米大手格付会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は20日、松下電器産業の格付けを「Aプラス」から「A」に1段階引き下げると発表した。今後の見通しは「安定的」だと表明している。
国内で家電製品の需要が低迷する中、収益力の回復は松下の予想を上回る時間が掛かるだろうと判断したため。しかし、松下にはは高い研究開発力があり、今後リストラによる事業効率もいくぶん改善すると見通している。今後の課題として「デジタル家電、デバイス(部品)、白物家電など、主力事業で、より明確な成長戦略を打ち出す必要がある」と結論付けている。【吉田慎一】
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