★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
ひまわり5号、燃料残りわずか 気象観測綱渡り続く 投稿者 ひわまり 日時 2002 年 9 月 08 日 18:10:12:

ひまわり5号、燃料残りわずか 気象観測綱渡り続く

 設計寿命を超えた気象衛星「ひまわり5号」の代役となる米国の予備衛星の利用計画が、気象庁
で固まった。来年初めに東太平洋上空から西への移動を始め、3月末からパプアニューギニア付近
上空に到着して、ひまわりの不調に備える。すでにひまわりは一部の観測をやめ、位置修正用の燃
料も残り少なくなった。米国の衛星も設計寿命を超えており、後継機の打ち上げまで、衛星観測は
綱渡りが続く。

 計画では、ひまわりの東側赤道上空に米国の衛星「GOES9号」を待機させる。ひまわりが撮
影できなくなったら、その場所で撮影を始め、ひまわりは各国に画像を送るための通信衛星として
利用する。

 00年3月に設計寿命を過ぎたひまわり5号は、後継の予定だった運輸多目的衛星(MTSA
T)が99年11月にロケット打ち上げに失敗したため、利用が続いている。新MTSATは来夏
の打ち上げ予定で、使えるようになるのは03年末。それまで、ひまわり5号かGOESで観測を
続けなければならない。

 ひまわり5号の残り燃料は5〜6キロ。東西方向の位置修正や姿勢の制御に年間1キロ必要なほ
か、後継のMTSATに場所を譲り、軌道を離脱させるために4キロ必要なため、余裕はあまりな
い。このため、燃料を多く使う南北の位置修正はやめ、赤道上空で「8」の字を描いて飛行してい
る。アンテナの方向が合わず、受信映像の画質が落ちるなどの影響も一部に出ている。

 GOES9号も問題を抱える。打ち上げは95年5月で、米国が運用を終え、東太平洋上空で待
機していた。ひまわりより大型のため、燃料に余裕はあるのが救いだが、00年5月に設計寿命の
5年を過ぎている。

 GOESの準備ができる前にひまわりが壊れたり、両方が使えない状態になった場合は、地球を
南北に回っている米極軌道衛星「NOAA」の映像が使える。だが、6時間に1回の撮影しかでき
ないといい、観測回数が大幅に減り、台風の観測などに支障が出る恐れがあるという。

 気象庁の気象衛星室は「綱渡りだが、観測は継続できると思っている」と話している。

http://www.asahi.com/national/update/0908/022.html

 次へ  前へ



フォローアップ:



 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。