★阿修羅♪ > 戦争b1 > 175.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
仮説は自由で重要:しかし、そのどれをどのように「真」と判断すべきか?
http://www.asyura2.com/09/warb1/msg/175.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2009 年 10 月 04 日 20:02:36: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: WTCは核兵器で爆破された? 投稿者 質問です 日時 2009 年 10 月 04 日 12:00:10)

9・11WTC崩壊だけではなく、世の中にはいまだに明らかにされていない、様々な角度から議論されている事柄が数多くあります。「地球の温暖化」も「新型インフルエンザ」そうです。

その一つ一つについて、様々な見方から仮説を建てること自体は自由であり、制限を設けるべきものではありません。また一つの仮説を悪辣に「悪魔化」して封じ込めることは、逆にその封じ込めを行う者たちの正当性をも崩す行為でしょう。

仮説は重要であり、たとえある一つの事柄についての仮説が誤りであったとしても、その仮説を証明するために行った研究自体が、将来、他の方面で生かされるようなこともあるのかもしれません。その意味で仮説の追及は大切だと思います。ただ、それが宗教の教義のように、他者を排斥し自分のみを正当化するために使用されるべきではないと思います。

問題は、一つの事柄に関して作られた多くの仮説の中から、何を、どのように「真」と判断すべきなのか、ということについての考え方です。

これについては、私のサイトから
  真実の見分け方
  http://doujibar.ganriki.net/01b-trueorfalse.html
の一部を引用させていただきます。

**************************************
【引用開始】

ある事件が起こった際に、その事件の真相を突き止め犯人を確定するのに必要なものは言うまでもなく証拠である。そしてその証拠とされるべきものは、決して噂や推測ではなく、「誰々がこのように言っている」というようなことでもなく、唯一、『明確な事実を示すものごと』のみである。

今さらのようにこんな当たり前のことを申し上げるのは、9・11事件について、その『明確な事実を示すものごと』があまりにもぞんざいな扱われ方をしており、またあまりにも人々に知らされていないのではないかと疑われるからなのだ。

さらに、証拠つまり『明確な事実を示すものごと』についての考え方が一般的にいって非常にあいまいな状態のままに放置されているのではないかと懸念される。一つの分かりやすいたとえを使ってご説明しよう。

*     *     *     *     *

人物Aがある殺人事件の犯人ではないかと疑われたとする。殺人現場でAの指紋が見つかりAの所持品が発見された。これは確かに証拠である。Aには動機も十分にあり殺人時刻の少し前に被害者と会って口論していたという情報もあった。さらにAの自宅から被害者の部屋にあったはずの物品が見つかった。これらも証拠となりうる。手袋をつけていたとみえて殺害の武器であるナイフに指紋は無かったがそれは間違いなくAの所有物であった。こういった様々な証拠から人物Aが犯人であるという説明が作られた。

ところが捜査が進むうちに、Aが殺害の時刻と推定された夜に他の場所にいたという確実な証拠となる事実が発見された。さてこの場合、この殺人事件の真相をどのように判断すべきだろうか。

当然だが「Aがこの事件の犯人である」という説明はこのたった一つの事実によって変更されることになる。つまりこの事実と矛盾しないように修正されなければならない。そしてもしその修正が不可能なら、「Aがこの事件の犯人である」という当初の説明は放棄され、あるいは少なくとも「凍結」されなければならず、その場合、この説明を「真実である」と主張できなくなる。

*     *     *     *     *

まとめてみよう。「証拠があるから真相は○○である」と断定してはならないのだ。決定的に大切なのは逆に《「○○ではありえない」という証拠が存在しない》という点なのである。

 様々な証拠によって多くの説明が主張されている場合、

★ 他の説明には《「そうである証拠」も「そうではありえない証拠」も存在する》が

★ ○○にだけ《「そうである証拠」が十分にありかつ「そうではありえない」証拠が存在しない》なら、

そのとき始めて「○○を真実であり他は誤りである」と主張できるだろう。

もし一つの説明がある事実と矛盾する場合、その説明はその矛盾がなくなるように修正されなければならない。もし修正が不可能な場合、その説明は「真実ではない」として放棄され、あるいは少なくとも「凍結」されなければならず、もはやその説明を「真実である」と主張できない。これは当然のことである。

そしてもしある説明が、それと矛盾する事実を意図的に無視して「真実である」と主張されるなら、その説明は「虚構である」と判断されてしかるべきである。

*     *     *     *     *
 9・11事件は日本を含む世界中の国々を巻き込み深刻な影響を与え続けている。このような重大事件・重大犯罪を取り扱う際に、こういった「何が真実で何が虚構なのか」を判断する基準をいいかげんなままに放置して、単に「主要な風潮」に押し流され「信じるしかない」と追随するばかりなら、そのような態度は主権国家である我国の将来を取り返しのつかない事態にまで追い詰めていくことになるだろう。近代国家は決して無論理・反理性によって運営されてはならないのだ。

そこで、まずこの9・11事件を判断するための証拠つまり「明確な事実を示すものごと」とは何か、また今まで米国でそれらがどのような取り扱い方をなされてきたのか、検討することにしたい。

【以下省略、引用ここまで】
**************************************

このあと、私の文章では9・11事件に関して、「物的証拠について」「映像資料について」「文書資料について」「ラジオ、テレビ、新聞などの報道」「目撃者証言、容疑者の自白について」という順番で、その証拠能力の質と軽重を論じています。


撤去作業員や消防署員、警察官などに癌死亡者が相当数出ていることについては数年前から議論になっており、私も知っています。ただ先ほども言いましたように、癌死亡者の実態は本当にどうなのか、直接にWTCの塵埃に触れた者たちの中でどんな癌がどんな割合で出ており、それが異常と認められる範囲なのかどうか、等々の問題について、いまだにその全体をつかむ正確な数字や資料がありません。

これは、米国民自身が米国政府に対して本格的で全面的な徹底調査を要求すべき問題ですが、今のところ実現していません。さらにそれが本当に核兵器による以外では全く説明の不可能なものかどうか・・・。もし他の仮説によっても十分に説明しうるものなら「核兵器仮説」を「真である」と断定することは出来ません。これらは素人が「カン」だけで軽々に判断すべきものではないでしょう。その意味でも、やはりプロの専門家による徹底究明チームが作られて作業がなされる必要があります。

一部の事実を抜き出して、疑問や憶測を言うことならいくらでもできます。それを元に一つの仮説を立てることは、先ほども申しましたように自由であり重要なことでもあるでしょう。しかし、あらゆる仮説は、まず平等に扱われなければならず、一つ一つを、間違いなく起こったと認められるあらゆる事実と付き合わせて、検証する必要があります。その中で、一つでも否定的な事実があれば、事実を無視するのではなく、仮説自体を検討し直さねばなりません。

それがどれほど魅力的な仮説であっても、このような手続きを踏まない以上、それを「真である」と見なすわけにはいきません。これはロマンでも宗教でもないのです。

「核兵器」仮説が、はたしてそのような検証に耐えうるものかどうか・・・。WTC崩壊、第7ビル崩壊中に起きた多くの事実と引き比べる限り、私としては否定的にならざるを得ません。この点は何年も前から阿修羅で様々に言われてきたことですが、まずとっかかりに、私のサイトで取り上げられているWTC崩壊の一つ一つの事実が、ある仮説と矛盾しないのかどうか、説明可能だとすればどのように説明できるものか、緻密に見ていく必要があるでしょう。
  (ご参照)
  見ればわかる911研究 メニュー
  http://doujibar.ganriki.net/00menu.html

何よりも大切なことは、他人の言う結論だけを鵜呑みにするのではなく、自分でできうる限りの確認をすることだと思いますので、これ以上のことは申しません。

以上です。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > 戦争b1掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。