＜コメルツ銀行・外国資金為替部部長　村松良平氏＞

日本国内の要因は、特に為替市場では限定的だ。現在の為替市場で、徐々に問題になっているのは、米経常赤字だ。海外では米経常赤字が懸念される一方で、米経常赤字は日本ではほとんど注目されていない。ユーロが対ドルで回復基調になるなど海外では、ドルの過大評価が適正水準に戻る形だ。
ただ、現状は、今までのドルへの過大評価が正常化するのであって、根本には米景気回復基調があり、それほど米景気に対して悲観的になる必要はない。とりあえずは１２５―１３０円レンジを形成しつつある。

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