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 北のマツタケ、官僚や記者に配られてた
       「適切に処理」は胃袋で?
        日朝首脳会談の際、金正日総書記から小泉純一郎首相に贈られた大量のマツタ
       ケの一部が「政府関係者や政治記者数人に配られていた」という仰天情報が永田
       町を駆け巡っている。事実とすれば、政府側のマツタケの取り扱いとともに、国
       家テロである日本人拉致の当事者からの土産を受け取った官僚や記者のモラルが
       問われそうだ。
        「先週末、複数の政府関係者が渋々と金総書記のお土産がマツタケであり、首
       相側近の飯島勲首相秘書官が『適切に処理した』と認めたが、一部が政府関係者
       や政治記者に渡っていたらしい」
こう語るのは、永田町事情通である。
        この情報は連休中から流れ始め、特に政治記者の件については「マツタケを受け取ったとされるのは5人。新聞
       社3人にテレビ局2人のようだ」(官邸周辺)などと具体名まで語られている。
        政府首脳や自民党幹部の夜回り取材先でも、記者同士が「本当か?」「大変だ」とヒソヒソ話を交わしていると
       いう。
        マツタケは首脳会談が行われた9月17日、帰国直前に政府専用機に積み込まれた。箱の外側にはマツタケの絵
       とハングル文字が書かれていたといい、民放テレビが翌日夕方のニュースで放送して表面化した。
        週刊現代(10月12日号)は「小泉に金正日がマツタケ300箱」「1、2万円は下らない」と報じ、拉致被
       害者家族の「買収されたんか。(拉致について)言いたいことも、言えなくなってしまう」との怒りのコメントを
       掲載した。
        こうしたなか、テレビ朝日系「やじうまプラス」が19日朝、このマツタケ問題を取り上げた際、コメンテータ
       ーで出演していた毎日新聞の村田昭夫メディア企画室室長は「私の知人が(マツタケを)受け取っている」と発言
       して、スタジオが騒然となった。
        夕刊フジの取材に対し、村田氏は「私が(受け取ったと)知っているのは広い意味で政府関係者。役人です。
       『適切に処理』というのは、胃袋の中で処理したという意味でしょう。(生鮮食料品だから配っても)おかしくは
       ない。300箱だから単純計算で1箱1人で300人。絶対に秘密がバレない人物に配ったのでしょう」と語る。
        だが、北朝鮮が日本人拉致を認め、真偽はともかく、「被害者8人死亡」という当初の衝撃的事実を知ったうえ
       で、「政治記者として受け取っていいと思うか?」との問いには、「個人の意識の問題。私ならば受け取らない」
       と語った。
首相官邸報道課では今回の指摘について、「分からないので、答えられない」としている。
        10日の衆院外務委員会でマツタケ問題を追及した民主党の木下厚衆院議員は「もし事実ならば許し難い話だ。
       どういう理由で受け取ったのか。政治記者としての最低限のモラルにもとる。これで拉致事件の事実追及ができる
       のとは思えない」と厳しく批判している。
http://www.zakzak.co.jp/top/t-2002_10/3t2002101605.html
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。