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3年前の「イラン=ナチ」偽情報でっち上げの経緯:またゾロ、プロパガンダの季節
http://www.asyura2.com/09/wara7/msg/445.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2009 年 3 月 29 日 20:01:55: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: ついでに:イラン内ユダヤ人の待遇の良さを書いたNYタイムズに「ナチ=反ユダヤ主義」大合唱!? 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2009 年 3 月 29 日 19:33:50)

こちらをご覧ください。『戦争準備=敵の悪魔化=自己正当化』の嵐が吹き荒れる季節が、再び近付いてきたのでしょう。

各国政府とメディアによる対イラン情報偽造の実体(ボルテール・ネット)
http://doujibar.ganriki.net/translations/1-06,rumouragainstiran.html

全文は長いので、一部を掲げておきます。

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《アンチ・セミティズムの風聞》
対イラン:同盟国各国政府は偽情報を捏造している

ティエリ・メイサン

[9・11以来、そしてイラク戦争以来の、何をやっても処罰されないことが保証される状況のおかげで、ネオコン主義者たちは、風聞と誹謗中傷を垂れ流すために各国の最も上級の機構を何のためらいも無く利用している。確認や分析よりも即座の連想と煽情性を重視する情報垂れ流しメディアを操作して、イランに対して、差別的な記章を衣服につけるように義務付けた、などと非難した。これは嘘なのだが、効果的であり打撃を与えるものである。米国、オーストラリアそしてカナダの政府が、このゲームに手を貸しているのだ。]
2006年8月4日
パリ(フランス)発

 モハメッド漫画の後、現在はイラン・イスラム共和国に対して戯画化するときがやってきた。この悪の頭目に対するトップ会談の後で、ジョージ・W.ブッシュはイラン攻撃の意図を隠そうとせず、毎日のようにこの決定の正当化という目的に向けられる新たなデタラメ情報を出してみせる。その最も新しいものは「zonnar[1]」すなわち宗教的な差別に関するものである。

《中傷して中傷しまくれ。必ず何かの効果が残るだろうから。》Beaumarchais[2]

5月19日金曜日、トロント(カナダ)のナショナル・ポストは、『イランで異教徒のためのカラー記章』と題される、亡命イラン人のジャーナリスト、アミル・タヘリ(Amir Taheri)による記事を公表した。[3]

この著者は、イスラム教徒の礼儀正しい衣装を定めた1982年の法律の改定に関するMarjlis(国会)での議論の様子を描いてみせる。この記事によると、アフマディネジャッド大統領の圧力の下で、国民の全員が「隠れているイマムが戻ってくる」ときに誰も彼もが同じように見えるために制服の強制を徐々に進めるだろう、ということになっている。

この記事は言う。450万人の公務員たちは2009年までにこの制服をまとい、「貧困者と生活保護者」に制服を着せるために8億ドルが振り向けられるだろう。他の法律が男性の顔(頭髪、鼻髭と顎鬚)の様子を決めるために作られるだろう。要するに、イランは全体主義の国に変化する寸前である、ということになる。ことのついでに、アミル・タヘリは、イスラム教徒以外の人々を区別するための記章(『zonnar』:これはでっち上げだが)を使用するように強制することを強調している。ユダヤ人たちは衣装の上に黄色いエンブレムを縫い付けなければならない。キリスト教徒たちは赤、ゾロアスター教徒は青である、と書いているのである。

ナショナル・ポスト(National Post)紙はこの短い記事の内容について何の確認も無しに、タヘリの情報をカナダ在住のイラン人による信頼の置けるものとしてそのまま伝えた。そして、すでに採決が行われ長老であるアリ・ハメネイの承認を待つのみであると決め付けられた。同時にナショナル・ポスト紙は、サイモン・ヴィゼンタール・センターの幹部であるラビ、マーヴィン・ヒエール(Marvin Hier)の関連発言を得るという仕事を行った。彼は次のようにコメントしたのである。「これはホロコーストを思い起こさせるものだ。イランはますますナチスの思想に近づきつつある。」

同紙のウエブ・サイトはその記事の中で、このラビ・ヒエールの「危険な傾向だ。イランは新たなナチス・ドイツに変わりつつあるのだろうか」という発言に対して、著作家たちに即座に賛成か反対かの形で応答するように意見聴取を行ったのである。

【中略】

いつもながら新聞記者たちがこの大嘘を鳴り響かせた事実に注意しなければならない。例の新聞が書いた通りに、である。テヘラン駐在の新聞特派員たちの中でこのデッチ上げを告発した者は誰もおらず、この捏造を役立たずにしてしまったのは各国大使館の連絡と議会の声明だった。このゲームに参加しなかった日刊紙が必ずしも誠実だというわけではない。過半数が週末の期間に新聞を発行せず、月曜日になってこの件に取り組むことができた、ただそれだけである。そのときにはこの大嘘がばれていたのだ。

その一方で、アンチ・セミティズムの非難がまたしてもその効力を発揮したのである。その扇情的な力は、情報の広め手であるメディアに、それを垂れ流す以前に検討することが義務であると思わせないほどに強烈なものなのだ。

【引用終り】

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