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景気は回復したと自分の実績を今まで強調していた竹中平蔵氏が、菅氏との対談で「1994年からもう15年間、日本はデフレ」
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/370.html
投稿者 ブッダの弟子 日時 2009 年 12 月 18 日 12:33:47: WrVq5GKL9DWTY
 

産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091216/plc0912161733017-n1.htm

【菅vs竹中論争】(4)菅氏「過去の失敗を検証する」(おわり) 2009.12.16

 【竹中氏:菅氏の「第三の道」は結構だ】
 「最後にですね、私はぜひ申し上げたいのは、スウェーデンの事例なんです。スウェーデンはまさに国民にいろいろ福祉を充実してその手当を出すことによって立派にやっている国だと思います。高い成長を遂げていますし、1人あたりGDPは日本の2倍近くある国で、しかし、高福祉高負担をやっています。ただ、私はスウェーデンとアメリカが供給サイドでやっていることはすごく似ていると思います。スウェーデンというのは法人税率が28%でヨーロッパで最も低い国です。スウェーデンでサーブという自動車会社が国に救済を求めたとき、こんな弱い企業が国の中にいたならば、経済は弱くなって高い福祉を維持できないからだめだと言って救済を拒みました。GM(ゼネラル・モーターズ)を破綻(はたん)させたのとよく似ていると思うんです。だからそこは供給を強くするということと、今申し上げたように国民に対して、しかるべき需要をつけることは、これは矛盾しない。で、そういう実はニュアンスで私は、それを第三の道とおっしゃるんだったら私はそれで結構だと思います。ぜひやっていただきたいと思います」
 【菅氏:財政出動の中身を変える】
 「あと1問で誰かお願いますが、これはこちらからの説明に近いんですが、今、わが内閣がやっている最大のことは、財政出動の中身を変更するということです。これはなかなか私は率直に言って過去の内閣ができなかったことですね。まさに先ほど前原国交相の名前を出されましたけれども、彼のところなんか一番がんばっています。ですから決して財政出動によって需要を生み出すという、私はそれを第一の道と言っているんですが、そういうことに戻れと言っているんではまったくない。実は。われわれの考えは。そうではなくて、知恵とかいろんなもの、あるいは環境という問題もある意味ではインセンティブとしてですね、活用して需要を起こすことで、当然そこに需要があると思えばイノベーションも起きるという、そういう意味で申し上げていることだけちょっと説明しておきます。私以外からあれば」
 【竹中氏:1月に経済財政の中期展望を】
 荒井聡首相補佐官「私から最後に1つだけ。経済財政一体運営ですね。これはどこの、どんな内閣でもそのことが問題になる。あるいは官邸の機能強化とか、そういうものと関係すると思うんですけども、このあたりもうひとつ、もう少しご説明いただければと思うんです。きょうは日銀も来ておられますけれども、そのあたりも含めてですね」
 竹中氏「あのー、経済財政一体運営のですね、仕組みをどのように作られるかというのはいろんな新しい知恵を出していただければいいのだと思います。経済財政諮問会議というのは、経済と財政しかできませんでしたが、国家戦略局は経済外交とか資源外交を含めてまさに国家戦略をやるということですから、それはもうぜひやっていただきたいし、われわれは調査、審議する機能でしたけれども、それを決定までするということは、それは大きな進歩になりうると思います。経済財政の運営に関していうならばですね、私はやはり経済も財政も中期展望を明確にお出しになることだと思います。これは今まで1月、2002年から一貫して1月の中ごろに政府は経済財政の中期展望、名前は時々変わりますけれども、経済中期展望を出していて、そこで、マクロ経済はどのように成長していくのか。そしてその中で財政は、当面は財政赤字は増えるけれどもその後、いかにそれを抑えていって、財政をサステイナブル(持続可能)にしていくのかということ。道筋を立てて示していただく。その中にですね、私は内閣の将来需要なり考え方がすべて集約されると思います。そのためにはやっぱり成長戦略があって経済が成長するというシナリオがなければいけないし、やっぱり日銀と一体になってデフレを克服するということがないと、デフレを克服しないと財政再建は絶対できません。で、これは1994年からもう15年間、日本はデフレ。消費税を引き上げしたとき以外は続いているわけですから。これはやっぱり日銀にもですね、相当がんばっていただかなければいけないし、そのためのやっぱり一体的なビジョン。これはまさに将来の予見可能性、プレディクタビリティーを高めることになりますから。これをちゃんと1月に出せないとですね、これは本当に国債市場に不安が走りますし、そこをですね、まさに菅副総理が中心になって、しっかりとした説得力のあるものをぜひ作っていただきたい。それをうまく回転させれば一体運営というのは見えてくるのではないかと思います」
 【菅氏:過去の失敗を検証する】
 菅氏「今の日程では、今年中にこの成長戦略の骨格を出して、中期見通しについてはですね、今の予定では本予算が上がった後、中期的な複数年度予算の展望も含めてやっていこうというのが今の段取りです」
 竹中氏「これは私の申し上げることではなくて野党がいうべきことかもしれませんけれども、国会で予算を審議するときに中期的な展望がないと、審議はなかなか国民からは見えにくいかもしれませんので、正確なものをどの点を出すかはともかく、何か方向性については私は言っていただけないかなと…」
 菅氏「ですから成長戦略の骨子はまとめます。で、それは出せますけれども、あえて言えばですね、過去の成長戦略とか、そういうものを全部、今、洗い直しているんですが、おわかりのように、短期的にはうまくいったかなと思うけれども、5年、10年単位でうまくいったのは1つもありませんので、私は過去のことがですね、どれが成功してどれが失敗したかということをしっかり検証しないと。まだこれ90日目ですので。この政権できてから。結局は官僚のみなさんにお願いしてですね、過去の文書を少し手直ししたのをホチキスで止めて出すということになりかねませんので、私は逆の意味で過去の検証をしっかりすることが重要で、という意味で、若干それはですね、9月の政権交代ですから、若干この時間がですね、月単位で2、3カ月かかるのはですね、それは今度は教授としてぜひですね、そういう事情もあるんだということを、いろんなところでお話しいただければありがたいと思います」

>>やっぱり日銀と一体になってデフレを克服するということがないと、デフレを克服しないと財政再建は絶対できません。で、これは1994年からもう15年間、日本はデフレ。


コメント

これは、もう怒りを通り越して呆れるしかないのだが。小泉・竹中政治は成功し、景気は回復し、株価は上がった、というのが一番のポイントだったはずだ。デフレ、つまり低金利で景気回復などありえない。そんな事は経済学を知っていたらわかるはずだ。だが、景気は回復したという大本営発がずっとされ、自分で考えることが出来ずテレビや新聞などマスメディアから情報を受け取るしかできないB層は騙され続けてきた。

最近のわかりやすい例で、オーストラリアが利上げに転じた一方、アメリカは低金利のまま自称景気は回復したと言ってるように、2007年夏に景気がはじけて以来、世界各国、一律に同じではない。
「何かがおかしい」11月の米雇用統計・米調査会社疑問呈す=ニューヨーク・伴百江(09/12/5) 日経ヴェリタス 09 年 12 月 06 日
http://www.asyura2.com/09/hasan66/msg/381.html
特に日本は世界が成長し続けてきた中、ずっと停滞してきた。

低金利とは、日本国内の需給により物価が上がっていない、需要が低いままということだからだ。もう言っていることが滅茶苦茶。

08年正月 竹中平蔵「景気はよくなったんです!」 http://www.megavideo.com/?v=0XOPBH9J

4月 「民営化した郵政はアメリカに出資せよ」 http://yomi.mobi/read.cgi/news24/news24_bizplus_1208778288

10月 「そうですね。私も年初から「これから経済が本当に悪くなる」と言い続けて来ましたが、やはりその通りになってしまいましたね」 http://diamond.jp/series/nippon/10028/

12月 「4月提案の『民営化した日本を』、実行なら損の可能性あったが今後も出資は考えるべき」 http://diamond.jp/series/nippon/10035/

09年12月 「日本は15年間ずっとデフレ」 ←New!
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091216/plc0912161733017-n1.htm


もう恨みも何もないので、潔く退場しておとなしくしていてくれ・・・


関連

「需要があって初めて供給が可能に」第三の道の経済戦略の妥当性を解説 菅副総理 09 年 12 月 17 日
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/331.html
小泉政権で構造改革を推進した竹中・元総務大臣を招いてヒアリングを行ったことを明かし、「ある意味で私と竹中元大臣との経済に対する姿勢に鮮明に差が出た」と指摘。「供給が需要を決める」とする竹中元大臣に対して、菅副総理は「需要があって初めて供給が可能になる」との考え方に立っているとしたうえで、「この差がまさに小泉竹中路線の失敗と、通常私が第三の道と名づけた道の最大の差である」と述べた。
この20年間の日本のなかで、供給不足で不況になったわけではない。需要がないから不況になったのである」と重ねて分析した。
にもかかわらず、供給側の競争力を強める、あるいは供給側の効率を強めるのは、ひとつの企業にとっては部分的にはいいが、社会全体の生産性を高めるのには繋がらないとの考えを示し、「供給サイドの経済が間違ったのが小泉竹中路線だと従来から申し上げていたが、昨日は短い議論だったが、その差が極めて明確に出たと思っている」と指摘。  

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コメント
 
01. 2009年12月18日 18:09:10
貧困率を隠し続け、また、1994年から15年間デフレだったんですか。
自民党は、菅氏がデフレを発表した時、それを民主党の経済対策の失敗
みたいに言っていました。アレはいったい何だったんでしょうか。
新しい発見がありました。拍手しておきます。

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