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金融庁、「メンツ」へのこだわり〜ペイオフ完全解禁再考すべき〔株ZAKZAK2002/9/6〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 06 日 15:38:48:

(回答先: 金融相:ペイオフ猶予、排除しない−完全実施からトーンダウン(東京9月6日ブルームバーグ) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 06 日 13:12:12)

「決済システムの保護を巡る金融庁の動きは、まさに迷走に次ぐ迷走を重ねている、と表現する以外に言葉を持たない。ただ責任回避と自らのメンツにこだわる金融庁に、もはや問題解決能力はないのではないか」
大手都銀首脳がこう吐き捨てる。
昨日(9月5日)、去る7月30日の首相指示を受ける形でペイオフ制度の見直しについて協議してきた金融審議会(首相の諮問機関)の答申がようやくまとまった。
「この日開かれた金融審議会の総会は、作業部会から提出された答申案に対して反対意見などが続出し、予定の時間を1時間以上もオーバーする事態となったのです。この種の審議会としてはまさに異例中の異例とも言うべき展開となったのです。最終的には、事務局−つまり金融庁に促された座長が、議論を途中で打ち切って採決に持ち込まれたのです。従って、議論が尽くされたとはとても言い難い状況で、事実上の強行採決と言っていいでしょう。決して全会一致の採決とはいえないでしょう」(金融審議会のメンバー)
それにしても問題なのは、審議会後の記者会見で飛び出した 「決済システムの保護を巡る金融庁の動きは、まさに迷走に次ぐ迷走を重ねている、と表現する以外に言葉を持たない。ただ責任回避と自らのメンツにこだわる金融庁に、もはや問題解決能力はないのではないか」
大手都銀首脳がこう吐き捨てる。
昨日(9月5日)、去る7月30日の首相指示を受ける形でペイオフ制度の見直しについて協議してきた金融審議会(首相の諮問機関)の答申がようやくまとまった。
「この日開かれた金融審議会の総会は、作業部会から提出された答申案に対して反対意見などが続出し、予定の時間を1時間以上もオーバーする事態となったのです。この種の審議会としてはまさに異例中の異例とも言うべき展開となったのです。最終的には、事務局−つまり金融庁に促された座長が、議論を途中で打ち切って採決に持ち込まれたのです。従って、議論が尽くされたとはとても言い難い状況で、事実上の強行採決と言っていいでしょう。決して全会一致の採決とはいえないでしょう」(金融審議会のメンバー)
それにしても問題なのは、審議会後の記者会見で飛び出した蝋山昌一座長(国立高岡短大学長)の発言だ。
「構造改革が遅れることになっても、決済性預金を保護すべきと考えるか」という記者の質問に、蝋山座長は何の臆面もなく、「そうです」と答えてしまったのである。
小泉首相および金融庁サイドが、「ペイオフ全面解禁=構造改革」と位置付けていることから考えても(筆者としてはそもそもこの“図式”そのものが誤りと考える)、金融審が打ち出してきた一連の決済性預金の保護策は、ペイオフ全面解禁を恒久的に延期するものであることがはっきりしてしまったのである。
話が前後して恐縮だが、金融庁が導入を有力視している“決済性預金の保護策”は、以下に示す2つの対応策を柱としている。
(1)当座預金、別段預金についてはその全額を恒久的に保護
(2)利息ゼロの普通預金を導入し、その全額を恒久的に保護(従って、普通預金には“利息付き”のタイプと“無利息”のタイプの2種類が登場することになる)
「そして金融庁サイドは、この2つの預金保護策を全金融機関を対象に一斉に導入させようとしているのです。正しくは、“強制的に”と言ったほうがいいでしょう。そこには合理的な理由は全く見当たらないのです。単に金融庁が自らのメンツにこだわっただけとしか考えられないのです」(大手都銀首脳)
そして全くお粗末なことに、金融庁サイドは来年4月1日に予定されている“ペイオフ全面解禁”そのものを2−3カ月延期させる方向で検討に入ったのである。
「それというもの全国銀行協会サイドから、システム対応が間に合わない恐れがあるため新制度の導入を遅らせてほしい、との要望があったため。われわれサイドの事情ではない」(金融庁幹部)
と金融庁サイドは説明するが、それは全くの詭弁だ。
「そんなことは、7月末に一連の議論が始まった時点から分かっていたこと。自らのメンツを優先させて何が何でも“4月1日=ペイオフ完全解禁”にこだわり続けた金融庁にこそ責任がある。こんな事態の混乱を招いた以上、“ペイオフ完全解禁”については、1−2年程度延期し、じっくりと議論を重ねるべきだ」(大手都銀首脳)
まさに“正論”と思うが、金融庁もここはメンツを捨てて、一連の問題を、もう一度再考すべきと考えるが、いかがか。

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