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花粉症について(免疫について知ろう) 投稿者 ROM潜 伊−HEXA号 日時 2002 年 3 月 24 日 16:21:15:

花粉症で悩んでいる人が多いと聞きます。
治療法は後述するとして、原因を追求します。
結果から言うと「腸」の病気?になるのかなあ?

さて、ここに来られる方はだいたい情報通だと思うので、書かなくてもいいか、と思っていたんですが、知ってる方は読まなきゃ良いだけの話ですんで初心者でもわかるんじゃないか、ぐらいに書いていきます。

「アレルギーと免疫」
花粉症はアレルギーの一種です。
ところで、アレルギーってなんでしょうねえ?
アレルギーは免疫がターゲットを誤認識している状態だと考えられています。
 ということで、免疫機能の説明から始めます。
免疫機能は生体の防御反応で、「非自己」と認識した物を排除しようとする機能です。
体内あるいは皮膚に接触したものを非自己と認識した際に「抗体」という免疫グロブリン(たんぱく質:種類は後述、グロブリンてばガサラキにも出てきましたね)が「非自己」である「抗原」に結び付いて攻撃します。(ま、それだけじゃないんですけど)
この「自己ー非自己」認識はマクロファージ(大食細胞)という細胞が異物を食べて消化した際にその異物の情報を流す他に、その情報を受けたリンパ球(T)がHLA(主要組織適含分子:第6染色体上にある*1)を認識していることがわかってきました。
この「自己ー非自己」認識になんらかの問題があるのがアレルギーといわれる症状です。アレルギーには4種類あります。*2
 さて、リンパ球(T)から指示を受けてリンパ球(B)は抗体(免疫グロブリン)を分泌しますが、分類すると次のようになります。

lg A : 涙、唾液、鼻汁、消化液、尿、乳汁などに多く含まれる。微生物や異物が粘膜を通りぬけるのを防ぐ。(花粉症の鼻汁ですねえ)
lg D : 謎の免疫グロブリン(鬼ではなく、リンパ球(B)に関係しているらしい)
lg E : 肥満細胞に取り付いてヒスタミン、ロイコトリエン(痒〜いの*3)を遊離する。
lg G : 血清中に含まれ、微生物や毒を無毒化する。
lg M : 最初に作られる。


「花粉症と寄生虫」
これを言い出したのは、千葉大の先生で、以下が其のサイト。
http://www.m.chiba-u.ac.jp/info/info_1_9.html

要約すると・・・
寄生虫あるいは寄生体(腸内菌など)の生き方。
宿主の防御反応より強いと・・・宿主が死ぬ→自分も死ぬ。そりゃマズイ
宿主の防御反応より弱いと・・・自分が死ぬ→それもマズイ
だから、宿主と仲良くする。つまり、共存共栄の精神を学んだ。
激しい症状を起こす病原体は生き物として未熟ということ。(米国政府は寄生虫を見習え!(w)
で、寄生虫を抱えた免疫反応情報はHLAに保存され遺伝する→しかし、寄生虫がいないので免疫(奇生虫抗原刺激)がスギ花粉にヤツ当たりする!→スギ花粉症になる。
ヨーグルト(菌入り)は花粉症に効くわけがおわかりいただけましたか?


「免疫機能とビタミンD」
ビタミンDって知ってますか?これは食物から採るのではなく、「日光が体内に作る」ビタミンなんです。
しかも、肝臓や腎臓で代謝されて「初めて」機能します。
一般にはカルシウム代謝を促す、として認知されています。
ところが、このビタミンDの前駆体(変身前、今風だと進化前?)、免疫系細胞群の殆どにあることがわかりました。さらに、免疫機能を強ければ抑制、弱ければ促進という調整作用があるということです。つまり、アレルギーを起きにくくするわけですねえ。
潜水艦の乗務員で調べたところによると、ビタミンDを含む食品を取っているにも関わらず、血中のビタミンDは減少するんだそうですよ。
ヲタクの皆さ〜ん、日光を浴びましょう。(パンツぐらいははきましょう。(w)


「アレルギー反応と心の関係」
アレルギー反応は、心と体の境界にある病気?とも言えます。
抗原認識が心にも関係しているそうです。
例えば、ストレスを常に感じている人がストレスの原因が取り除かれたとたんにアレルギーが治ってしまったとか。
バラにアレルギーがある人は「造花」を見ただけで反応があるとか。
こういったことにはリラクゼイション法が効果ありとのこと。
 また、たんぱく質の過剰摂取は過剰な免疫機能を刺激するそうです。
成人に必要な1日当たりのたんぱく質はわずか60g!ベーコンエッグだけでOKってことですね。
残ったたんぱく質は燃えますが、灰がでます。それ(尿素)を排除するのにエネルギーや水分が余計に要り、体も弱ると・・・(でんぷん質と野菜が体に良い理由)

なによりも抗原と仲良くするという精神が!重要!だそうですよ!

ということで、抗ヒスタミン剤を飲んでもムダです。抑えるだけ反応が過剰になり、さらに症状が悪くなるだけです。


「珍論 : 花粉症は自然界の免疫反応だ!」
これは、自分が思いついたものでネタ程度に認識してください。

生体と同じように生体の集合体である森などの自然界が、免疫を持っていたら?
自然界が人間を異物とみなして排除しているようにも思えます。私達は抗原であり、花粉は抗体やキラー細胞なんでしょう。
ということで、花粉症に悩む皆さんは、これからは食事のまえに大地の恵みに感謝を込めて

「いただきます」

と唱えましょう。
皆さんの採る食物は大変小さな多くの生体の犠牲の上に成り立っており、それらを採ることは多くの生体を「代表して」生きるということになりますよね?
人生をムダに生きるということは、それらの多くの生体への侮辱以外の何物でもありません。
立派なことをする必要はありません。背伸びせずにやれることからやりましょう。

生きていることが楽しいと思えるなら、なおさら食べることに感謝しましょう。
そうやって自然界の一員として迎えられるように努力するのが正しい?花粉症治療かもしれませんね。


1:HLA : 骨髄移植に関係します。自分と同じ型の人は滅多にいません。
http://www.marrow.or.jp/NWJ97/bank-hla.html

*2:アレルギーの種類 
http://www.nsknet.or.jp/~katoh/4types.html

*3:ヒスタミン、ロイコトリエン
http://www.nsknet.or.jp/~katoh/immediate.html

参考文献
別冊:可視総合光線療法 「理論と治験」 黒田 一明 著  財団法人 光線研究所 刊

ナチュラル・メディスン アンドルー・ワイル 著 春秋社

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