ともかく、日本社会に根付いているアメリカの軍産複合体勢力は非常に大きく、直接彼らの指令で動いている人だけをとっても多分人口の数パーセントあるのではないかと言うほど。

　だから、この前の総選挙でも武部勤さんとか中川秀直さんのように落選間違えないと言われていた人が当選し、反対に良心的に政治をやってきた人の多くが落選している。その象徴が中川昭一さんであり、亀井久興さんや保坂展人さんだ。それだけ大きな影響を与えるほど、日本社会は巧妙に植民地化されている。多分、これが桝添さんが変質してしまった一番の理由。

　多分、今の日本のもっとも大きな問題は、一般社会に根付いてしまっている軍産複合体によって動く人々が、自分たちのやっていることの意味をほとんど自覚していないことだ。自分たちのやっていることが少なくとも自分のためになっていて、大まかには社会に害を及ぼしてはいないと思い込んでいることだ。長期的、と言っても多分５年とか１０年ぐらいのものだけれど、多少長期的に見れば、ほぼ99.99％の人にとって絶望的としか言えないような政策を今の日本の政治家は取っている。軍産複合体によって動かされている人たちは単にその場その場で都合のいい情報を流されているから勘違いをしているだけであり、5年後、10年後破局が訪れてやっとそのことを理解するのだろう。または、そのときになってもまだ自分たちがやってきたことの影響を理解しないのかもしれない。

　ともかく、何らかの方法で今の情報コントロールを打ち破らないと状況は変わらない。このままでは破局へ向けて突っ走るしかない。