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減税論の足並み揃わず−諮問会議・与党が先行、政府・自民税調は慎重 東京 4月13日(ブルームバーグ) 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 4 月 14 日 22:02:40:

経済活性化に向けた税制政策をめぐって政府・与党間の足並みのばらつきが目立ち始めた。投資減税を中心に政策減税の早期導入を掲げる経済財政諮問会議と自民・公明・保守の与党3党。一方で、自民党税制調査会は、デフレ対策としての税制改正の効果に否定的な考えを明らかにしており、年度途中の改正にも消極的だ。財務省が事務局を務める政府税制調査会も、慎重姿勢を示している。6月には、諮問会議が税制の在り方の基本方針をまとめる。小泉純一郎首相は、そのうえで減税策などについて「判断する」との考えを示しているが、三者三様の駆け引きが続きそうだ。

百花繚乱の減税策

諮問会議や与党が相次いでまとめた税制改正案は、百花繚(りょう)乱の内容だ。諮問会議の民間議員が3月30日に提案した「税制改正の論点整理」では、2002年度から2003年度を経済の活力を優先した減税や税制改革を行う「集中調整期間」と設定。歳出削減はじめ特殊法人・社会保障・地方財政の構造改革によって捻出された財源をもとにした「改革還元型減税」と銘打って「財政中立」を目指す。

具体策としては、平沼赳夫経産相が、1)地方税を含めた法人所得課税の見直し、2)研究費の増加額の一定割合を税額控除する研究開発促進税制(現行の控除率15%)の拡大、3)情報技術(IT)分野など新市場創造につながる投資促進税制の検討、4)事業再編を促進する関連税制−−の4項目をたたき台として提案している。

一方、与党は2日に発表したデフレ対策の第2次案で、1)研究開発での税制支援措置など投資促進税の拡充、2)相続税と贈与税の一体化による課税の平準化、3)住宅取得に関連した贈与税の特例拡大など、住宅投資促進のための税制優遇措置、4)土地流動化を図るための土地譲渡益課税の引き下げ(現行26%→20%)−−などを提案。「早急に検討・実施されることを強く要求する」としている。

首相の思惑

小泉首相は「議論をしていくうちに自然に落ち着くところに落ち着く」と、静観の構えを見せているが、根底にあるのは中長期的な抜本改正。「景気が上向くよう(景気刺激型の)税制改正もあってしかるべし」とする自民党の山崎拓幹事長も、「首相は抜本的な税制改正にこだわっており、目先の景気刺激型の短期的な税制改正を好んでいない」と明言する。

党税調も「性急な」税制論議に不快感を露わにしている。党税調幹部の1人は、具体的な税制改正の議論は党税調の得意分野だと述べ、諮問会議や与党からの相次ぐ提案に迷惑顔だ。特に諮問会議に対しては、局所的な対症療法を模索しているが、求められていたのは税制の基本論の検討と指摘し、期待していた内容と違うと批判。諮問会議と相反する決定をすることもある」と、党税調の「プライド」を振りかざしている。

政府税調も「デフレ対策の主軸となる税制改正はない」とのスタンスだ。諮問会議に押される形で、経済活性化策としての税制について検討する姿勢を見せたが、議論は進んでいない。諮問会議について、石弘光会長も「あまり(税制改正の)詳細設計を打ち上げられても困る。それでもって諮問会議の機関決定とも思わない。そういうものが世に出てくることで議論をかく乱させる」と批判。諮問会議の議論で「減税先行」の方針が固まったわけではないと強調する。

難題は財源問題や実施時期

事実、肝心の財源問題や実施時期となると難題続出だ。諮問会議が期待をかける歳出削減の規模は未知数。政府税調の石会長は、「歳出カットや構造改革に伴う歳出面での改善によってできた財源を目当てにして減税を行うのは非常に難しい。政府税調としてはこの議論には乗らない」と反対の姿勢を鮮明にしている。

自民党デフレ対策特命委員会委員長を兼務する相沢英之党税調会長は、デフレ対策としての税制改正の必要性を訴える党税調内でも「異色の存在」。その相沢氏も「先行減税を実施するなら、新規国債発行30兆円枠を頑(かたく)なに出ないままでは実行できない」と言う。

早期税制改正の可能性についても、相沢会長は、会期末が6月19日となっている今国会の会期が延長されるかどうかにかかっているとする。会期が延期されない場合は「直ちに法案をまとめて提出するのは物理的に難しい」とし、秋にも予定される臨時国会に託されることになるとの見通しを示した。

先の党税調幹部は、今年度中に改正しても実施時期は早くても来年1月になるとして、「即効性のなさ」を指摘。あくまでも2003年度税制改正の議論を待つとの姿勢を示している。周辺で減税論議が高まる一方で、態度を硬化させる党税調。その重い腰は、年末までにはなかなか上がりそうにない。期待に反して減税実現への道のりは遠いようだ。

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