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不幸な国脱却(第7官界彷徨)
http://www.asyura2.com/10/senkyo76/msg/730.html
投稿者 gataro 日時 2009 年 12 月 26 日 08:53:45: KbIx4LOvH6Ccw
 

(回答先: わが意を得たり−作家加賀乙彦の東京新聞コラム(12月25日朝刊24面) 投稿者 柏市民 日時 2009 年 12 月 26 日 06:38:05)

「第7官界彷徨」(http://plaza.rakuten.co.jp/articlenine/diary/200912250001/)に該当記事が引用されている。

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 今日の東京新聞「こちら特報部」で、加賀乙彦さんが語っていました。題して「脱・不幸な国日本」「カギは普天間問題」

 リード文はこうです。
「国内総生産は世界第二位なのに、社会保障は先進国で最低水準。格差は拡大し、自殺者は年間3万人、うつ病患者は百万人を超える。「本当に日本は不幸な国になった」と嘆く精神科医で作家の加賀乙彦さん(80)は、「この状況を脱するカギは普天間飛行場にある」と言い切る。」

 本文はこういう書き出しです。
「加賀さんはオバマ大統領のノーベル平和賞受賞演説について「全く矛盾した言葉だった。「平和を守るために正義の戦いをすべきだ」と言ったが、ブッシュ前大統領と同じ。これでは日本人は憂鬱になり希望を失う。逆にいえば、日本は付き従っていた米国から、いまこそ自立する絶好の機会だ」と言う。」

 加賀さんは長編小説を執筆中で、資料を調べているうちに、
「日本の不幸の始まりは1952年、日米安保条約の発効にあることを確信した」のだそうです。
 
「日本は同年、主権を回復するとともに、占領米軍の既得権をそのまま駐留米軍に認めた。「米軍基地と公共事業は関係がある。日本は防衛を米国に任せ、公共事業で高度成長を支えた。日本は米軍基地を通じて朝鮮戦争からイラク戦争まで加担したのだ。」
 バブル崩壊後もむだな公共事業を続けて環境を破壊し、小泉政権の「聖域なき構造改革」で社会保障を切り捨て,国民は勝ち組と負け組に二分された。
 「日本は大きな曲がり角に来ている。この不幸を脱するにはどうしたらいいか。」
 その試金石になるのが普天間問題だという。
 
(中略)
 「日本が米国に守られているのなら、日米関係は同盟ではなく、日本は米国の属国になる。事実上の属国であることが、日本の最も大きな不幸だ」という。」

☆加賀さんは、「幸福な国を目指すために」若い世代に対して
「米軍基地に象徴されるように、誰かに全部任せっきりにして、「分からない」「興味がない」と考えることを放棄したり、「どうせ何も変わらない」と行動する前からあきらめる習慣から脱却しよう。これからは自分たちで考え、自分自身の意見を持とう」と呼びかけています。
 
 戦争体験者からの若い世代へのメッセージです。若い人たちの中に広まってほしい貴重な意見ですね。大人たちも若い世代がきちんと自分たちの意見を持てるよう、見守りたいものです。

 

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コメント
 
01. 2009年12月26日 10:16:09
若者が考え始めたから、歴史の胎動が始まった。60年以上かかって、やっと選挙の意味が理解できたところにある。矛盾が深化した時次の変革が起きる。弁証法
量から質への転換・質から量への転換・よく勉強して下さいねgataroさん。

02. 2009年12月27日 00:45:43
まさにその通りだと思います。日本の軍国主義を擁護する気はないけれど、赤子の手を捻るように、未熟な近代国家日本を落とし入れ、第二次大戦に参戦させ、原爆実験の餌食とし、敗戦国家として植民地化したのは、アメリカとソビエトでした。
正確に言えば、米ソの背後の奥の院の司令塔どもでした。

敗戦後はGHQの管理下で、その後は、その延長の属国体制の管理の下で、検察やメディアはもとより、言論や教育に至るまで、完全にコントロールされて、半世紀以上が経ちました。

でっち上げられた「冷戦構造」の中で、軍産複合体の利益追求と司令塔の利益追求の忠実な下僕として、おこぼれに預かり、高度経済成長を果たしましたが、「豚は肥やしてから料理せよ」の如く、バブル崩壊後は、じわりじわりと簒奪されてきました。

極め付けが、竹中・小泉時代で、日本国民の全財産をふんだくろうと、構造改革だ、郵政民営化だ、と、その野望を遂げたかに見えました。その結果の国内の衰退が、地方の疲弊、企業の倒産、労働者の失業、年金問題の発覚となって顕在化し、
危機一髪のところで日本国民が目覚め、軍産複合体のアメリカの傀儡であった自公政権に見切りをつけ、民主党政権を誕生させました。

しかしながら、国民主権は、未だ第一歩を踏み出したばかりで、完全に独立を勝ち取ったわけではありません。沖縄の基地は、傀儡同盟の繫ぎ目であり、傀儡の徒であるマスゴミと高級役人、司法(検察)を使って、この政権を何としても打倒し、葬り去ろうと、昼も夜も跳梁跋扈しています。

今日、闘いを継続しているのは、人々の口コミとネット言論によるゲリラ戦であり、この闘いは、皮肉にも、かつてのアメリカ独立戦争に最も酷似しています。
かつてのアメリカも、宗主国英国の金融や過酷な税支配から、独立を果たそうとして10年近い独立戦争を闘ったのです。



03. 2009年12月27日 12:22:25
02さん、簡潔明瞭 まったく同感です。このコメントに拍手できないのが残念。ただし、最後の「独立戦争に酷似」は不勉強でわかりませんが。

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