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【マスコミに載らない海外記事】なぜプロパガンダが真実を出し抜いてしまうのか(9/11でも):紹介と一部引用
http://www.asyura2.com/09/warb0/msg/761.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2009 年 9 月 24 日 20:49:42: SO0fHq1bYvRzo
 

【マスコミに載らない海外記事】なぜプロパガンダが真実を出し抜いてしまうのか(9/11でも):紹介と一部引用

9月14日付のウエッブ誌「マスコミに載らない海外記事」は、元米国レーガン政権時代の財務次官補でウオールストリート・ジャーナル元副編集長のポール・クレイグ・ロバーツ氏の論文を翻訳して掲載しています。

他の情報誌の記事ですので、全文引用は控えますが、一部をご紹介します。
翻訳記事全文は http://eigokiji.justblog.jp/blog/2009/09/911-606b.html
またその原文は http://vdare.com/roberts/090914_propaganda.htm

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【引用開始】
vdare.com
Paul Craig Roberts
2009年9月14日

専門誌ソシオロジカル・インクワイアリーに掲載された論文["There Must Be a Reason": Osama, Saddam, and Inferred Justification, Vol. 79, No. 2. (2009), pp. 142-162. [PDF] が、プロパガンダの有効性を明らかにしている。小さな嘘はばれるのに、なぜデマ宣伝が巧くゆくのかを研究者たちは調査した。政府は大規模詐欺をやっても逃げおおせられるが、政治家達は情事事件から逃げおおせることが出来ない。

イラクが、あの出来事と無関係だったことが明白となってから何年も後になっても、一体なぜ、非常に多くのアメリカ人が、サダム・フセインが、9/11事件の背後にいたと未だに信じているのかを、研究者達が説明している。アメリカ人は、イラクが関与したと主張した、ブッシュ政権のプロパガンダに基づいて、入念な合理化をしてしまい、それがアメリカ人の信念に深く結びついてしまったのだ。人々のそうした感情移入が、彼等の人格的同一性や、道徳観に包み込まれてしまったのだ。そういう人々は、事の真実にかかわらず、自分たちの信念を支える情報を求め、信念に対立する情報を避けるようになる。

『我が闘争』で、ヒトラーは、小さな嘘と比較して、デマ宣伝の信憑性を説明している。

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「素朴なために、人々は、小さな嘘よりも、デマ宣伝の犠牲になりやすいのだ。彼等自身些細なことで、小さな嘘をつくことは多いが、大規模な嘘をつくのは気が引けるのだ。彼等は壮大な嘘をでっちあげることなど決して思いもよらず、他の人々がそれほど厚かましいとは信じられないのだ。たとえそうであることを証明する事実が、自分にとって明らかになっても、彼等は依然、疑い、何か他の説明があるだろうと考え続けるのだ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

社会学者達と、ヒトラーが言っているのは、事実が明らかになる頃には、プロパガンダによって植えつけられた信念に、感情的に結びつけられてしまった人々は、信念の束縛から脱するのは、苦難の体験であることに気がつくということだ。それよりは、真実を語る人々が暴露したうそつきよりも、真実を語る人々を、糾弾する方が、より快適なのだ。

【中略】

人々は、矛盾にすら気づかない。最近、ツイン・タワー崩壊によって生じた、異なる三カ所から集められたほこりのサンプルを18ヶ月間、研究した科学者の国際的なチームが、ほこりの中に、ナノ-サーマイトを発見したと発表した。アメリカ政府は、政府子飼いの科学者達に、サンプル管理の信ぴょう性が、検証できないという理由で、この研究結果が偽りであると証明させた。言い換えれば、誰かがサンプルに手を加え、ナノ-サーマイトを添加したというのだ。サーマイトの入手は、厳しく管理されており、アメリカ軍と、おそらくはイスラエル以外は、誰もナノ-サーマイトなど入手できないという、明白な事実にもかかわらず、研究結果の信頼性を損なうには、これで十分なのだ。

【中略】

私に不可解なのは、9/11以外のことは、政府が言う言葉の一つたりとも信じない人々だ。私にはどうしてもわからない理由で、他のあらゆることでは、国民に嘘をつく政府が、9/11については真実を語っていると、彼等は信じているのだ。どうして、そんなことがありえますかと、私は彼等に尋ねる。政府が、うっかり間違って、本当のことを言ったことがありますか? 私が質問しても、彼等は政府の9/11説明に対する信頼を考え直すことはしない。逆に、彼等は自分たちの知性、あるいは、品格、あるいは、それに似た何か神聖化された形質を疑ったことで、私に腹を立てるのだ。

真実が直面する問題は、人々の情緒的な要求だ。9/11については、多数のアメリカ人は、彼等は、非協力的だとか、愛国心がないとか思われたくはないので、自国政府を信じるしかないと感じており、彼等は“テロリストのシンパ”と呼ばれるのを非常に恐れているのだ。左翼側の人々の中にも、アメリカに虐げられた人々が“ブローバック”を実行したと信じる情緒的な必要性を感じている人がいる。左翼の人々の中には、アメリカは、そうしたブローバックの報いを受けて当然だと考え、それで、イスラム教徒が、アメリカを攻撃したという政府のプロパガンダを信じる人々がいる。

もしも、9/11にかかわるアメリカ政府の説明が間違っているのなら、物理学者やエンジニア全員が、声をあげるはずだと、素朴な人々は考える。声をあげた人々も何人かはいる(上記参照)。とはいえ、大半の物理学者達やエンジニア達にとって、これは自殺行為に等しいのだ。物理学者達は、その職業上、政府の助成金に大きく依存しており、彼等の学部は、政府の資金助成に、決定的に依存している。物理学者が、はっきり発言すれば、実質的に、大学での経歴をあきらめることになる。もしもその学者が終身教授であれば、歯に衣を着せずにものを言うスティーブン・ジョーンズにブリガム・ヤング大学がそうしたように、ワシントンをなだめるべく、大学は終身在職権に補償金を支払って、解雇する。

【中略】

反戦サイトは、9/11の公式説明を受け入れることで、自分たちの反戦運動を弱体化してしまったことを理解していない。イスラム教徒のテロリストがやったのだということを認めてしまえば、この出来事に対し、彼等を懲罰することに反対するのが困難になる。ここ数ヶ月、antiwar.com等の主要反戦サイトは、資金集めに苦労するようになっており、彼等の資金集めキャンペーンは、これまでより、ずっと長期にわたるようになっている。政府の戦争の約束を認めてしまえば、戦争に反対することが不可能になるということを、彼等は理解していないのだ。

【中略】

誰に責任があるかとは無関係に、9/11へのアメリカ政府の対応は、わが国を永遠に変えてしまった。アメリカ人の市民的自由は、二度と、かつてのような確実なものではなくなった。アメリカの財政的能力と生活水準は、果てし無く低下した。わが国の権威と、世界に対する指導的地位は永遠に損なわれてしまった。21世紀の最初の十年間は無意味な戦争に浪費されたが、次の十年間も、同じ様に無意味で、既に破たんしたことの追求に浪費されるかのように見える。

こうした全ての中で、最も気掛かりなことが、そのままになっている。こうした災難の大元である9/11の出来事が調査されていないことだ。

【後略、引用ここまで】
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米国の「反戦運動」なるものの多くは、そもそもが単なる《米国民主党の下請け機関》でしかなく、反対していたのは「ブッシュ共和党が主導する戦争」のみです。オバマ政権ができて、米国の「反戦運動」の姿が掻き消えてしまったことは驚くにもあたりません。彼らは、9・11事件の再調査要求に対して、まるでヒトラーの親衛隊の取り巻きようにヒステリックに攻撃します。こうしてデマゴギーばら撒きと定着の主体であり続けてきましたし、今後もそうでしょう。シンディー・シーハンがそこから出て行かざるを得なかったのも無理からぬところです。彼らは本当に反戦なんか考えてもいない!

選挙で民主党を勝たせて用無しになったあとは、9・11事件再調査要求をつぶすことで何とか御主人様に取り入ろうとするばかりでしょうね。この種の集団が世界中にあります。その多くは「左翼」を名乗っています。(スペインでもそうなんですね、実は。)まあ、いずれはその御主人様からも人々からも見捨てられ、分解して、脱退者を続出させることでしょう。

著者のポール・グレイグ・ロバーツは9・11の真相の究明について、少々悲観的になっているようにも見えますが、私としてはそうも言っておられません。ロバーツも上の本文で紹介していますが、リチャード・ゲイジの来日、連続講演の側面支援を続けるのみです。
(下は、ゲイジ講演と第3回911真相究明国際会議のポストカード)
http://gallery.harmonicslife.net/main.php?g2_itemId=6628
http://gallery.harmonicslife.net/main.php?g2_itemId=6634&g2_imageViewsIndex=1
http://gallery.harmonicslife.net/main.php?g2_itemId=6629&g2_imageViewsIndex=1

 

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