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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009022602000216.html
| 【ロンドン＝星浩】オバマ米大統領が一年以内の閉鎖を決めたキューバのグアンタナモ米海軍基地内のテロ容疑者収容所で、新政権の発足と前後して容疑者への虐待が増えている疑いがあることが分かった。ロイター通信が国際人権団体の調べとして報じた。 米国防省は最近、同基地での虐待状況を調べ「国際法に違反しているような処遇はない」と公表したばかり。だが、同基地で拘束される容疑者三十一人の弁護を引き受ける英国の人権団体「レプリーブ」に所属する弁護士によると、虐待はオバマ氏が大統領に就任してから増え始め、先月の就任式後に顕著になったという。 部屋に催涙スプレーを噴射したり、痔（じ）を患う容疑者のトイレットペーパーに香辛料を塗り付けたりといった陰湿な手口が目立つというが、虐待は上層部の指示ではないもよう。 弁護士は「現場の兵士が（閉鎖が決まったので）楽しめるうちにやっておこうという感覚だ」と指摘。イラクで負傷した米兵が同基地に転属になり、恨みを容疑者相手に晴らそうとするケースもあるという。 虐待を恐れる余り、接見を拒否する容疑者もおり、弁護士は「永遠に出られないと思い込んでいる容疑者もいる」と話している。 |
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