★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
Re: 谷垣氏…「そごう問題」 投稿者   日時 2002 年 11 月 08 日 16:10:34:

(回答先: 「産業再生」担うこの男達の“過去”〜谷垣氏…「そごう問題」で大ブーイング〔株ZAKZAK〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 11 月 08 日 15:53:17)

債権放棄問題  政治決着の舞台裏
------------------------------------------------------------------------

 大手百貨店そごうの債権放棄問題は、事実上の政治決着で法的整理というハードランディング(強硬着陸)に持ち込まれた。与党内では「所与の条件下では最善の解決」(加藤派中堅)との評価がある一方で、独立行政機関である金融再生委員会と政治権力の関係はいかにあるべきかというテーマにも一石を投じた。そごう問題で政界はどう動いたかを検証する。
 ◇11日夜、亀井氏は党部会を延期させた

 「だれが言ったんだ、そんなこと。絶対だめだ!」
 11日午後9時過ぎ、東京・高輪の議員宿舎に帰ってきた自民党の亀井静香政調会長は記者団から党の金融問題調査会と財政部会の合同会議が翌12日午前9時半にセットされたと聞かされるとその場で党職員に電話を入れ「取り消させろ」と中止を命じた。神経質な様子がはっきりと見て取れた。
 この日、亀井氏は午後2時からの与党政策責任者会議に出席し、「自分の考えが支持されるかどうか」を見極めていた。政府が方針を撤回すれば森喜朗首相の責任に直結する。かと言って金融再生委員会に直接圧力をかけることもできない。そごうに債権放棄の要請を自主的に取り下げさせることが最後の選択肢だった。
 「異論はない」と確信した亀井氏は、党本部6階の政調会長室からそごうの山田恭一社長に電話を入れ、考えを伝えた。面識はなく、そごうの電話番号をまず調べての電話だった。
 山田社長から「興銀(日本興業銀行)の西村(正雄)頭取にも相談した結果、あす(12日)民事再生法の申請をすることにしました」と亀井氏に連絡が来たのは、11日夜。野中広務幹事長と谷津義男政調会長代理、河村建夫政調副会長の3人だけに内容が伝えられ、かん口令が敷かれた。
 法的整理は秒読みに入った。極秘に民事再生法の申請手続きがされている時に、党の部会で「白紙撤回」論が続出し、それが報道されればそごうの納入業者が取り付け騒ぎを起こしかねない。亀井氏が12日朝の部会を強引に中止させたのはそういう判断からだった。
 ◇首相は12日朝、私邸で連絡を受けた

 「亀ちゃん、頼むな」。森首相は7日の段階で、亀井氏にそごうの処理を一任していた。この日夕、尾身幸次幹事長代理が、首相官邸を訪ね「党内の雰囲気は厳しい」と伝えていた。
 そごうは11日深夜、東京本部で取締役会を開き法的整理を正式に決めた。12日午前8時過ぎ、山田社長は再び亀井氏の携帯電話を鳴らし決定内容を報告した。東京・瀬田の私邸にいた首相は、直後、亀井氏からの電話連絡でそごうの決断を聞かされた。首相は「ああそうか。ご苦労をかけるな」と応じた。首相には、興銀の西村頭取のおいである安倍晋三官房副長官からも興銀の意向が伝えられていた。
 情報は漏れなかった。「もう大丈夫だ」。12日午後4時45分、亀井氏は国会近くの事務所から党本部に戻り、公明党の北側一雄政審会長や平沼赳夫通産相、久世公尭金融再生委員長、中川秀直官房長官らに民事再生法での整理に入ることを一斉に知らせた。
 預金保険機構が新生銀行のそごう向け債権を買い取り、放棄することを発表したのは6月30日。与党は第2次森内閣での閣僚人事に浮足立ち、反応は鈍かった。
 口火を切ったのは政府・与党のかなめである野中広務幹事長と青木幹雄前官房長官だった。野中氏は7月1日夕、記者団に「報告を受けていない。聞いていれば、簡単に納得しない」と、金融再生委員会を批判。青木氏も同日午後の記者会見で「いずれ臨時国会で大きな問題になる」と指摘した。
 特別国会が召集された4日からは自民党内でも、執行部に批判的な若手グループ「自民党の明日を創る会」(石原伸晃代表世話人)や幹部から債権放棄の見直しを求める声が上がり始めた。「税金による私企業救済」という措置が森政権を追い詰めつつあった。
 ◇加藤派は谷垣氏を説得、流れを加速

 「白紙に戻して党で再検討を加えるべきだ。不平等感、モラルハザードがまん延するなら、その被害は計り知れない」
 自民党の加藤紘一元幹事長が記者団に対して、そごう再建策の見直しを公言したのは7日午後、定例の記者懇談会の席だった。「あの発言で空気が一変した」と加藤派幹部は振り返る。
 加藤氏が危機感を募らせた背景には、歴代金融再生委員長4人のうち柳沢伯夫、谷垣禎一、久世公尭の3氏が加藤派という事情があった。野中氏や青木氏の発言に、派内では「宏池会(加藤派)攻撃」のにおいを感じ取る向きもあった。世論の批判が高まれば、債権放棄を認めた金融再生委員長として谷垣氏が矢面に立たされる。側近の一人の金子一義・前衆院大蔵委員長も、加藤氏に「谷垣氏が攻撃の的になる」と警鐘を鳴らしつづけた。
 6日夕、国会近くのホテルに加藤、金子、塩崎恭久各氏ら金融政策通の10人が顔をそろえた。堀内光雄元通産相が座長役として経過を説明、柳沢元金融再生委員長が委員会の役割や仕組みを説いた。会合では「今はボヤ程度だが、このままでは燎原(りょうげん)の火のように広まってしまう。少々やけどをしても今のうちに消したほうがいい」という考え方に異を唱える者はいなかった。
 ただし加藤氏は谷垣氏が了承しなければ「白紙撤回発言」はしない考えだった。会合後、堀内氏は谷垣氏を自宅から呼び出し、説得を続けた。谷垣氏には、党幹部に事前に説明できなかったのは自分の落ち度だったが、国民負担最小限の原則にのっとり厳正に下した結論との思いもあったが、2時間を超える議論の末、最後は谷垣氏が「理解は出来ないが、(加藤氏が発言することは)了承する」ということで落ち着いた。
(毎日新聞7月15日)

谷垣委員長閣議後記者会見の概要

【平成12年6月30日(金)於:金融再生委員会会見室】
  

【閣議案件等】

 今日の閣議ですが、一般案件は平成12年度仲裁裁定の処理について了解。関連して官房長官から発言。国会提出案件は、質問主意書に対する答弁書が2件。政令が1件。人事案件は、経済企画庁長官がOECDからお帰りになりましたので日本政府代表を免ずる件。及び金融庁長官に日野正晴現金融監督庁長官を任命、次長に浜中現次長を充てるとことを含め各省庁の人事等。配付資料は、労働力調査報告、消費者物価指数、家計調査報告。関連して総務庁長官から発言。労働大臣から有効求人倍率について発言。

 その他の閣僚発言は、経済企画庁長官からOECD関係閣僚会議等について報告。法務大臣から第50回社会を明るくする運動について発言。科学技術庁長官、通商産業大臣、運輸大臣、郵政大臣及び労働大臣から人事口頭了解事項について発言。

     

【質疑応答】

 問:そごうの債権放棄の問題ですが、今日、預金保険機構から再生委にこの問題について報告があるかと思いますが、再生委として報告があった場合に大臣個人のお考えでも結構ですが、どの点に注視して議論するのかということを改めてお願いします。
 

委 員長:これは今日の再生委員会で議論することになると思いますが、28日にいわゆる瑕疵担保条項によってそごうに対する債権の大半を解除したいという通知が預保にきたようです。預金保険機構としては、3年の間に2割減価という条件に該当しているかどうかということを検討されて、それと同時に預保として債権放棄に応ずるべきかどうかという結果を持って、今日は再生委員会でその案件が出てくるだろうと思います。これは多面的な問題を持つことですが、従来から申し上げているように預保としても基準を作っているわけで、要するに債権回収の観点から見た上での合理性、このことは国民負担の最小化につながってくるだろうと思います。それから経営責任の追求の問題、社会的影響、いわゆる民間主導による和議は進んでいるわけですから、その再建計画の合理性ということを基準にして預保が判断するわけですから、その辺りの報告を聞いて我々も判断していくことになると思います。

 

 問:そごうの再建計画そのものについても、「この再建計画で大丈夫だ」というような議論はするのですか。
 

委 員長:報告をよく聞いて我々としても考えなくてはけない点ではありますが、本来、再建計画の合理性というのは、民間主導による和議と言いますか再建計画を作り直しているわけですから、どこまで行政機構がそういうことを判断すべきか、判断せざるべきかという問題も他方あると思います。しかし我々としては、そういう問題もあるわけですが、同時にこの問題を議論する時には国民負担を最小化していくという要請は当然ありますから、砂上の楼閣のような議論に組するわけにはいかないということはあると思います。その辺を今日は報告をうかがって我々としても議論しなければならないと思います。

 

 問:日債銀の問題ですが、最終合意に向けて交渉中かと思いますが、同じ瑕疵担保スキームを使っているということですが、こういったそごうの問題も起って改めて瑕疵担保スキームを、特にソフトバンクはそのスキームに疑念を持っているわけですが、その点について改めて見直しということはあり得るのですか。
 

委 員長:瑕疵担保スキームについての見直しということはないと思います。

 

 問:今日の再生委員会は何時から行うのですか。
 

委 員長:10時45分からです。

 

 問:今日の結果については、会見等は開かれる予定はありますか。
 

委 員長:日債銀が、これから議論するわけですから議論してどうなるか予め申し上げられませんが、結論が出るということであれば会見をセットさせていただくことになると思います。

 

 問:そごうの再建計画が砂上の楼閣であれば、組するわけには行かないと仰いましたが、一方でメインバンク等は社会的責任から融資をして再建を支援するという動きがあるのですが、砂上の楼閣というのは社会的影響と天秤に掛けた場合、どちらが優先するのですか。
 

委 員長:先ほども申しましたように、これから議論しなければ分りませんし、それぞれの委員がどのようなお考えを持っておられるかということもあると思いますので、委員会の前にあまり確定的なことを申し上げるわけにはいきませんが、要するに我々としては債権回収の確実性と言うか、国民負担が軽減していくことを考えますから、将来の再建計画というものが全く脆弱なものであるとすれば困るということですが、他方、行政機関として再建計画の合理性をどこまで判断できるかという問題もあります。これはこれからの今日の議論です。

 

 問:国民負担の最小化という条件があると言われますが、一方で仮に債権放棄を受けると新たな国民負担になるということもありますが、その辺の兼ね合いについてはどうお考えですか。
 

委 員長:これも今日の議論ですので、委員会の前にあまり私の見解を立ち入って述べてしまうとどうかと思います。今申し上げましたように、再建計画がどのくらい確実性があるかによって国民負担の軽減化ができるのかどうか、やはり天秤に掛けなければならない要素があるわけです。

 

 問:そごうの問題ですが、新生銀行はそごうの準メイン銀行でそこが債権を預保に移したいということは、そごうの再建は非常に難しいと、今後二次ロス、三次ロスが出る可能性があるからこそ、債権を預保に売りたいという判断だと思うのですが、しかし預保は再建できると、二次ロス、三次ロスは生じないと、そういう判断を預保がした場合に、準メイン行が再建が難しいと判断しているのに預保が再建可能だと判断するのは矛盾しているのではないかと思うのですが。
 

委 員長:新生銀行がどういうご判断で解除権を行使されたかは私は申し上げる立場にありません。それは新生銀行のほうに聞いてください。我々としては契約に定められた瑕疵担保条項の条件が成就して解除権を行使されたことが、適正なものであればそれを受けてどう判断するかということです。

 

 問:素朴な疑問として、なぜそごうが救済に値するのかについてはどうお考えですか。
 

委 員長:素朴な疑問としてそういうお考えがあることは分りますが、我々としては法の枠内で、法はできるだけ処理コストを少なくして、国民負担を少なくすることを要求しているわけですから、そのことを考えなければなりません。それと同時に先ほどのように債権放棄に応ずる場合の基準を固めているわけですから、その基準に該当するかどうか、こういう判断をしながら決定するということだろうと思います。

 

 問:今後もそういう基準に該当するものがあれば、同じような措置を取っていくということですか。
 

委 員長:今後どういうものが出てくるか分りませんが、今から先まで全部見てお答えするわけにはいきません。

 

 問:二次ロスの話としては、昨年から議論があるわけですが、今大臣は素朴な疑問としては分るがと仰いましたが、大臣は個人的には二次ロスの問題についてはどうお考えですか。
 

委 員長:この議論を今します時に使い分けて「個人的にはこう思うとか」「閣僚としてはこう思うとか」は答え難いですから、私は今は再生委員長としてお答えするということです。

 

 問:素朴な疑問としては分るということは。
 

委 員長:素朴な疑問として、そういうご疑念が存在するということは、先ほどのご質問の方だけではなくあるだろうと思います。

( 以 上 )

------------------------------------------------------------------------
MENUへ
HOMEへ戻る

 次へ  前へ



フォローアップ:



 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。