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必読:イラクに大量破壊兵器はやはりないらしい。 投稿者 最後は核テロでアメリカ終焉か 日時 2002 年 10 月 22 日 03:38:53:

やはり現在のイラクには大量破壊兵器はほとんどないらしい。
以下はスコット=リッターというもと米海兵隊員でCIA職員のでたばかりの著書を作家、翻訳家の星川淳氏が紹介した文章。

イラクに対し,イスラエルかアメリカが核兵器を使えば,10年以内に,モスリム側によって,アメリカに対して,核が使われるだろうという見立ては,賛同する。最終的には米国首都かニューヨークが簡易型核爆弾で破壊され,アメリカは終焉を迎えるものと見られる。この点、あっしら氏の見立て(ムスリム側による米国意中枢部核爆弾テロはない,との立場)のようにはならないだろう。どこかの局面で一定の核兵器がムスリム側に使われる可能性は決して低くないように思われる。

リッターが示唆しているように、今こわされようとしているのは、イラクだけではない。表現の自由と市民的自由という民主主義の根幹的価値原理なのである。日本もアメリカ支配層の策略により、マスメディア規制法、総背番号制度,有事法などによって、この現象がおきているのだ。日本は戦前の国家体制に回帰しつつあることを明確に意識すべきだ。戦前の日本の犯罪性がまたあなたをわたしを捕らえようとしている。戦前の日本の体制を支持している阿修羅投稿者も,日本でネット監視体制が導入され今後このような場所で自由に意見表明できなくなることを知るがいい(EUはその制度導入を表明している)。そのとき泣いてもさわいでも遅いのだ。そのときやっと分かるだろう,戦前の日本が敷いていた体制,明治憲法体制が本質的にいかに間違っていたものかを。そのとき、その間違いを指摘する表現の自由の場が既になくなっているわけだが。
  今世界でおきつつあることのリアリティーをよく認識した方がいい。歴史はすべて現代史なのである。

引用開始


(仮題)
『イラク戦争という愚行
 ――ブッシュ一味が国民と世界に知られたくないこと』
WAR ON IRAQ: What Team Bush Doesn’t Want You to Know
William Rivers Pitt with Scott Ritter
Context Books
http://www.war-on-iraq.com/
http://www.contextbooks.com/

 著者はボストンで教職につく文筆家。序章では、イラク問題がアフガニスタンと同じくアメリカの歴代政権による自作の難問であり、フセイン大統領を悪役に仕立てて倒したい思惑だけでは国民も世界も納得させられないことを指摘する。必要なのは思惑ではなく “事実”で、その一端を提供するのが本書だ、と。

 スコット・リッターは、イラクの歴史と政治と潜在的兵力について世界一くわしい人間の一人に数えられる。1988年から90年まで旧ソ連の軍縮査察にたずさわり、90年の湾岸戦争では米海兵隊員としてイラクとサウジアラビアでミサイル探知などの特殊部隊任務を遂行。除隊後、91年から98年までUNSCOMの一員としてイラクで働いた。2000年大統領選ではブッシュ陣営を応援した共和党員。

 イラクの歴史・文化・社会を概観する第2章に続き、第3章では
著者がリッターにインタビューして次のような証言を引き出す。

1.アメリカのイラク攻撃は、イラクによる武力攻撃を受けるか、国連憲章第7章(平和に対する脅威、平和の破壊および侵略行為に関する行動)にもとづく新たな決議がなければ成立せず、国連査察団のイラク派遣を認めた91年決議だけで武力攻撃が正当化されるとは考えられない。すべての前提に、イラクが大量破壊兵器(weapons of mass destruction=WMD)を保有し、それを敵対的に行使する意思があるとの裏づけが必要。

2.イラクは90年代の国連査察に際し、多くのWMDを自発的に廃棄した。これにはWMDの存在を隠し保持を続ける目的があったし、現在も隠し持つ可能性はあるが、確実にWMDの材料と能力が
あるという裏づけもない。査察プロセスで90〜95%が破壊され、残りの5〜10%が現実の脅威か疑わしい。しかしグレーであるからこそ、たんなる状況証拠にもとづく先制攻撃ではなく査察の継続が必要。90年代はイラクも査察に関する国連決議違反をしたが、アメリカも査察チームにスパイを送り込むなどの決議違反を犯した。

3.核兵器については、98年の査察中断までに100%破壊され、核兵器製造の産業基盤はないと断言できる。核兵器製造は巨額の資金と労力を要し、ウラン濃縮をはじめれば熱やガンマ線を衛星探知できる。1〜2年で核兵器保有しうるという説は憶測の域を出ないナンセンス。

4.化学兵器はサリン、タブン、VX製造の前科があり、VXについては96年まで国連査察団から必死に隠したが、最終的にはすべて焼却処分され、製造施設も破壊された。少量を隠した可能性は否定できないものの、5年たてば変質して毒性を失う。査察中断後に製造施設を再建した可能性についても、材料調達を全世界で厳しく見張られている現状では考えにくい。

5.生物兵器に対する査察はもっとも厳格で、イラクはこれも必死で隠したにもかかわらず、95年に相当量の炭そ菌とボツリヌス菌が発見され、菌も製造施設も破壊された。俗説のように天然痘やエボラ熱などの菌を製造していた形跡はない。炭そ菌もボツリヌス菌も数年で効力を失うため、少量が残っていたにせよ脅威ではない。大統領宮殿に製造施設があるという噂は、査察団が故意に測定を行なわなかったところから流れた。これは生物学チームの責任者がアメリカ側の意向を汲んで、のちの攻撃に糸口を残したと考えられる。
イラクが大統領宮殿の査察を認めれば疑いは晴れる。

6.ミサイルについてはイラク国内の技術が未熟で、長距離弾道ミサイルの製造能力がない。監視は続けるべきだが、開発には試射などが必要で探知可能。現状は、国連決議で認められた短距離ミサイル能力を維持しているにすぎず、それも完璧な監視下にある。

7.アルカイダとイラクの関連などありえない笑い話。フセイン大統領は極端なイスラム過激派嫌いで知られ、長年弾圧を続けてきた。とくにビンラディン一派は仇敵で、もしイラクから武器を提供されたりしたら、たちまちそれでフセインに反撃するだろう。イラクとアルカイダを結びつける材料は皆無といえる。

8.イラクで核爆弾をつくっていたと証言する亡命科学者キドレ・ハムザ(Khidre Hamza)は真実を語っていない(同じく亡命したフセインの義息が虚偽を断定)。また、97年から査察団長に就任して中断の原因をつくったリチャード・バトラーも、査察の実態を知らずにイラクの脅威を誇張している。ハムザもバトラーも、リッターによる公開討論の呼びかけを拒み続けている。

9.リチャード・バトラーは査察団にまぎれたCIAのスパイ行為を容認し、アメリカの意向を受けて国連決議にもとづく査察ルールを逸脱する挑発路線をとり、イラクの反発を引き出して米英による爆撃(98年)に道を開いた。

10.イラクの民主化は外部から見るほど容易ではない。国民の60%はイランと共通のシーア派イスラム教徒で、多数決原理を通せばイスラム過激派が権力につく可能性は高い。また、人口比23%のクルド人が政権につくことは隣国のトルコが許さない。結局、イラクの民族的・伝統的力学から17%のスンニ派(フセインも)が権力を握るしか安定を保てず、フセインを追い落としても同様か、もっと質の悪い人物がリーダーになる。民主主義を外部から強要するこ
とは無理。イラクはイラクなりの民主社会を時間をかけて創り出していくべきで、国際社会は経済制裁を解き、中産階級を育てることでそのプロセスに協力することが望ましい。

11.アメリカが対イラク戦争を強行すれば中東は大混乱に陥り、エジプト、サウジアラビア、ヨルダンなどの政権が崩壊して、ビンラディンが描いたとおりの西洋対イスラム=文明間戦争になりかねない。もしイラクが粘って7〜10万人の米兵がイラク国内で立往生し、同時にアラブ地域に動乱が起これば、アメリカは間違いなく核兵器を使う。もしアメリカかイスラエルが核兵器を使えば、10年以内に核テロがアメリカを襲うのは確実となり、文字どおりのアル
マゲドン(世界最終戦争)に突入してしまう。

12.対イラク主戦論の旗振り役は、ドナルド・ラムズフェルド、ポール・ウォルフォヴィッツ、リチャード・パールら新保守主義(ネオコン)陣営を背景にした狂信的右派。ユダヤ人以上にイスラエル寄りで、イスラエルの真の国益さえ害している。

13.膠着状態の打開には、まずアメリカからイラクに特使を送って対話をはじめることが重要。北朝鮮の外相とパウエル国務長官が密談できて、イラクとは対話できないというのはおかしい。アメリカの独断でフセイン政権打倒をもくろみながら、イラクに武装解除や国連決議遵守を求めるのは言語道断。新しい国連査察チームには中立のオブザーバーがともなうと効果的だろう。

14.(リッターを)国賊呼ばわりする人がいるが、一国民としても海兵隊員としても本当に死守すべきは合州国憲法にもとづく表現の自由と市民的自由であり、それこそがアメリカ民主主義の生命線だ。愛国心がこのような異議申し立てを行なわせる。
                (文責:星川)

引用終了

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