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トルシェ監督の功績 投稿者 yy 日時 2002 年 6 月 20 日 13:41:32:

 残念がら日本は、トルコとの戦いに敗れ、ベスト16で終わった。
 もしトルコに勝てば、ベスト8だった。
 ベスト16と、ベスト8の差は大きい。
 日本はトルコよりも実力的に劣らなかった。
 良い戦いぶりだったが、負けは負けだ。
 勝負の世界は、勝つか負けるかであり、冷酷非情だ。
 日本は負けたものの、過去にないすばらしい業績を残した。
 日本はリーグ1位の成績を残したが、今までのパターンでは、一度も勝てないのが普通だった。
 これはもちろん選手の活躍もあったが、トルシェ監督の成果でもある。
 個人的には、もっと中山ゴンを出して欲しかった。
 日本のサッカーは、辛く厳しい時期が長く続き、世界を相手に戦うことは無理だった。
 あまり勝利したという経験がなかった。
 特にワールドカップのような世界規模の試合では、ほとんど、まともな試合さえもできなかった。
 個人技においても、チームプレーにおいても世界のと差はあまりにも大きすぎた。
 常に敗北するというパターンを変えたのが、フランス人のトルシェ監督だった。
 非常に厳しい指導のために、批判する者も多かったのだが、このようにきちんと実績を残した。
 はじめの頃は、トルシェ監督の努力も成果を見せず、日本のスポーツ新聞を中心とするマスコミ関係者が、トルシェバッシングをやった。
 日本が勝てないのは、トルシェ監督の指導が悪いからだという的外れな攻撃をした。
 大衆を扇動し、トルシェ監督を追い出すように裏工作をしたのだ。
 トルシェ監督は、この卑劣な攻撃に深く傷つき、2週間以上も家に閉じこもって悩んでいたこともある。
 しかし、トルシェ監督は、この苦難も乗り越え、日本チームの技術力向上、体力増進、忍耐力や、試合の感覚を学ばせたのだ。
 それは単なる監督という役職以上の努力だった。
 とかく落ち込みやすい日本選手を励ましたり、世界に慣れる工夫をした。
 トルシェ監督がもたらした成果は褒め称えられるべきだ。
 日本選手もよく厳しいトルシェ監督の指導に耐えた。
 日本はエコノミックアニマルということだけではなく、努力すればサッカーの分野でも、活躍することができることを証明した。
 今後、順調にブラジルのようになれるという保証はないかもしれないし、また長い低迷の時期がくるかもしれない。
 負け続ける不調の頃もあるだろう。
 しかし、もはや日本選手の能力と、実力は、証明され、記録に残ったのであるから、明るい希望を持つことができる。
 日本は決してサッカーが下手ではない。
 やればできるという自信こそが、貴重な宝であると思う。
 もはや後は、迷うことなく努力すれば良いのである。
 日本人という遺伝子の中には、サッカーに対する劣等的なDNAは存在しない。
 体力的にも、技術的にもチームワークでも、世界に向かって戦えるだけの資質を持っている。
 その証明を今回のワールドカップで示した。
 勝負は時の運であるから、実力的に勝っていても、負けることがある。
 それは体調とか、気分とか、天候とか、試合会場の状態とか、いろいろなものがある。
 それは仕方のないことだ。
人間は機械ではない。突然、病気になったりするし、思いもよらない負傷をすることもある。
 同じチームの仲間であっても、喧嘩をすることも多いだろう。
 そういうものだ。
いつも仲良しこよしで、和気藹々と楽しくできるわけがない。
 そこを何とか乗り越えることも、ある種の技術だと思う。
 トルシェ監督は日本選手に世界とはどういうものかを教えた。
 日本国内のサッカーと、世界のサッカーの違い。
 外国人選手の特徴、気迫、技術力、いざというときの底力、独特の感覚、その他を教えてくれた。
 そういうものは、やはり外国人の監督でなければだめだろうと思う。
 やはり日本国内と、世界とは違うのだ。
 世界はとても強い。しかし、歯が立たない強さとか、かけ離れた手の届かない強さではない。
 日本もやがてはそういう強さを手に入れることができるのだ。
 それは大きな励みになるだろう。
 外国人でないとサッカーは強くなれないということはない。
 日本人でも強くなれる。
 日本人という遺伝子を卑下してはいけないのだ。
 トルシェ監督は、それを証明した。
 

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