来日中の戴相竜中国人民銀行行長(総裁)は28日、都内で講演と記者会見を行い、日銀と同日調印した通貨スワップ協定に関し、「協定を起点に、中日の金融協力を新たな段階に引き上げたい」との期待を表明した。今後、両行間で緊密な金融協議の仕組みを確立した上で、金融政策にかかわる重要情報を迅速に通知し合うことや、監督当局間で不良債権処理などに絡む情報交換を進めることなど、相互交流強化を図っていく考えを示した。
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