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(回答先: 第一次世界大戦後にドイツが支払う賠償金を管理するためにできた組織がＢＩＳの前身 投稿者 あっしら 日時 2002 年 11 月 09 日 22:55:44)
これは、いまはどうか知らないがＢＩＳが有名なのは確かであるにもかかわらず、議事録を取らないというのは？です。
ニクソンショック前はどうも金本位制の維持に、そしてその次は国際的な銀行の資本規制ここはかなりの権力をもっていることになる。しかし日本のような権力ではなく事後チェック方式のようですが。
この活動が健全なうちはいいのですが。
誰か監視していればいいのですが。
１９６１年１１月、BISで重要な紳士協定が結ばれた。
ニューヨーク連銀のクームズ副総裁が提案した「金のプール」創設である。
西ドイツ・イギリス・イタリア・フランス・オランダ・ベルギー・アメリカが金を出し合って
、ロンドンの金市場に介入し、金の急騰を防ごうというのである。
ロンドン金市場は、もともと民間の企業が工業用や装飾用に金を購入したり、個人が
退蔵のために欲しがる金の相場を決める場所である。
しかし、投機による需要が増え金価格が上昇すると、中央銀行もこっそり客になる。
ロンドン市場で金をプレミアム価格で売り、その金でアメリカ財務省から金を買い、
利ざやを稼ぐのである。
「金のプール」は、こうした方法を各国が共同で行い逆に利ざやをなくし、ドルの価値
の安定を図ろうという試みだった。
「金のプール」は、６年間の間うまく機能した。
キューバ危機で金投機が起こったときも、６０００万ドルの金を売った金を買って埋め
合わせた。
１９６３年もソ連が大凶作で、穀物輸入の代金決済のため金が市場にあふれた。
金のプールは、４億７０００万ドルのソ連の金を買って各国に配分した。
アメリカ財務省も６４年末には、金プールによって６億５０００万ドルの金を手に入れる
ことができた。
日本の条件２ マネー① 変動相場制の時代 定価１２００円
著者 NHK取材班 発行者 藤根井 和夫 発行所 日本放送出版協会
第５章 通貨戦争の内幕 ｐ１８４ ３行目
二度目のゴールドラッシュは、１９６７年１１月２２日である。
そして１２月１４日に第二次、翌３月８日に第三次と金に対する攻撃は、波状につづい
た。 「黄金の間」は、「金プール」対「投機屋」の戦場の中心だった。
「ドルやポンドを持つことに失望した人々が金を買い始めたのです。ここだけでなく
ヨーロッパ・中近東・すべての人々は金を求めて殺到しました。」
ロスチャイルド銀行のロバート・ガイ取締役は、当時の模様を雄弁に語った。
「一日たった２から３トンしか動かなかったこの金市場が、突然、数百トンの買いで
埋まりました、数百トン、いや数千トンの金の延べ棒がニューヨークで飛行機に積まれ
ロンドンのイングランド銀行さらにはロンドンの金市場に運ばれました。
金の延べ棒は、ここにとどまることなく客の手に渡って行ったのです。
直接のきっかけは、ポンドの切り下げだった。さらにベトコンの正月攻勢が、アメリカ
のベトナム戦勝利の幻想を打ち破いた。
フランス中央銀行は金のプールから脱退し、「フランスは１オンスの金も売らない」と
宣言し、逆に買いに回った。イタリア、ベルギーの中央銀行の金のそこが見え始め、
アメリカ財務省に失った金に代わる新たなドルと金の交換を要求した。
アメリカ連邦準備制度理事会のウィリアム・マーチンは「最後の金を売りつくしても、
公定価格を守る」と断言したが、投機屋もスイスの銀行も、アラブの首長たちも、また
アメリカの企業まで「金買い」をやめなかった。
日本の条件２ マネー① 変動相場制の時代 定価１２００円
著者 NHK取材班 発行者 藤根井 和夫 発行所 日本放送出版協会
第５章 通貨戦争の内幕 p１８６ １行目から
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。