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http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102301000751.html
【カブール、イスラマバード共同】アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが隣国パキスタンに越境、パキスタン軍のイスラム武装勢力掃討のための地上作戦に応戦していることが２３日、アフガン国防省当局者の話で分かった。
パキスタン軍が北西部部族地域、南ワジリスタン地区で武装勢力「パキスタンのタリバン運動」（ＴＴＰ）に対する地上作戦を始めて２４日で１週間。アフガンと接する同地区でタリバンの加勢を懸念するパキスタンは、国境警備の強化をアフガンに求めている。
アフガン政府はこれまでタリバンの越境を公式には認めていなかったが、国防省当局者は「（タリバンが）パキスタン軍との戦いに明け暮れている」と述べ、同地区へのタリバンの侵入を認めた。
当局者は、１１月７日のアフガン大統領選決選投票まで地上作戦が続けば、アフガン国内でのタリバンの活動が弱まるとみられることから「第１回投票より治安が良い状態で投票日を迎えられる」との見方を示した。
パキスタン軍によると、地上作戦では軍と武装勢力でこれまで少なくとも計１４７人が死亡。民間人の犠牲者については発表しておらず、人的被害の全容は不明だ。
2009/10/23 17:44 【共同通信】
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