★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
[印パ緊張]「危機回避へ責任の自覚求めたい」(5月25日付・読売社説) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 25 日 21:04:54:

(回答先: パキスタンのミサイル発射に外務報道官が遺憾の意〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 25 日 21:03:01)

極めて憂慮すべき事態と考えざるを得ない。
双方の感情の高ぶり、相互不信の応酬は、もはや暴発の臨界点直前の感さえある。どちらも自ら出口をふさいでしまうようなことにならないよう、冷静さを取り戻し、最大限の自制を強く求めたい。
紋切り型の警告であるとしても、インドとパキスタンに対し、とりあえず、こう訴えたいのは、カシミール紛争を巡る両国の軍事的なにらみ合いが、極度に緊張を高めているからだ。
紛争の現場の国境線周辺には、両国軍兵士合わせて百万前後が展開し、臨戦態勢を固めている。断続的な交戦も続き、全面対決へ一触即発の状況だ。
事態悪化の背景には、国際的な反テロの大義やインド、パキスタンの政治動向の変化が複雑にからむ。
パキスタンのムシャラフ政権は、米国のアフガニスタンでの反テロ戦争に全面協力し、国内のイスラム過激派の取り締まり強化も約束した。過激派を育て、政治的に利用してきたそれまでの路線からの大転換で、これにより国際社会からの支援も確保した。
政権の延命を図るお手盛りの国民投票も断行したが、過激派は反発し政権を揺さぶるテロ攻勢に転じている。
過激派はインド国会襲撃の自爆テロやカシミールでのインド軍駐屯地へのテロ作戦を敢行している。これが、反テロの国際世論も背にしたインド側の怒りを呼び、火に油を注いでいる。
インドのバジパイ政権が、この挑発に我慢できる余裕をなくしつつあることも見逃せない。国内のイスラム教徒とヒンズー教徒の衝突激化や、主要州の地方選での政権与党の相次ぐ敗退などで、求心力の低下に見舞われているからだ。
今回の緊張の最も危険な要素は、両国首脳がコーナーに追い詰められて、全面対決の選択をしかねないことである。
バジパイ首相は前線を訪問し、「決戦の時を迎えた」と開戦の決意ともとれる強硬な立場を示しているが、政治的ポーズ以上のものだろう。後戻りするには相手のそれなりの対応が必要となる。
それでなくとも、独立以来の歴史的対立の火種であるカシミール紛争は、両国がナショナリズムをかき立てる最大の政治テーマである。これまでも事態は何度も危険水域に入り込んできた。
しかし、核保有国となった両国のこの紛争はいまや地域問題ではすまない。米国など国際社会は偶発核戦争の危機を回避する調停工作に乗り出そうとしているが、悪夢に迷い込まないよう、当事者の十分な自覚と対話努力が肝要だ。
(5月25日08:54)

 次へ  前へ



フォローアップ:



 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。