|  
        | 
      
 ◇4―6月の円売り介入総額、初の4兆円超――米同時テロ後上回る
NAA 8068 : 2002/08/07 水曜日 10:56
         財務省が7日発表した外国為替市場への介入実績によると、今年4―6         
        月期の円売り介入総額は計4兆162億円に達した。昨年9月の米同時テロ         
        後の介入額(昨年7―9月)を約8000億円上回り、介入実績を公表し始め        
        た1991年以来、四半期ベースで過去最高を更新した。急速な円高進行を        
        避けたい政府・日銀の強い姿勢が浮き彫りになった。                        
         介入回数は7回で、うち6回が円売り・ドル買い介入。6月28日は欧米         
        通貨当局への委託によるドル買いとユーロ買いも同時に実施した。1回         
        当たりの介入額が最も大きかったのは5月31日(1兆312億円)で、1日の        
        介入額としては過去5番目の規模になる。                                   
         政府・日銀は円相場が1ドル=123円台に上昇した局面で介入を繰り返         
        した。だが米企業会計への不信感などから世界的に米国への資金流入が        
        細り、円相場の上昇は止まらなかった。7月以降は介入を実施しておら         
        ず、円は一時115円台半ばまで上昇。その後は円買い・ドル売りの動き         
        がやや鈍り、120円台で推移している。                                     
         円売り介入の結果、同時に発表した7月末の外貨準備高は4530億9100         
        万ドルと、過去最高を更新した。6月末より68億9300万ドル増えた。世界         
        各国と比較できる5月末の時点で、日本の外貨準備高(4127億ドル)は19        
        99年10月から2年8カ月続けて世界1になっている。
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。