★阿修羅♪
 ★阿修羅♪
Ψ空耳の丘Ψ17検索
首相訪中、不審船引き揚げと「取引」説 投稿者 yomiuri 日時 2002 年 4 月 11 日 17:16:28:

(回答先: 「アジア版ダボス会議」が開幕 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 4 月 10 日 20:46:25)

首相訪中、不審船引き揚げと「取引」説


 「島と船がバーター?」

 11日からの小泉首相訪中をめぐり、こんな説が日中関係筋でささやかれている。
北朝鮮の工作船とされる不審船を5月以降に引き揚げる日本政府の方針に、中国がこ
れまでの慎重姿勢を一転させ、理解を示したためだ。その裏に、中国・海南島で12
日に開く国際会議を成功させたい中国の意向に沿い、日本が絶妙のタイミングで出席
カードを切ったという事情もある。

 昨年12月、海上保安庁の巡視船との銃撃戦の末、自爆で東シナ海に沈没した不審
船。この引き揚げ問題で中国の新たな対応を示したのは、衆参両院の招きで2日に来
日した李鵬全人代常務委員長だった。

 「不審船の沈没場所は中国の排他的経済水域(EEZ)内だから、国連海洋法条約
や国内法で法的に解決したい。自分は楽観的に考えている」

 李鵬氏は3日、綿貫衆院議長との会談で、こう語った。4日の小泉首相との会談で
は、「日中双方が満足する解決方法を見いだす」との意向を表明した。

 李鵬氏は、江沢民国家主席に次ぐ中国共産党ナンバー2。日本側は「引き揚げに反
対しないという中国側の最終判断を伝えた」(外務省幹部)と受け止めた。

 中国側はそれまで「日本は中国の権益と懸念を尊重すべきだ」(唐家セン外相)と
引き揚げに慎重な姿勢を示していた。中国にとって不審船引き揚げは好ましいことで
はない。日本への譲歩とする国内の保守派の反発が予想される。北朝鮮との関係でも
難しい対応を迫られる。

 さらに、米国から日本には「不審船事件の1年以上前に、沈没した不審船と同型の
工作船が中国の軍港に寄港していた」という情報も寄せられている。船体から「北朝
鮮の工作船と中国軍との密接な関係」(政府筋)を示す証拠が発見されないとも限ら
ない。

 今回、中国が軌道修正し、引き揚げに理解を示した裏には何があったのか。

 “取引”として取りざたされているのが、12日から海南島で始まる「博鰲(ボア
オ)アジアフォーラム」への小泉首相の出席だ。

 この国際会議は、中国が「国家の威信をかけて成功させたい一大イベント」(外務
省筋)。中国は各国に首脳の参加を打診したが、首脳の出席を伝えてきたのはタイだ
け。「アジア経済を話し合うのに、日本の首相抜きでは意義が半減する」(政府筋)
とあって、中国は再三、首相の出席を日本に働きかけた。

 日本政府は4日の小泉・李鵬会談を受け、首相の海南島行きを正式発表。首相周辺
は不審船問題との「取引」説について、「首相が出席するのはそういう理由もある」
と認めている。

 世界貿易機関(WTO)加入で、外国からの投資を呼び込みたい中国。各国の財界
人がそろうフォーラムの成功は、北朝鮮への義理立てよりは「実利」が大きい。会場
近くに大規模なリゾート予定地を控え、首相の姿がテレビで放映されれば、海南島の
知名度が上がり、日本人観光客増加も期待できる。

 一方、日本にとって、引き揚げ調査で不審船の装備だけではなく、北朝鮮の対日工
作の実態が明らかになる可能性もある。25日前後には、潜水員による船体調査を実
施する予定だ。

 ◆博鰲(ボアオ)アジアフォーラム◆

 アジア各国の政財界の指導者や有識者が中国海南島のリゾート地・博鰲に集まり、
経済問題を協議する国際会議。スイス・ダボスでの世界経済フォーラム(ダボス会
議)をモデルに、中国政府の後押しで非営利組織(NPO)博鰲フォーラムが主催す
る。今年が初回で、来年以降は毎年開かれる予定だ。出席者は総勢900人の見込
み。

http://www.yomiuri.co.jp/00/20020411i306.htm

 次へ  前へ



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。