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「日朝国交正常化交渉」の今後を占う − 既合意内容がリプレイされる“茶番劇”  投稿者 あっしら 日時 2002 年 10 月 20 日 13:44:42:

北朝鮮が「核開発」を認めたことで、拉致問題と並ぶ重要問題としてあれやこれや取り沙汰されている。
実も蓋もない推測を書くことになるが、しばらくは既に演じ終わっている芝居のリプレイという“茶番劇”に付き合わされるはずだから、カリカリしないためにも、こういう見方もできるということを念頭に「日朝国交正常化交渉」をウオッチするのも一興だと思う。

もちろん、合意されていると言っても、詳細が記述された外交文書(「日朝条約」)に署名したわけではないだろうから、様々な覚悟さえすれば合意をひっくり返すことは可能だろう。


● 「日本の外交力」で「北朝鮮は核開発を断念」

北朝鮮が「核開発」を認めたということは、北朝鮮が既に「核開発」を断念したということである。
「核開発」を継続する強い意志があったり、「核開発」を捨て去ってもいい“見返り”(軍事・経済)がなければ、「核開発」の事実を認めないまま「核開発」を続けているはずである。

言ってしまえば、北朝鮮の「核開発疑惑」はもう終わったことなのである。

しかし、報道を通じてみることになるリプレイでは、日本の外交力が北朝鮮に核開発を断念させたという内容になるはずである。

おそらく、11月中遅くとも年内にはそのような報道がなされることになるだろう。


● 食糧支援が焦眉の課題

日本が北朝鮮への援助として急ぎ実行することを約束しているのは食糧支援であろう。

本来ならば、10月中にも公表して実施する段取りだったはずである。
しかし、「拉致問題」が北朝鮮に対する日本国民の怒りを沸騰させ、食糧支援をおくびにも出せなくなった。

「拉致問題」で騒ぎすぎるなという朝鮮中央通信の“恫喝”は、「早く約束の食糧支援を実施しろ」という催促だろうと推察する。

北朝鮮が7月に実施した「経済改革」は、日・米・韓からの支援があるという前提で行われたはずである。「経済改革」の成否を決するのは、生存にとって必需品である食糧をどれだけ市場に供給できるかである。

日本政府も水面下では食糧支援の準備を進めているだろうが、それを公表するのは、「日本の外交努力で北朝鮮が核開発を断念した」と報じられた後になるだろう。


● 国交正常化交渉は実質的には終わっている

9・17の小泉首相訪朝は、国交正常化交渉の実質的完了を意味する。

日朝交渉は、もう終わっているのである。
そうでなければ、小泉首相がピョンヤンに飛ぶこともなければ、あそこまで踏み込んだ共同宣言に署名することもなかったのである。

援助金額を含む「日朝条約」の内容も、基本的には既に出来上がっていると考えるのが妥当であろう。

長年“敵対関係”にあった日朝が国交を正常化させる困難は、これまでに醸成された国民感情や政治意識からその動きが抵抗を受けることである。

そのために、解決しなければならない懸案事項を先にすべて解決し、その後から、公にされる情報や交渉過程を通じて国民を納得させていくという段取りになる。


もちろん、「米朝合意」が「日朝合意」の前にあったことは言うまでもない。

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『「北朝鮮の核開発継続発言」の流布は米国政権のシナリオ通り!! − 日朝国交正常化交渉は加速化する −』
http://www.asyura.com/2002/war17/msg/397.html

『早見さん、小泉首相は米国政権の指示で訪朝したのですよ』
http://www.asyura.com/2002/war17/msg/199.html

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