重金属タングステン)粉末の意味も全く理解していない。一体どうやったら物理的に「人体の表面を傷つけずに骨や内臓を高温で焼く」のか、ついさっき自分が口走った単語(炭素とか金属とか)でそんな効果がどうしたら現れるのか、説明して欲しいです。どう考えても不可能でしょうに。

DIMEに関しては2年前のヒズボラとの戦闘でも使用された疑いがあり、この時も新残虐兵器呼ばわりされています。当ブログでも記事にしているのですが、この時も赤旗はDIMEを残虐兵器呼ばわりしています。

DIMEが残虐兵器だって? : 週刊オブイェクト (2006年10月15日)
http://obiekt.seesaa.net/article/25536162.html

この爆弾がなぜ危害範囲が狭いのか簡単に言うと、殺傷能力のある弾殻破片がほとんど発生しないからです。実は爆弾の殺傷範囲は爆風よりも破片の方が遥かに長い距離まで届くのですが、DIMEのカーボン繊維弾殻は爆発で粉微塵になって、鉄製の破片のような殺傷力は有りません。その代りに不活性金属(火薬の爆発でも燃焼しない)のタングステン粉を入れてあります。粉末状なので空気抵抗で急速に威力は減衰し、DIMEの危害範囲は数メートルしかありません。

DIMEの危害範囲の境界線付近でタングステン粉を叩きつけられた事による「のこぎりで切ったかのような切断」という話はこの2006年の赤旗記事にも出ています。これが残虐兵器呼ばわりの根拠なのでしょうか。しかしもしDIMEではなく通常の爆弾だったら爆風と無数の弾殻破片に切り刻まれて人体は原形を留めていない、と思い浮かびそうなものですが、どうしてそういう比較した連想が出来ないのですか? 僅か数メートルの距離で爆弾が炸裂した時に、一体どれだけの人間が生き残っているのか、想像できませんか?

DIMEは巻き添えにする人間の数を大幅に減らす事が出来ますが、不幸にして巻き添えにされた場合、摘出困難な金属粉により治り難い傷を負う事は確かです。その意味で残虐兵器呼ばわりしているのでしょうが、DIMEではなくて通常爆弾ならば残虐じゃないのかと言うと、そうではないでしょう。DIMEの危害範囲(直径4メートル)周辺に人間が居たとして、通常爆弾が爆発した場合、そもそも全員助かりません。仮にDIMEを使用禁止にして通常爆弾に戻した場合、巻き添えになる死傷者は確実に増えます。

少数の死者と重傷者を出すDIMEと、多数の死者と負傷者を出す通常爆弾と一体どちらがよりマシなのか、単純にDIMEを残虐兵器呼ばわりするのではなく、その存在がどういったものかよく把握してから結論を出して下さい。
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DIMEが残虐兵器だって?
http://obiekt.seesaa.net/article/25536162.html
昨年11月頃から始まった一連の白リン弾騒動のキッカケとなった、イタリア国営放送RAIがまた新型残虐兵器を創造したみたいです。日本では早速、しんぶん赤旗が同調してニュースにしています。(他マスコミは反応無し)

ところでこの謎の兵器・・・以前、「超兵器警報発令!」で話題になった兵器の、真の正体かもしれません。

実験段階の米軍残虐兵器 イスラエル軍が使用か ガザで7月発覚 伊国営放送報道 [10/14 しんぶん赤旗]http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-10-14/2006101407_03_0.html
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 【パリ=浅田信幸】イスラエル軍がレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラと戦火を交えていた時期に、同軍がパレスチナのガザ地区で、実験段階にある米国製の新兵器DIMEを使用した疑いが濃厚になっています。イタリア国営放送RAIニュース24が十日、ドキュメンタリーで報じ、反響を広げています。

 RAIによる調査は七月半ば、ガザの病院医師の訴えから始まりました。少なくとも六十二例で、足が切断された状態で病院に運び込まれるという、これまでの兵器からは「説明のつかない」傷害が発端でした。

 シュハダ・アルアクサ病院のワヒド医師は、足の切断が「まるでのこぎりで切ったように骨まで切断されていた」と語っています。切断された部分はやけどの跡があり、生存者の場合は病院に運び込まれた時点で出血していませんでした。まるで被害現場から病院までの三十分足らずの間に出血が止まるよう工夫された兵器のようだとも指摘しています。

 もう一つ医師たちを不思議がらせたのは、切断部分から金属片が見つからなかったこと。傷害部位から摘出されたのは、粉末状の塊でした。

 化学的検査を実施した北イタリアのフェラーラ大学のバカロ博士は、この粉末状物質が「非常に高密度な炭素」であることを突き止め、合わせてタングステンなどの物質を検出しました。これが米空軍の兵器開発ホームページに紹介されている実験段階のDIMEと呼ばれる新兵器ではないかとの疑いを強めました。

 DIMEは破壊力を強める一方、爆発の被害をせいぜい数メートルの範囲にとどめるために工夫された兵器です。

 残虐兵器使用の疑惑は人道支援団体などが提起してきました。イスラエルは「国際条約で禁じられた兵器は使用していない」と主張しています。
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アメリカで開発中の新兵器がイスラエル軍の手に渡り、ガザに投入されたという話は・・・まぁ、可能性としては無くはないです。ですが、仮にその兵器がDIMEだとして、なぜ残虐兵器呼ばわりされないといけないのでしょうか。『爆発の被害をせいぜい数メートルの範囲にとどめるために工夫された兵器』とは、むしろ爆発時に周囲を巻き込む付随被害を極小に抑える為の人道的兵器なのではないでしょうか。

例えば以前に、燃料気化爆弾の事を批判する人達がいました。燃料気化爆弾とは爆圧そのものは通常爆弾よりも弱いのですが、非常に広い爆風範囲を得ている兵器です。つまり、赤旗の説明によるDIMEとは性格が逆の兵器です。爆風の被害範囲が広くても駄目、狭くても駄目とは・・・一体、どんな兵器なら使って良いのですか?

そこで早速、前回の白リン弾騒動の時にもいち早く特集記事を組んで馬鹿げた騒動の終息に貢献した Globalsecurity.org が、今回も同じようにDIMEの特集記事を組んでいます。

Dense Inert Metal Explosive (DIME) [globalsecurity.org]
http://www.globalsecurity.org/military/systems/munitions/dime.htm
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The Air Force is demonstrating a low collateral damage warhead, allowing a "behind-the-wall" threat prosecution with a highly localized lethal footprint. The warhead case consists of a low-density, wrapped carbon-fiber/epoxy matrix integrated with a steel nose and base. The low-density composite case can survive penetration into a one-foot hardened concrete wall. Upon detonation, the carbon-fiber warhead case disintegrates into small non-lethal fibers with little or no metallic fragments, thus significantly reducing collateral damage to people and structures. The warhead explosive fill is a dense inert metal explosive containing fine tungsten particles to provide a ballasted payload with sufficient penetration mass. The tungsten displaces energetic material so as to reduce the total energetic used. The net results are higher dynamic energy impulse all within a small lethal footprint.
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どうやらDIMEとは、炭素繊維の弾殻にタングステン粉末を含んだ爆薬のようです。炭素繊維の弾殻は爆風で粉微塵になり、通常爆弾のような鉄の破片を撒き散らしません。(爆弾の殺傷範囲はこの破片で決まる。破片が無い場合の殺傷範囲は爆風効果に依存し、範囲は破片効果よりもかなり狭くなる)DIMEに装填された重金属であるタングステンの粉は、爆風効果だけではあまりにも殺傷範囲が狭くなる事をカバーする為のものではないか、と思います。破片に比べ粒子状の金属粉は飛び散ってもすぐに勢いが無くなり、ある程度まとまった量でないと打撃力にはなりません。つまり極近距離でしか効果を発揮できないのでしょう。(私の理解が足りないかもしれません、もう少し調べてみます)なぜタングステンなのかというと、比重が重いこともさることながら、他の金属・・・例えば鉄の粉では燃えて無くなってしまうからです。

そして開発目的はやはり、付随被害を抑える為でした。

「The AFRL's Munitions Directorate dense inert metal explosive (DIME) concept team successfully demonstrated an effective mechanism to reduce collateral damage, helping the warfighter to prevent the loss of public support and more importantly, the loss of innocent life.」

イスラエル軍は以前からこの手の余計な被害を与えない兵器に熱心で、レーザー誘導爆弾から爆薬を取り除き、コンクリートを詰めた「コンクリート爆弾」なる物を以前から使用しています。これは建物の窓すら狙える精密誘導弾ならば、弾体の直撃だけで任務を達成できる場合があり、これならば爆発せずに付随被害を無くすことができるというものです。

しかし、場合よってはコンクリート爆弾では任務遂行が難しい局面もあります。かといって通常の爆薬が装填された爆弾では、周囲を巻き込む恐れがある・・・そういった時に、このDIMEのような特殊爆薬が使えると便利なのでしょう。爆薬の性格上、多用される兵器ではありません。タングステン自体も高価ですし。

タングステンは鉛よりも化学毒性が低いとはいえ、やはり重金属である以上、健康にはあまりよくないです。しかし、よほど大量に集中使用されない限りは大丈夫でしょう。そもそもこれを心配するくらいなら、戦場で遥かに大量に使用されている銃弾の弾(鉛製)の毒性を心配すべきです。なお、どう解釈してもDIMEは国際法で禁止された兵器には該当しそうにありません。

・・・しかし、そもそもガザで使用された兵器は本当にDIMEなんでしょうか? もう少し検証が必要だと思います。

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ここからDdog:兵器は使用されれば皆非人道的なもので、【週刊オブイェクト】が言うところの人道兵器というものは無いと思います。しかしながら、何も考えずに単純に転載コピペするのも如何なものでしょう。

何も考えずコピペする行為は風説を広めるだけです。コピペする記事は、ある程度裏を取るべきではないでしょうか?白燐弾や、DIMEは、残虐兵器であり、残虐兵器を使用したということを安易に流布するということは、憎悪の連鎖に加担する片棒を担いだ事になります。そのようなことを自覚しているのか?よく考えましょう。

例えば、将来ハマス側がイランから密かに核兵器を持ち込み爆破させる行為をしたとした場合、かつてイスラエルが残虐兵器を使用したからとして、核兵器使用を正当化させる論拠や世論となる恐れがあります。鬼畜ユダヤ殿、近藤勇殿や愚民党殿はそのような事を考えた事があるでしょうか?赤旗や読売は確信犯で掲載している疑惑すらあるというのが、私の考えです。

木村愛二がかつてバリ島テロがあった時に、小型核爆弾使用といった無責任な風説を流布した。それと同じ行為だ。ちなみに木村愛二が小型核爆弾使用はデマでした、間違いでしたと認めた話は聞いたことが無い。

戦争の悲惨さをこうやって掲示板に張る行為を非難するつもりはありません。
しかしながら、プロパガンダの疑いがある残虐兵器使用のニュースを垂れ流す行為は考え直してはどうでしょうか?

デマ報道はどちらかのプロパガンダの可能性があります。もしくは、デマ報道は邪悪な戦争によって得をする人間が流すものかもしれません。どちらにせよ、デマ報道の方棒を担ぐ事は、憎悪の連鎖に加担する行為であり、悪だと思います。

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戦争が邪悪だと認められている限り、戦争はつねにその魅力を持つであろう。これが卑俗なものと考えられるときは、戦争は一時的なものに終わるであろう。
ワイルド 「芸術家としての批評家」
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戦争が欲せられたものではなく、つねに余儀なくされたものだと思うがゆえに、戦争の聖なる旗印を自分の回りにさがす。
アラン 「人間語録」
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智によりて勝つが第一、威によりて勝つが第二、武器を用いるが第三、城を攻めるが最下等の策なり。
孫子 「謀反篇」
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