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<雑誌「世界」1月号 編集後記>日米安保改定から50年、枠組みそのものを考えるときがやってきた。
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/163.html
投稿者 gataro 日時 2009 年 12 月 12 日 19:36:22: KbIx4LOvH6Ccw
 


http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10409526202.html から転載。

2009-12-12 17:46:04
gataro-cloneの投稿
<雑誌「世界」1月号 編集後記>日米安保改定から50年、枠組みそのものを考えるときがやってきた
テーマ:日本の現状

図書館で雑誌「世界」1月号を読んできた。「韓国併合から100年――現代への問い」が特集されていた。特集を読み通す時間が十分にないのでページをペラペラっとめくっていった。そしてふと「編集後記」に目をやると、そこには、「週刊朝日」11月27日号で寺島実郎氏が展開しているのとよく似た論が、展開されていた。

<参照>
敗戦からすでに65年 いつまで続ける日米奴隷外交/岡田外相よ、犠牲を沖縄県民に押しつけるな!

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http://www.iwanami.co.jp/sekai/2010/01/pscript.html

雑誌「世界」1月号 編集後記

 新政権発足3ヶ月。政権内の軋みや混乱も目に付くようになった。しかし、政権交代とは、政策の転換のことであり、そこには予算配分の転換が伴う。それまでの秩序は崩れ、既得権益者からは反発や抵抗が起こる。国民の意見も割れる。軋みや混乱が生じなければ嘘である。

 沖縄の普天間基地移設問題は、政権内の軋みと混乱が最も大きいテーマとなった。逆にいえば、この問題こそ、新政権の政策転換の大きさ、真贋を占う試金石となったといえる。

 本土メディアは「米国が苛立っている」「年内に決着を」「日米安保の根幹が揺らぐ」と喧しい (本号メディア批評)。しかし、なぜこの問題をそれほど急ぐ必要があるのか (しかも前政権の方針を踏襲して)、きちんとした説明を聞いたことがない。米軍再編の行程や予算措置に影響するという「解説」はあるが、それは米国の国内事情の話であって、日本には日本の事情があるというだけの話ではないか。

 沖縄だけではなく、本土メディアの世論調査でも「国外、県外移設」支持が50%を占めている (毎日新聞11月24日)。つまり国民には、辺野古であれどこであれ、米軍に急いで新基地を建設し、提供しなければならないほど切迫した危機感、あるいは脅威の実感がないのだ。

 脅威といえば、むしろ米軍基地の存在の方が、事故や騒音、凶悪犯罪などを引き起こす、生活者にとっての脅威なのだ。その脅威を少し横にずらした (普天間→辺野古) だけで何の解決になるのか、というのが、沖縄・本土を問わない普通の国民の素朴な思いではないだろうか。

「日米同盟」の根幹が揺らぐというのなら、むしろこの機会に、この冷戦時代の遺物を徹底して再点検してみたらいい。

 日米安保条約は、1951年サンフランシスコ講和条約と同時に、米国との間で結ばれた。要は、米ソ (中) 冷戦構造の中で日本が米国陣営を選択し、占領の継続として米軍の駐留を「希望」し、基地の自由使用を認めたものである。

 このとき、沖縄は本土から切り離され、米軍が東アジアに軍事介入する拠点、「太平洋の要石」とされた。

 1960年に改定されたが、米軍による基地の自由使用という根幹は変わっていない。日本は全土どこでも、無料で米軍に基地を提供しなければならず、「安保ただ乗り」どころか、米軍の「基地ただ乗り」条約である。米国は日本を防衛するから基地提供は当然とよく言われるが、条文上は、それぞれの防衛は「自助」(第3条) となっており、米軍は「日本国の安全に寄与」(第6条)、つまり支援はするが防衛は義務付けられていない。

 日本が経済を復興させると、条約には規定されていない膨大な財政支援 (思いやり予算) が行なわれ、続いて自国防衛に専念するはずの自衛隊が、米軍の補助部隊として、中東など世界の紛争地に引き出される (米軍再編) ところまで、この「同盟」は進んできた。

 1960年以来、条約自体は50年も改定されることなく、矛盾は押し隠され、ごまかしの連続でここまできた。しかしもはやそれも限界に来た。米ソ冷戦が終わって20年、東アジアも様変わりした。イラク侵略への「有志連合」など、米国自体、それまでの「同盟」概念を変えている。枠組みの中で考えるのではなく、枠組みそのものを考えるときがきた。
 


 

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コメント
 
01. 2009年12月12日 20:52:27
これは小沢一郎が今までずーと言い続けてきたことです。

02. 2009年12月12日 22:30:03
まったくその通り! 勇気を出して交渉してくださいと鳩山政権に言いたい。

03. 2009年12月13日 16:03:59
日米同盟、安保条約は日本の最大の脅威である。
イラクの「地位協定」が結ばれた時、そのあまりの植民地ぶりに
あきれたが、日本もそう変わらない。
『アメリカの自由』のために、日米安保があるだけだ。
豚インフルエンザの最初の頃、「横田基地に到着した240人の乗客にもインフルエンザの症状が・・」というニュースを覚えているだろうか?
その時、日本の直接統治ができない場所に、そんなに一度に入国していたのか?
と思った。インフルエンザより、そのほうが恐ろしい。
空も、陸も、海も、自衛隊の基地も、有事の際は企業も、国民も
その協力をすることになってしまった。
自衛隊の装備がアメリカの鍵がないと、ただのおもちゃになるということは、
あの、北朝鮮ロケット騒ぎでわかったではないか。
近頃は【人道的な災害救助】の名目で海外災害の時も自衛隊との連携が決まった。
災害の近くに米軍ありで、不審がられていたので日本のブランドで薄める狙いか。

憲法の上に条約や協定があることに、おかしいと思わないのか。
他国との間にそれがどこの国であろうと同盟など、結んではならない。
日本を使って、ロシアや中国を弱体化させただけの英日同盟の教訓を、
忘れてはならない。イタリアまで護衛に行って被害にあったではないか。
日米安保をまだ続ける気なら、これまで同盟の名の下で企業や政治や行政や司法や日銀やマスコミがどんな売国なことをして来たかを、全部冷静に公表して欲しい。
国民主権といいながら、国民には何も知らされていないし意図的にバカな子供のままにされている。



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