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【朝日、日本経済は生き残りをかけて、アジアへの融合を図ることが求められる】(ハゲタカのパシリ・朝日が珍しくまともです)
http://www.asyura2.com/10/lunchbreak32/msg/415.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2010 年 1 月 04 日 12:07:13: 4sIKljvd9SgGs
 

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【社説】 「日本は中国に抜かれるが、悲観するな。日本はアジアの跳躍に人や技術を提供し、アジアの人や金を受け入れよう」…朝日新聞
1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2010/01/04(月) 10:56:21 ID:???0
・幕を開けた2010年代は、世界的な構造変化が加速するに違いない。経済の分野では、米国
 一極集中から多極化へ、といううねりだ。
 米国の過剰消費に世界中がもたれ掛かればなんとかなるという時代は終わった。世界大恐慌以来の
 経済危機を克服するうえで協調は不可欠だが、同時に各国が内需を振興して自立的な発展を
 進めることが前提になる。

 特に、輸出と貯蓄にいそしんできたアジアなどの新興国が「豊かでエコで安心・安全な社会」を
 どう築くか。世界の安定と調和はそこにかかる。

 日本経済は生き残りをかけて、アジアへの融合を図ることが求められる。アジアの需要をただ
 取り込むという発想でなく、近隣諸国の豊かな社会づくりに寄与し、結果として生まれる市場の
 果実を得るようにしたい。
 たんに商品やサービスを売るのでなく、現地に溶け込んだ商品・販路づくりや人材育成が
 欠かせない。現地の発展に日本のどんな資源が生かせるか。志を高く持ち、考え抜く人材を一人でも
 多く育てる必要がある。
 すでに多くの企業がアジア向け製品開発に走り出している。パナソニックは、中国で家電製品が
 行き渡っていない農村地帯にどんなニーズが眠るか、徹底的に調べている。

 任天堂のゲームづくりを率いる専務の宮本茂さん。頭脳には失敗を含めゲームづくりの経験と
 知識が詰まっている。世の変化に応じて過去の蓄積から使える要素を引き出し、組み合わせてきた。
 「枯れた技術の水平思考」だ。
 イノベーションに発明が欠かせないというのは間違いだ。需要と供給の微妙な食い違いへの「気づき」
 からも生まれる。米IBMはコンピューターを学術計算に使うという固定観念にとらわれず、事務処理に
 使えばいいと思いついて巨大企業になった。
 新たな光をあててみるべきものは、企業だけではない。日本の地域に眠る「緑」「水」「海」などの
 自然の幸、独自の伝統文化や安全な社会といったソフトパワーにも再評価が必要だ。

 追い風は吹いている。すでに世界で日本の顔となったアニメ、漫画をはじめ、さまざまなポップ
 カルチャーや若者ファッション。(>>2-10につづく)
 http://www.asahi.com/paper/editorial20100104.html


3 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2010/01/04(月) 10:56:53 ID:???0
(>>1のつづき)
 世界ブランドの工業製品だけではない日本の姿をアジアが改めて発見し、開拓しつつある。
 大分県が成功させた「一村一品運動」。その基礎には、世界の目線で地域の資源を評価できる
 人材の育成があった。

 孫子の兵法に学ぶまでもなく、顧客と市場、社会を知り、自分を知ることこそが王道だ。日本の
 再出発には、持てる資産を自覚する「ニッポン総棚卸し」が求められる。
 企業でも地域でも、人材がかぎを握る。アジアが必要とする資源の情報を吸い上げる人、日本の
 資源で役立ちそうなものを提案する人。企業や地域がアジアに大事なお客さんや、かけがえのない
 パートナーがいるという関係を網の目のように広げていく。
 その中で、日本の中小企業からアジアブランドを100つくれないか。
 日本の人材がアジアに出るだけではいけない。日本もアジアに開かれた社会に脱皮する必要がある。
 観光客も留学生も増やし、働き手を受け入れたい。日本の企業や地域を評価するアジアのマネーも
 受け入れるべきだ。「外の目」による再評価は日本の地力を再生させる糧になる。

 そうやってアジアの人々と手を携え、大きな人づくりの連鎖と循環を生み出したい。アジアで成長
 社会が興隆しつつある。その舞台を借り、不確実性にひるまない人間を育てる機会を得られるなら、
 それは幸運だ。

 日本を人づくりから成長軌道に乗せることこそ「国家百年の計」ではないか。新産業を興すにも、
 改革を通じてたくましい社会システムを築くためにも、アジアとの間の「人づくり大循環」は力強い
 支えになるだろう。

 アジア融合は将来「共同体」と呼ばれるような姿を結ぶかもしれない。大切なのは、そこへの道筋を
 支える経済や社会の下部構造を築く営為である。米国との政治的なきずなを大切にしつつ、アジア
 という大海の中で生き抜く訓練を重ねる。そうした日本人の中から、次の優れた世代を生み出す
 ことができるだろう。

 中国は今年には国内総生産(GDP)が世界2位になる。だが、3位になる日本を悲観すべきではない。
 中国を含むアジアの跳躍に日本の人と技術と文化を生かすことで、共生と新たな成長への道を
 切り開きたい。(以上、一部略)


 

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