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本日（３・２０）午前ＮＨＫ衛星１で放送された「フランスＦ２ニュース」は、イスラエルのＴＶ局がラマラとベツレヘムのパレスチナ難民キャンプで展開した作戦の様子を検閲なしで放送したことで、イスラエル軍のやり方がイスラエル国民から顰蹙を買い、それに怒ったイスラエル軍が今後すべてのＴＶ局の同行取材を禁止する措置に出たと報じた。
「Ｆ２ニュース」は、すべてか一部かわからないが、問題のルポ映像を流した。
● ラマラ近郊の難民キャンプで作戦を展開する前に装甲車輌内で指揮官が指示を出している映像
指示内容：住民が家に入ることを拒んだら、ハンマーで打ち破るか爆破すること
● ある家の玄関先の映像（世帯主・娘・息子が順次映像に現れる）
説明：ある家では、爆破でドアを開けたため、そこの母親が重傷を負った。
世帯主が現れ、「救急車の通行許可をとるために時間がかかった」と釈明、娘（１０歳くらいでスキー帽を被ったとってもかわいくきれいな子）が泣き顔で映し出される。しばらくして隣に息子（妹とそれほど変わらない年齢に見える）が映し出される。
説明：娘が涙をこらえていると、兄が外国人の前では毅然としなければならないと叱る。母親はのちに死亡した。
● 女性がイスラエル軍兵士に向かっている映像
説明：別の家で、パレスチナの女性がイスラエル軍兵士に「壁を壊さないで」と懇願している。
壁に人が少し身をかがめて通れるくらいの穴が開いている映像
説明」銃を撃ちながら身を守り、家から家へと移動するのがイスラエル兵の戦い方なので、壁が壊された。
※ 先週土曜日に放送された「ＡＢＣワールドニュース」は、このような壁穴をパレスチナ人が開けたと報じていた。
● ある家の室内の映像→押入のようなところからものが引っぱり出され落とされる映像→家族らしき人たちが集まっている映像
説明：家が１軒１軒しらみ潰しに調べられていく。イスラエル軍の指揮官が、「無駄に破壊しないようにしろ。全部ひっくり返してもいいぞ。こいつらが後で片づける。ただし、壊すことだけはやってはいかん」と説明する。その家のパレスチナ人は一ヶ所に集められる。そのうちの一人が、ジャーナリストに向かって、「探しても何も見つからない」と言うと、イスラエル兵が「だまれ」と叫ぶ。
● 説明：マスコミ担当の下士官が同行していないので、すべての様子がカメラに収められていく。
＜イスラエル軍兵士の一人がソファーに座っている映像＞
説明：２０歳の徴集兵の動きも見逃さない。徴集兵が「自分のしていることが何なのかさっぱりわかりません」と言うと、「君も参加しているんだろう？」と取材者が問いただす。それに対して、「ええ、大人に倣っているだけなんです」と答える。
● このルポ番組の放送が終わった後、イスラエル軍は、あのような兵士は彼一人だけだとムキになって釈明した。
● このルポ番組の内容はイスラエル国民に顰蹙を買い、この後、全ＴＶ局に対して、イスラエル軍への同行取材が禁止された。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。