★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
“ダーティーボム特需”に心中複雑(ZDNN2002年6月14日) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 14 日 21:39:19:

“ダーティーボム特需”に心中複雑

米国では、被ばく薬に加え、ガイガーカウンター、さらには3200ドルの核シェルターまで、ネットで飛ぶように売れている。
一部の米オンライン小売業者は今、「恐怖でモノが売れる」という事実を目の当たりにしている。
ここ数日、放射線被ばく作用を和らげる米食品医薬品局(FDA)認可薬、ヨウ化カリウムを売る少数の小さな会社に、売上の急増がもたらされている。「ダーティーボム(汚い爆弾)」を爆発させて放射性物質をまき散らそうとするテロの計画を米司法省が阻止したという報道を受け、個人や政府機関が、この薬剤を大量購入しようとインターネットに押し寄せた。
「ダーティーボムの一件が伝えられた月曜日(6月10日)から、(売上が)約1000倍に増えた」とNukePills.comの創業者、Troy Jones氏。「放射能による惨事など、断じてこの国にあってはならないと思う。ヨウ化カリウムに需要が押し寄せるという推測だけは付くからだ」
テロへの関心の高まり、そしてダーティーボムによる大都市攻撃を企てたとされるアルカイダ工作員の容疑者が米司法省によって逮捕されたというニュースから、放射能爆弾から身を守らなければという人々の恐怖心がかき立てられ、これに対応する形で小規模な産業が形成されている。昨年9月11日の同時多発テロの直後、米国内の原子力発電所のセキュリティに対する懸念が浮上したことも、被ばく対策の薬剤/設備の売上急増の一因となっている。
ヨウ化カリウムは、錠剤で服用する。多くのがんの原因となり得る放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれるのを防ぐ。放射性ヨウ素は、原子力発電所の炉心溶融や、放射能攻撃が起きたりすると、一定の気象条件の下では、数百マイルに拡散するほど長い寿命を持つ。
もっともヨウ化カリウムは、放射性ヨウ素から身を守るのには有効だが、かなりの幅がある放射能攻撃のすべてに対処できるわけでは全くない。例えば、ガンマ放射線の危険性にさらされている人は、ヨウ化カリウムでは守れない。
米原子力規制委員会(NRC)は昨年1月、原子力発電所の半径10マイル以内に居住する人々を守る対策の一環として、ヨウ化カリウムの支給を検討するよう各州に要請した。これまでNRCの要請に応じたのは、原子力発電所が存在する34州のうち14州のみ。この中で一番最近要請に応じたのはカリフォルニア州だ。
NukePillsのJones氏をはじめとする薬品販売業者は、テロ攻撃が起きていたかもしれないというニュースが原因で、ヨウ化カリウムのオンライン販売が急増するのを目の当たりにした。Jones氏によると、10日にダーティーボムを使ったテロの企てが明るみに出てからというもの、オンラインでの注文が1日20時間にわたり、20秒に1件の割合で入ってくるようになったとしている。
ほかにも、放射能攻撃が実際に起きてしまった場合、その後に必要となる製品を扱う小さな会社が、オンライン売上の急増を体験している。
昨春、KI4U.comを運営するShane Conner氏は、12台のトラクターを借り入れ、テキサス州フォートワースの連邦補給庫に眠っていた12万本のガイガーカウンターを運び出した。ガイガーカウンターは、空気中の放射性物質の量を測定する装置。
Conner氏は、米連邦緊急事態管理局(FEMA)の元技術者を数人雇い、ガイガーカウンターの目盛りの再調整と、ちゃんと使えるかどうかの確認を行った。同時多発テロが起きてからというもの、同氏の賭けは期待通りの成果をあげている。KI4U.comの各種製品の中でも、ガイガーカウンターは特にオンライン売上が伸びている。
「商品を出すそばから売れていくことに興奮している。だが私にも子供がいる。ガイガーカウンターが長い間ほこりをかぶったまま、棚の上で眠っていてくれればいいのだが」(同氏)
冷戦時代の「遺物」に思える核シェルターも復活しつつある。「核災害に備えるツール」がキャッチフレーズのTwo Tigers Radiologicalでは、価格3200ドルの核シェルターが週に5〜7台ずつ売れている。同時多発テロの直後並みの販売量の急増だ。
Two Tigers Radiologicalの創業者、Steven Aukstakalnis氏によると、昨今のダーティーボム攻撃に対する人々の恐怖心は、同社の売上だけでなく、同社サイトの総合情報ページへのトラフィックも押し上げている。Aukstakalnis氏は、同社サイトを、核または放射能による攻撃についての人々の疑問に答える本格的な情報ハブに変えた。同社サイトのトップページには、Homeland Security Advisory Systemによる色分けされた地図や、米国内のテロ警告、放射能や核の攻撃に関する情報データベースが掲載されている。
このサイトには、核攻撃や原発事故が起きた場合はどうすべきかのQ&Aコーナーもある。Q&Aには、「核爆発、熱パルス効果とは何か?」「どのくらいの爆風や圧力を受けると死に至るのか?」といった質問が出ている。回答には、図が添えられている。
Aukstakalnis氏のような起業家にとって、現在の状況は、快感でもあり苦痛でもある。ビジネスは、これ以上ないといっていいほどうまくいっている。だが不測の事態に備える製品を人々に売るというアイデアには、奇妙な矛盾がつきまとっている。
「個人レベルでは成功してうれしいが、人々が買っている製品を誰も使わないで済むといいと思っている。複雑な心境だ」と同氏。

 次へ  前へ



フォローアップ:



 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。