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この状態が続けば、チェチェンやサラエボがくり返されるでしょう 投稿者 通りすがれない 日時 2002 年 5 月 01 日 12:45:34:

広島修道大学の岡本三夫教授(平和学)が、パレスチナのこどもの様子をメールで送ってきましたので、転送いたします。
 (出典:国際非暴力平和隊ML)

(転送ここから)
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サカクニ・カルチャーセンターの所長のメッセージで、3月31日の状況を伝えるものです。

すべてのみなさん私はラマラのカリル・サカキニ・カチャーセンターの所長です。私は今、自宅に閉じ込められており、私たちのメッセージを伝え、広めてくれるようお願いするために、このメールを友人のジャーナリストやその他の人たちに送っています。

このメッセージが哀れみや祈りや献金を集めるためのチェーン・メールのネタになるのでなく、行動の呼びかけになることを希望しています。私たちは私たちのできる範囲で抵し、しっかりと耐えています。

 世界のみなさんにも、私たちの共通のヒューマニティーの名において、自分の力に応じて、何かをするよう呼びかけます。私たちはアラブ世界で、アメリカ先住民たちの悲劇が私たちの上に繰り返されるのを拒否します。私たちは自由に、平和の中で、尊厳をもって、この地で生きたいのです。

はじめに私が目撃した状況を「ライブ」で伝えます。次に、私たちの外の世界で、メディアやその他の場所で行ってほしい9つのことを提案します。

はじめに、今夜(日曜日)、私たちが聞いたことによると、30人のパレスチナ人の警察官が、ラマラのイルッサル通りに面したビルに避難していたところ、イスラエル軍兵士によって冷酷なやり方で処刑されました。その前には、金曜
日(29日)に5人のパレスチナ政府職員が頭を銃撃されて処刑され、その後、死体は数時間も舗道に放置されました。救急車は目的地へ進むのを阻止され、病院は破壊されるか(アラブケア病院)、銃撃を受けています(ナザル産科病院)。

この状態が続けば、チェチェンやサラエボがくり返されるでしょう。

私自身は、金曜日の朝以降、ラマラとエルビレーの何万人もの住民と同様に、自宅に閉じ込められています。すぐに終わるという展望は全くありません。まる1日、電気が止まっていましたが、神様のおかげで、今日、日曜日には復旧しました。サカキニ・センターの職員の1人は、昨日彼の村(コバール)にイスラエル軍が突入し、財産を破壊し、彼の弟を含む約30人の青年を逮捕し、村から連れ去りました。センターの洗濯係の女性の家はトイレが離れになっていますが、この3日間イスラエル兵が家の入り口に張り付いていて、家から出られないようにしました。今日、長男がトイレに行こうとして外へ出たところ、イスラエル兵が彼を捕まえ、殴りました。教員をしている父親が止めに入ろうとしたところ、イスラエル兵は彼を殴り、逮捕しました。私たちのセンターで木曜日の夜遅く仕事をしていた理事の1人と、そこにいた職員全員が逮捕されました。全員が目隠しされ、手を縛られ、16時間にわたって1つの部屋に監禁されました。イスラエル兵たちはオフィスの備品を壊し、コンピューターのハー
ドディスクを盗みました。イスラエル兵たちが次の獲物を追って立ち去った後、この職員たちは自力で手錠を外しました。

私の従兄弟と彼の妻と3人の子供たち(まだ10歳以下です)は、金曜日以降電話も電気も使えません。消息が心配す。私の隣人の70歳になる父親はアラファト議長の官邸の近くに住んでいます。イスラエル兵は金曜日にこの父親
の家に押し入り、ライフルの台尻で手当たり次第に破壊し(テレビ、流し、家具など)、挙句に現金を盗みました。イスラエル兵が銀行、両替所、宝石店に押し入り、現金や宝石を盗んでいるという報告があります。

ラマラの旧市街エルビレーでは、彼らは土曜日に、16歳から45歳の男に出頭を命じ、グループに分けた後、150人の若い男たちを逮捕しました。

町で唯一の民間のローカルテレビ局であるワタンTVは、ニュースや生活のアドバイスを放送していましたが、金曜日にイスラエル軍によって占拠され、今はポルノ・フィルムを放送しています。今日、ジャーナリストたちにラマラからの退去命令が出されました。

次は誰がイスラエル軍の家宅捜索を受けるのかが、いたるところで話題になっています。私にとって--多くの人も同じでしょうが--危険が身近に起こっているときは助けを求めて叫ぶのが人間の本能です。

私たちが行ってきたことは、次のことです。利用できる手段を利用して、私たちは近隣諸国のたくさんの政府高官に電話をかけて、助けを求め、国際社会に圧力をかけるよう訴えました。また、この手紙のように、メディアへも私たちの訴えを送りました。

以下は9つの控えめな、あるいは理想論的な提案と要請です。


1●これは長期にわたる包囲攻撃です。どうか私たちの声が聞き届けられ、継続的に行動が取られるよう圧力をかけつづけてください。

2●センターの管理・財政担当のマナル・イッサさんがまわりの子供たち10人から、包囲下での生活についての証言と、図画を集めました。この証言(アラビア語)は彼女から直接に入手できます(issamanal@yahoo.com に連絡してください)。

私は明日、これを英語に翻訳して配布します。このメールを直接または転送によって受け取った方は、ぜひこの証言を入手して、できる限り広く知らせてください。

3●国際社会と政府に対して、私たちへの包囲攻撃を止めさせるために圧力をかけるよう要請してください。米国の大統領・副大統領に毎日数万通のメールを送ることが必要です。

 宛先は president@whitehouse.gov (大統領)と      
 vice.president@whitehouse.gov (副大統領)です。

4●それができない場合は、米国の大手メディアに、この包囲攻撃について投書してください。

5●毎日、イスラエル大使館前でデモを行うことが必要です。

6●アラブのアーチストから欧米のアーチストへ、政府に包囲攻撃の中止を求めるためのコンサート、デモ、よびかけを要請することが必要です。

7●欧米のアーチストが、私たちへの包囲攻撃の中止を呼びかけるイベントに参加することが必要です。

8●報道・出版関係の仕事をしている方は、毎日または毎週のニュースの中に、この包囲攻撃についてのニュース、弾圧と包囲攻撃に関する証言、子供たちの証言、病院の状況の報告のための欄を続けてください。

9●医療の悲惨な状況は、ラマラー病院に電話をして、院長のアタリ博士か、同病院に常駐している保健副大臣のムンテル・シャリフ博士と話すことで、つぶさにおわかりになるでしょう(972 2 2 298 2220)。

10●あなた方から、行動の提案を送ってください。あなた方の行動をより効果的なものにするために私たちにできることがあれば知らせてください。

マハラク・クラブ、バーレーンTV、ドバイの Nadwat al Thaqafa がすでに私たちから取材してくれました。感謝します。
すべてのみなさんに感謝します。
みなさんからのメッセージを待っています。
Adila Laidi.

(転送ここまで)

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