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Re: アメリカの覇権に異を唱えない者は怪しい 投稿者 ウッチャー 日時 2002 年 10 月 09 日 20:13:48:

(回答先: アメリカの覇権に異を唱えない者は怪しい 投稿者 書記長 日時 2002 年 10 月 09 日 17:00:06)

ブッシュがイラク攻撃に固執するのは、エンロン隠しとの見解がけっこう一般化していると聞きます。
それでもやるんですね、この政権は…。
イギリスでも、
”労働党古参で元「影の外相」ジェラルド・コフマン議員は8月半ば、雑誌への寄稿でイラク攻撃に反対する立場を明らかにしたが、そのなかでブッシュ大統領を「私の全政治生活のなかで一番レベルが低い米大統領」と酷評した。さらに「ラムズフェルト(国防長官)、チェイニー(副大統領)、ライス(大統領補佐官)ら政治、軍事、外交に無知な側近らに囲まれ、頼っている大統領に哀れみを」と述べ、同大統領をこきおろした。[サンデー毎日2002/09/22号]”
というような事も起きているみたいです。

次のは、『メディアのからくり』保岡裕之著(2002/07/01刊)からの抜粋です。
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 ブトロス・ガリ前国連事務総長も、現在のアメリカの単独主義と世界の行く末を危惧しながら、次のように述べている。
「国連の弱さは冷戦後に超大国が1つしかないことに起因する。軍事、技術、経済…米国に肩を並べられる国はない。より決定的なのは、主要な国、機関が米国主導を受け入れていることだ。1ヶ国でもいい、『ノー』と声を上げればすべてが変わる。超大国の力がそがれるわけではないが、国連の力は増す。(中略)もっとも、国連の力が増せば、米国は無視するだろう。国連は単なる『道具』。真の力は主要な加盟国の、債務を果たそうという政治的な意思にある」(『朝日新聞』2002年2月15日)。
 ガリ前事務総長が言うように、1ヶ国でもアメリカに反旗をひるがえせば、現在の国際状況は変わるのだが、巨大なアメリカの前では、各国とも沈黙してしまうという現実がある。しかし、アメリカの同盟国からもアメリカに対する不満の声が上がっているという現実と国際政治の力学を考えれば(チャルマーズ・ジョンソン氏の指摘)、いつまでもこの状況がつづくとは思えない。
 メディアの世界に関しても、国が情報を操作し、報道統制を行い、メディアが国益という「自由の許容範囲」にとらわれる時代は、終焉を迎えつつある。
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最後の「時代」という意味は、国などがそういう圧力をかけなくなっているということではなく(むしろ現実は逆)、今のインターネットのもつ「コスモポリタン・メディア」という性格、またそこから育まれる、あるいは育む「メディア・リテラシー」によって、情報に対する意識改革がおきつつあるというような意味で著者は述べています。

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